2010年4月22日(木)付

小谷妙高線除雪進む キャンプ場と鎌池再開に向け
 小谷村の県道小谷妙高線で、冬の間閉鎖していた小谷温泉奥の雨飾キャンプ場と鎌池の再開に向け、除雪作業が大詰めを迎えている。除雪車が勢いよく雪煙を上げて左右に高い雪の壁を作り、白一色の冬の世界にアスファルトの路面を延ばして春へと続く道を少しずつ切り開いている。 県道はキャンプ場や鎌池を経て日本百名山の一つ「雨飾山」の登山口に至る道路で、グリーンシーズンは多くの登山者と観光客でにぎわう。冬季は積雪が多いため、小谷温泉上部から同所までの区間はおよそ4か月にわたって閉鎖されている。 作業は今月上旬から始まった。ことしは残雪が多く、除雪車をフル稼働したあとは3bを超える雪の壁が出現している。関係者によると、除雪作業が完了するまで同区間は通行止めとなっているが、下旬には開通の見込みという。ゴールデンウイーク前には期間限定の雪の壁を目にすることができそうだ。

ノルウオークで達者に 健康モデル地区大町老連導入
 大町市老人クラブ連合会(上條昭雄会長)は本年度、両手にポールを持って歩く「ノルディックウオーク」を、全国連合会からモデル地区に指定された健康ウオーキングに取り入れ、クラブ員と一般参加者による定期練習を始めた。高齢者が元気で生きがいのある生活を送るために必要な運動の習慣を、負担が少ないノルウオークで行う。モデル地区は全国老人クラブ連合会が各県・指定都市ごとに5地区を指定するもので、徒歩を通じた健康づくりの定着をねらう。他地区では通常のウオーキングが主で、ノルウオークを取り入れているクラブは珍しいという。ノルウオークは上半身を効率的に使用し負荷を分散するため、足腰や関節への負担が少なく、全身運動につながる。接地部分が多く安定するために、転びにくくけがをしにくいというメリットもある。 同会ではクロスカントリースキー経験者も多いため、5人が指導員の資格を持っている。一昨年、昨年と年1回のノルウオーク体験会を開き、浸透を図ってきた。本年度は月に2回のペースで開き、10月には遠方でのウオーキング会を計画している。
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4月の一覧
学年ごろ魅力発表 池田小で1年生迎える会
池田町の池田小学校(塩島弘之校長)で21日、1年生を迎える会が開かれた。児童会を中心に上級生が、学校生活に慣れ始めた新入生40人に、よりよい学校生活を送ってもらおうと、学年ごとに学校の魅力をアピールした。会場では、2年から6年生までが、笑いを織り交ぜたクイズや寸劇を通し、授業や給食、学校のルールなどを紹介。星をモチーフにした、直径が1bを超えるくす玉が割られ、中から「入学おめでとう」の垂れ幕が落ちると、大きな歓声が上がった。1年生は6年生から、大きな紙に書かれた校歌の歌詞をプレゼントされ、教室へ戻るとさっそく練習。今後6年間親しむ学校のシンボルを、仲間たちと大きな声で歌っていた。
見ごろ桜幻想的に 松川 有明山社ライトアップ
 松川村の桜の名所として知られる有明山社境内のライトアップが始まった。見ごろを迎えたピンクの花が夜空に映え、幻想的な雰囲気を演出している。 境内サクラの保全活動に長年取り組む、同社氏子総代OBでつくる「有明山社観桜会」(榛葉武夫会長)が毎年実施している。 境内にある樹齢100年を超えるサクラ約50本を2台の大型ライトが照らす。4月末までの連日、午後6時過ぎから11時までライトアップしている。カメラを手に観賞に訪れた村内の20代男性は「住民に親しまれる地域のサクラ。毎年、この時期が楽しみ」としきりにシャッターを切っていた。
ちひろゆかりの地巡る ウオーキングコース企画 松川村と美術館
 松川村と安曇野ちひろ美術館は、画家・いわさきちひろゆかりの地を巡る、村内ウオーキングコースの企画を進めている。コース上で、ちひろの写生現場3か所に作品を掲示。参加者に実物と見比べてもらい、自然豊かな「ちひろが愛した松川村」をアピールする。コースは、JR信濃松川駅や細野駅を発着し、同美術館や農園など観光名所を巡る4種類。ちひろゆかりの神戸原をまわる、最も長い9`の道中に、複製画を看板として設置。信州デスティネーションキャンペーン(DC)の開催に合わせ、10月までの完成を目指す。