2010年3月26日(金)付
最終処分場2期完成 24年度から使用開始 大町市高根町の一般廃棄物最終処分場・大町市グリーンパークの第2期工事のしゅん工式は25日、現地で開いた。一般廃棄物の焼却灰や残さ、リサイクルできない瀬戸物くずなどを埋め立て処理し、市民生活から出る廃棄物の最後を引き受ける。 しゅん工式では、市や市議、工事関係者、地元自治会など関係者約40人が参加し、テープカットで無事の施設完成を祝った。 牛越徹市長は「最終処分場は生活環境を保全し快適文化的な生活のための都市基盤として必要。地元の信頼と市民の負託に応え、安全な施設として管理運営に努めたい」とあいさつした。 |
歴史刻んだ園舎別れ 小谷保育園で卒園式 園舎の新築移転にともない、新年度から新たな施設で保育が行われる小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長)で25日、卒園式が行われ、卒園児26人を送り出すとともに、36年間の歴史を刻んだ園舎にも別れを告げた。 卒園式では拍手に迎えられ、卒園児が胸を張って入場。山田園長から卒園証書が手渡されると、見守る会場の保護者や在園児に「ありがとうございました」と大きな声で感謝の言葉を述べた。 卒園児が「いろんなことを経験して保育園でたくさんの思い出ができました。今までたくさんの小谷っ子が卒園した小谷保育園は今日で最後です」と呼びかけ、スライドを使って一人ひとりの園生活の思い出を振り返った。最後には36年間地域の子どもたちをはぐくんだ園舎の画像も大きく映し出された。親子2世代にわたり同園を卒園した保護者もあり、成長した子どもの姿をほほ笑ましく見守るとともに、思い出の詰まった園舎との別れを惜しんでいた。 4月9日には小谷小学校隣接地に新築された新園舎で入園式と落成式が行われる。 |
議長に新村久仁男氏 副議長は白沢富貴子氏 松川村議会は25日、改選後初となる臨時会を開いた。正副議長選が行われ、議長に新村久仁男氏、副議長に白沢富貴子氏を選任した。任期は、申し合わせにより平成24年3月24日までの2年間。議長選は、単記無記名による投票で行われ、新村氏が10票、勝家尊氏が2票を獲得。副議長選は、白沢氏が12票となった。無効票は無かった。新村氏と白沢氏はいずれも議員3期目、ともに新任となる。 新村氏は「議長の推挙を受け、光栄であると同時に重責を痛感。今回の(議員)選挙は無投票当選となったが、議会の果たす役割は重大。世界同時不況のなか、自主財源の確保や福祉、子育て支援、農業振興など、村民のニーズに応えるには、財政の安定と健全化が望まれる。村民の負託に応えられるよう、村の発展を目指したい」と抱負を述べた。 |
渡部選手ソチに意欲 白馬出身 村長に「五輪報告」 バンクーバー冬季五輪に出場した白馬村出身のノルディック複合・渡部暁斗選手(21)は25日、五輪報告で村長室を訪れた。「実力不足を感じたが、今持っている力は全部出せた」とバンクーバー五輪を振り返り、「表彰台にあがるつもりでこれからを取り組みたい」と次回4年後のソチ五輪に向け決意を語った。 大型スクリーンを使うなど地元からの応援に「生まれ育った白馬からの応援は特別なものがあった」と感謝した。 「次は表彰台を」との太田紘煕村長からのエールに渡部選手は力強い返事を返した。 |
大町市9保育園で卒園式 大町市の9保育園で25日、21年度卒園式が一斉に行われ、195人の園児が、園を巣立つ時を迎えた。愛情をそそいでくれた保育士、一緒に遊んだ仲間との別れなどを惜しみながらも新たな一歩を踏み出した。東中原町のもみのき保育園(田中美和子園長・園児36人)では、慣れ親しんだ遊戯室で式典を開いた。緊張した面持ちの卒園児を、在園児や保護者、保育士らがあたたかな拍手で迎え、和やかな雰囲気の中、式が進行した。保育証書授与式では、田中園長が卒園児15人、一人ひとりに「おめでとう」の言葉を送りながらチューリップ一輪とともに手渡した。すっくと立ち、礼儀正しく一礼するようすに、入園当初からの成長がうかがわれた。 |
学校給食で地産地消 生産者と栄養士初検討会 大北地区農業振興推進協議会(宮沢敏文会長)は24日、学校給食へ地元農産物を供給するための検討会を大町市の大町合同庁舎で初めて開いた。大北地域の各学校の栄養士など使う側と、農産物直売所など生産者側が一堂に会して現状の課題を共有し、給食を通した地産地消の実現に向けた第一歩を踏み出した。検討会には、学校栄養職員や市町村の教育委員会、北アルプスもてなしネットワーク会員の農産物直売所やJA大北、大町青果協同組合、農業改良普及センターなどから約30人が参加した。 |
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