2010年4月16日(金)付


春の大北再び雪景色 農業被害は最小限見込み

 本州近くで発達した低気圧の影響を受けて日本列島が寒気に見舞われた15日朝、一時は春が近づいた大北地方でも雪が降り、再び冬景色に覆われた。全国的には一部に農作物への影響が出ているが、大北地域では遅作りが幸いし、凍みるほどの冷え込みではないため、生産時期に遅れはあるも、収穫に影響はないとみられている。
池田町死亡事故ゼロ1000日 本部長表彰を伝達
 交通死亡事故がない期間1000日を達成した池田町は15日、県知事の村井仁・県交通安全運動推進本部長から表彰された。小須田幸一・同運動推進北安曇地方部長から勝山隆之町長に、町役場で伝達された。町内では平成19年7月6日から、交通死亡事故が発生しておらず、3月31日に節目を達成。池田松川交通安全協会などの、高齢者など交通弱者に重点を置いた啓発活動などが、事故防止に貢献したと見られる。過去には13年4月18日から、19年7月4日までの2268日を達成している。県内23町では、交通死亡事故ゼロ期間が4月4日現在、箕輪町の1299日、小布施町の1273日に次いで、池田町が1004日と3位。勝山隆之町長は「町民の安心のため関係機関と協力し、2000日を目指したい」と喜びを話した。小須田地方部長は「1000日は、関係者の日々の積み重ねの結果。引き続き、尽力してもらいたい」と話した。
新入生おんぶで歓迎 小谷小 迎える会で笑顔
 小谷村の小谷小学校(三ツ井仁校長、児童170人)は15日、「1年生を迎える会」を開き、上級生が26人の新1年生を歓迎した。 新1年生は6年生におんぶされて入場、全校児童の大きな拍手で温かく迎えられた。おんぶという独特の歓迎に新1年生は大喜びで、お兄さん・お姉さんの大きな背中でうれしそうにしていた。6年生が中心となり、自分たちが体験してきた同小の1年間の行事や、学校生活を気持ちよく送るための大切なルールやマナーなどを、楽しい出し物でわかりやすく伝えた。 入学したばかりの1年生にとって、初めての大きな行事とあって、少し緊張の面持ちだった。それでも会が進行するうちに笑顔があふれ、学校生活に対する希望と本格的に学校の一員となった自覚を高めていた。
白馬村 ステッカーとチラシ配布 ごみ適正分別協働で

 ごみ減量化とリサイクルに向けて住民と行政が一体となって取り組んでいる白馬村はこのほど、ごみを適正に分別するためのごみ箱用のステッカーとチラシを作成した。14日から16日まで、アップルランド白馬店、エーコープハピア店、ジャスコ新白馬店の3店舗で「ごみ減量作戦」と題した啓発活動を実施、買い物客や宿泊業者らにステッカーやチラシを配布して協力を呼びかけている。
安心の家歩いて確認 大町北小 初めて集団下校に合わせ
 大町市の大町北小学校(丸山峯男校長・児童473人)は14日、毎週水曜日の全校児童一斉下校「いっしょにかえろうデー」に合わせ、通学路の危険か所の確認や「子どもを守る安心の家」の住民へのあいさつなどを行い、安全や防犯に意識を高めた。児童たちは、各地区のPTA役員や担当教員らとともに、本年度最初の集団下校を実施した。通いなれた通学路でありながら、見過ごしたり気がつかない危険な場所や、信号機や横断歩道のない道路横断の仕方を再確認することで、わが身を守ることに意識を向けた。新1年生には、なじみの少ない、「子どもを守る安心の家」の場所の確認や、その役割説明なども同時に行った。在宅の家では、地域の子どもと住民が顔を合わせあいさつを交わし、互いの信頼感や安心感につなげた。
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4月の一覧
門出に緊張の面持ち 大町市で新規就職者激励会
 大町市の新規就職者激励会(市、大町商工会議所、市経営者協議会、大町職業安定協会主催)が15日、サン・アルプス大町で行われた。ことし市内21事業所に就職した初々しい表情の52人が新規就職の激励を受け、これからの仕事への目標や期待など意気込みを新たにした。牛越徹市長との懇談会で、新しいスーツや制服に身を包んだ新規就職者が緊張した面持ちながら社会人として今後の抱負や希望を話し合った。新規就職者たちは牛越市長から「最近うれしかったことは」と問われ、「就職企業で利用者に『ありがとう』と言われたことがうれしかった」と早速仕事でのエピソードを披露していた。「早く一人前になれるようにがんばりたい」、「人の温かさを感じてもらえる仕事がしたい」とそれぞれ語っていた。牛越市長は「希望を胸に抱いた新しい門出。不況のなか大勢の人の応援があって就職できたと思う。地域づくりにも若い力を存分に発揮して、夢や目標に向かって一歩ずつ努力しながら、何事も恐れずにチャレンジしてほしい」と激励の言葉を送った。