2010年4月4日(日)付


さらに安全対策強化 池田町 交通死亡事故ゼロ1000日
 池田町交通安全対策協議会(会長=勝山隆之町長)は2日、町公民館で開いた。町内で交通死亡事故ゼロ1000日を3月31日に達成し、さらなる事故防止に向け、街頭指導や啓発活動の強化を確認した。協議会には、町や池田松川交通安全協会、町内の事業所や自治会、学校などから約70人が出席。高齢者の事故防止、飲酒運転の根絶、シートベルト着用の徹底などを重点にした今年度の事業計画を決めた。春の交通安全運動(6〜15日)に向け、期間中の街頭指導方法なども確認した。大町署によると、同町の交通事故発生状況は平成21年は発生件数が28件(対前年比6件増)、負傷者が39人(同12人増)となっている。地元住民による事故、夜間や交差点、駐車場内での事故が目立つという。勝山会長は「みなさんの協力で、1000日を達成することができた。子どもからお年寄りまで、安心できる交通環境を町民とともに作り上げていきたい」と話した。
「お花祭り」で住民交流 長性院 釈迦生誕祝う
 大町市南原町の曹洞宗・長性院(藤井俊道住職)で3日、お花祭りが開かれた。甘茶の灌仏(かんぶつ)で釈迦の誕生を祝う地域のお寺の行事に、住民ら約60人が訪れて触れ合った。お花祭りは降誕会(こうたんえ)などとも呼ばれ、「お釈迦さまの誕生にあわせ甘露の雨が降り地に花が咲いた」という言い伝えを元にした行事。参列者たちは仏前で焼香し、花御堂に飾られた幼い釈迦の像に甘茶をかけ、お参りして心を清めた。同院では、地域住民が行事を通して親交を深めることで、町を明るくしようと招いている。第2部では、ハンドベルの「コール和」や、童謡唱歌の会などが参加。「ふるさと大町」や「早春賦」などの演奏や歌を披露し、交流した。
犯罪防止に向けて 安曇野署 少年警察ボラ委嘱
安曇野署は2日、少年警察ボランティアの委嘱式を、同市南穂高のビレッジ安曇野で開いた。住民から選ばれた42人が少年犯罪防止に向け、街頭補導や相談への対応、被害者のサポートなどに取り組んでいく。任期は2年。式では、安曇野署の職員や住民ら約50人が出席し、ボランティアの各ブロック長や役員を選出。活動に関する研修会を開いた。少年指導委員3人と少年警察協助員1人の委嘱も行われた。
安曇野の春を感じる 国営公園堀金・穂高地区 上條さん写真展
 国営アルプスあづみの公園堀金・穂高地区のあづみの学校玄関ホールで6月30日まで、上條光水さんの写真展「安曇野のいろ 春景」が開かれている。青い空と北アルプスの山々、桜のピンク色、新芽が芽吹く鮮やかな緑色などの色彩を84枚の写真で表現した。安曇野各地の景色を一堂に見ることができる。県内を中心に撮影活動をしている写真家であり、そば職人である上條さんが数年来かけて撮りためた春らしい写真を展示。北は白馬村、小谷村から南は塩尻市までの作品を集めた。大町市平青木湖と田園、北アルプスの風景や池田町大峰高原のサクラ、白馬村松川渓谷の新緑と川の雄大さなど、各地の今の季節に合わせた風景が展示されている。同公園では「安曇野のさまざまな春の景色を紹介している。写真を見て現地に足を運んでいただき、安曇野全体を楽しんでもらいたい」と話している。
さまざまなパン並ぶ 池田 伝統のひな市にぎわう
 池田町で3日、伝統行事の「ひな市」が同町2丁目のスペース・ゼロで開かれた。町内の商店や商工会員らが出店。福まきなどのイベントも行われ多くの人出でにぎわった。本来のひな市は、農業や新学期などが始まるこの時期に苗木の市が開かれ、子どもの成長を願って記念樹として植えることなどが行われていた。ことしは町内に増えつつある「パン屋」を町民に知ってもらうきっかけにしようと、各店が一堂に会し会場内でパンを販売した。コッペパンやカレーパン、フランスパンなどさまざまなパンが並び、早速訪れた人たちが好みのパンを選び、買い求めていた。
運動公園トイレ建て替え 多目的広場横に完成
 大町市常盤の運動公園で建設を進めていた多目的広場トイレ改修工事が、このほど完了した。老朽化が進むとともに狭くて使いにくかったこともあり、同広場の利用者らから建て替えを要望する声が高まっていた。新しいトイレは木造平屋建てで、延べ床面積は約40平方b。男性用は小便器が3か所、大便器が和・洋式各1か所、女性用は和式が2か所、洋式が1か所。障がい者用の多目的トイレも備え、西側道路から入り口までのスロープと点字ブロックも設置した。
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