2010年4月1日(木)付


候補地選定ルール検討 広域ごみ処理委 施設視察
 北アルプス広域連合のごみ処理施設検討委員会(富所五郎委員長)は30日、管内既存施設の視察と5回目の検討委員会を大町市・白馬村内の施設や白馬村役場で開いた。両地域の施設の違いや現状を確認し、公募や自治体推薦で集まった検討地の公開方法や、ふるいにかける選定のルールの検討を始めた。現在公募している候補地について、現段階で6件の応募が来ていると報告された。選定方法への意見はまだなかったという。集まった候補地案の中身や発表タイミングについて議論した。明らかな除外区域や、私有地を勝手に他薦される懸念が出されたが、「公募した以上はすべて公表した上で、ルールや議論に乗せて除外すべき」など、締め切った時点で候補地名をすべて発表すべきなどの意見があった。 検討地としての適正や防災、生活環境・社会環境などのさまざまな条件を、候補からはずす除外項目とするか、絞り込みに使う評価項目として用いるかなど、選定のルールについて話し合った。法律や物理的条件に触れ建設ができない場所については除外条件に含める方向が強かった。意見を重ね、次回に最終決定する。現地視察は、大町市の環境プラントや最終処分場のグリーンパーク、白馬村の白馬山麓(ろく)環境施設組合の白馬山麓清掃センターを説明を受けながら巡った。大町ではリサイクルセンターで資源ごみを分けた後に焼却ごみを持ち込む一方で、白馬では一括計量した後に施設内で仕分けるなどの違いを目の当たりにした。
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4月の一覧
パソコンで表現多彩 小谷村公民館 春休みの教室
 小谷村公民館が村内の小学生を対象に開催した「春休み子どもパソコン教室」の最終回が30日、同村役場視聴覚室で行われた。多数の子どもたちが参加して、大町市のパソコンスクール「そらる」のスタッフの指導でパソコンの基本的操作を身に付けた。 同教室はウインドウズパソコンに標準装備されている機能を使って、子どもたちの基礎習得を目的としている。ことしは「ペイント」ソフトで絵を描き、パソコンの多彩な表現方法を学んだ。
開幕控えコース整備 マレットゴルフこまくさ会 松川村
 松川村マレットゴルフこまくさ会(須沢貞夫会長)は30日、4月のシーズン開幕に向け、同村高瀬川河川敷マレットゴルフ場を整備した。よりよいプレー環境を目指し、会員約80人がコース周辺で、花の定植やゴミ拾いに汗を流した。会員たちは朝から、くま手やほうきを手に、競技場につながる県道有明−大町線約2`を清掃し、空き缶や瓶を堤防道路ののり面から取り除いていった。村の花のじゅうたん祭りで地上絵に用いられたパンジーやビオラから、700株を譲り受け定植。コースの花壇に、色とりどりの花が並んだ。同会によると、競技場は周辺市町村からも、利用者が訪れ、プレーを楽しんでいるという。利用者に松川の春を満喫してもらおうと、花の定植を行った。
シーズン最後の滑走 白馬五竜でジュニアカップ
 白馬村の白馬五竜スキー場で30日、「第37回白馬五竜サロモンジュニアカップ」スキー大会が開かれた。ジュニアにとって大北地区で開かれる、今シーズン最後の公式大会。県内外から約400人の小学生がエントリー。前日に降雪に恵まれ、この時期としては最高のコンディションのなか、大回転競技でシーズンの最後を飾るにふさわしい熱戦を展開した。
公共施設を禁煙、分煙 「受動防止」厚労省通達受け 北安町村きょうから
 北安曇郡の各町村では4月1日から、受動喫煙防止に向けた厚生労働省の通達を受け、役場などの庁舎内全面禁煙、分煙化を進める。 各自治体では、池田町が町所有の公共施設すべてで順次、施設内を全面禁煙化。松川村は役場内の喫煙所に設置された分煙機や灰皿を撤去し、屋外に喫煙所を設ける。小谷村は密閉された分煙室の設置を進め、4月中に完成を予定している。白馬村が以前から設置している、分煙室と屋外喫煙所の利用を継続するとしている。厚生労働省は受動喫煙に、ぜんそく発作といった呼吸器疾患の誘発、肺がんや循環器疾患の危険性上昇など、健康への悪影響があるとし、2月25日付で全国の自治体などに対応を求める通達を出した。
信大との研究報告 地域ブランド連続講座
 大町市は30日、第9回地域ブランド連続講座として、市と信州大学で取り組んできた地域ブランド共同研究事業の報告会を市役所で開いた。今年度事業のまとめを報告し、次年度に向けた方針を示した。今年度の共同研究は、▽知識習得を目指す「地域ブランド連続講座」、▽インターネットを用いた大町市の認知度調査、▽「B級グルメ」の戦略を使い大町の知名度アップを狙った「黒部ダムカレー」のサポート−の3つに取り組んできた。