2010年4月3日(土)付


大町富士合併し新会社 パワー半導体の市場拡大
 半導体を製造する大町市常盤上一の旧椛蜥ャ富士は1日付で、飯山市の株ム山富士、富山県滑川市の竃k陸富士と合併し、新会社「富士電機パワーセミコンダクタ梶v(栗原俊治社長)を設立。同社大町工場(加藏隆夫工場長)として新たなスタートを切った。
 富士電機グループの事業構造改革の一環で、パワー半導体国内3拠点の3社を統合し、大町工場のほか飯山工場、北陸工場もそれぞれ存続させる。
 合併の背景にはパワー半導体市場の拡大とそれに伴う競争激化があったと見られ、子会社3社の合併により、経営の効率化の加速とともに顧客の要望にタイムリーに応えることもねらいとしている。
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4月の一覧
自生ワサビ花開く 清流の沢に春告げて

 大町市東山の沢に自生するワサビの花が咲き始め、春の訪れを告げている。
 安曇野市のワサビ園などで栽培されているものは、1月ころから花が咲きはじめるが、大町市東山の沢に自生しているものは、雪どけが進む3月下旬ころから咲きはじめる。
春の妖精カタクリ 小谷村 雪どけ里山の斜面に花
 小谷村で「春の妖精」と呼ばれるカタクリの花が咲き始めた。雪どけの里山の斜面では、恥じらうようにうつむいて咲くかれんな花が日を追うごとに増えている。
 カタクリはユリ科の多年草で、花をつける個体になるまで7年以上をかけて成長する。万葉集にも登場したり、かつては球根がかたくり粉の原料として使われるなど古来から日本人の生活と深いかかわりを持ってきたが、乱獲などで現在では希少種となっている。豊かな自然に囲まれた小谷村では、地域の里山など広範囲にカタクリが自生し、同村では昔から雪国に春を告げる花として親しまれている。
 ことしは3月末にまとまった降雪があり、出始めたつぼみも雪の下に。数日好天が続くと、大気のようすをうかがうようにゆっくりと花を開いている。
着用率向上で安全確保 池田南保育園がモデル指定 チャイルドシート

 池田町の南保育園(矢口澄子園長)は今年度、大町署からチャイルドシート使用モデル園に指定された。同署交通課が2日の入園式に合わせ、保護者らに、シートの着用や安全運転を呼び掛けた。
 同園では1年間、同署が園広報を通じた啓発活動などを行い、年3回の着用率調査を実施。保護者の意識向上につなげようと、親子参加の交通安全教室の開催も、検討している。
新しい友達を歓迎 大町市内保育園で入園式

 大町市内の9保育園で2日、一斉に入園式が開かれ、園児服に身を包んだ園児たちが、新しい生活のスタートラインに並んだ。
 平のしらかば保育園(長沢育子園長)では、未満児5人、幼児12人の新入園児を迎え、69人の園児たちが遊戯室で式に臨んだ=写真。大勢の保護者らが見守る中、一つずつ進級したお兄さん・お姉さんたちが元気な歌声や呼びかけで新しい友達を歓迎した。
新しい園児服で期待 白馬村入園式の笑顔

 白馬村のしろうま保育園と白馬幼稚園で2日、入園式があった。
真新しい園児服姿で、保護者に手を取られながら元気良く入園。期待を膨らませながら新たな集団生活の第一歩を踏み出した。
 白馬幼稚園では、年少16人、年中8人の新たな仲間に加わった。入園式で伊藤房光園長は「元気にあいさつでき、たくましく力強く、仲良く遊べる子どもを目標に、園と保護者で子育ての喜びが共有できる保育教育を実践したい」と新スタートに抱負を語り、新入園児たちに「すてきな思い出をつくりましょう」と呼びかけた。