書類等事前審査に10派 選挙戦 栂池動向が左右 小谷村議
 任期満了に伴う小谷村議会議員選挙(20日告示・25日投開票)の立候補届け出書類等事前審査が16日、村役場で行われた。定数と同じ、10派が出席した。候補者擁立を模索する栂池を中心とした地区からの出席はなかったが、擁立の動きは最終局面を迎えており、同地区の動向が選挙戦を左右する形となっている。
 同地区では、現職引退を受けて、地区役員らでつくる選考委員会が中心となり1月から人選を進めてきた。大規模スキー場を有し、多くの宿泊業者を抱える大票田として、擁立の動きは強いが、長引く経済不況など背景に難航している。
 告示間際での出馬に抵抗感も見られるが、最終盤まで擁立の動きは続くと見られる。
碁盤太刀目盛りの技 サンアルプス大町で実演
 「囲碁のまちづくり」を進めている大町市で、碁盤に日本刀で漆の線を引く職人技「太刀目盛り」の実演会が開かれている。サン・アルプス大町研修室を会場に、囲碁、将棋盤を製造、普及している鰍゚ぐみ堂(西本誠一郎取締役社長)=大阪府大阪市=の職人が昔ながらの伝統技法を披露している。
 日本刀を使い、本漆で碁盤の升目を引く「太刀目盛り」の伝統技を、日本に5人ほどしかいないという職人の加藤知規さんやこの道50年のベテラン西本社長(73)が自ら実演。中国雲南省産のプロ棋士も使用する本カヤ製の盤に専用の木枠を使いながら、漆の立体的な升目を引いていった。訪れた人は職人技を目の当たりにし「立体的ですごくきれいな線」などと感嘆の声をもらしていた。
生きがいづくり柱に 池田町老人クラブ連総会

池田町老人クラブ連合会は16日、平成21年度定期総会を町福祉会館で開いた。町内単位クラブの役員ら約30人が出席し、スポーツやボランティア活動など、高齢者の生きがいづくりを柱にした事業計画を確認。18の単位クラブのうち、豊町の若松会が同連合脱退を表明した。
 事業計画では、前年から力を入れる町内3保育園での草刈りなど環境整備や、園児との交流を通した文化継承事業を継続。女性委員会が、同町のデイサービスセンター高姫でのボランティア活動を、新たに加えた。
気持ちよく花見を 神栄会 大町公園を清掃

 大町市神栄町の老人クラブ「神栄(しんえい)会」(堀田博文会長・会員38人)は15、16の両日、同町内の東山にあるサクラの名所「大町公園」で、清掃奉仕活動を実施した。
 「おおまち桜まつり」のぼんぼり点灯の時期に合わせ、20年ほど前から毎年実施している恒例行事。開花を間近に控え「きれいな公園で気持ち良くサクラを満喫してもらおう」と、会員22人が参加した。
豊富な農業用水で発電 大町市閏田の施設完成式
 大町市は16日、同市社閏田に建設していた農業用水を利用した小水力発電施設の完成式を現地で開いた。豊富な水を利用した発電施設を整備することで自然エネルギー普及の先頭に立ち、二酸化炭素や経費の節減につなげる。
 施設は、昭和電工導水路から高瀬川左岸をかんがいする町川用水路へ続く急傾斜に、河川に平行して延長80bの発電用水路と発電所を建設した。用水路から最大秒間1・1立方bの水を取水し、16・2bの有効落差を用い、最大出力140`hを出力。発電した電気を専用の高圧電線で約600b先のし尿処理場・クリーンプラントに送り利用する。

2010年4月17日(土)付


リュウキンカ咲く 黄色の花ザゼンソウと競演
 県の天然記念物に指定されている大町市の居谷里湿原で、リュウキンカがかわいい黄色の花を咲かせ始めた。平年はザゼンソウの盛りが過ぎたころから咲き出すが、ことしはザゼンソウも見ごろで二つの花の競演が楽しめる。
 周辺にはわずかに残雪が見られるものの、湿原の周囲に整備された遊歩道沿いの小川のせせらぎでは、直径2aほどで黄金色の光沢がある花がいくつも見られるようになった。
 市文化財センターによると、開花は平年よりやや早く5月初旬まで見ごろが続き、その後はミズバショウが咲き出すという。
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