2010年4月23日(金)付


節目の訪問姉妹校締結 美麻小中とメンドシーノK−8
 大町市の姉妹都市・米国カリフォルニア州メンドシーノとの相互交流は5月、美麻小学校の5、6年生が米国を訪問する。学校同士の相互訪問が始まって20回目、米国へ10回目の訪問となる、子どもたちが主役の交流が節目を迎える今回、美麻小中学校とメンドシーノK−8スクールが、「姉妹校」の提携を結ぶ。K−8スクールはミドルとジュニアスクールを統合した、日本の小1〜中2に相当する一貫校。両校は平成4年から、毎年相互にほぼ全員の児童や生徒が訪問しあう相互交流が続き、太鼓を演奏したり野球をプレーするなど、互いの文化に触れ合ってきた。卒業後も留学する生徒がいるなど、相互に交流が根付いている。姉妹校の提携は、一昨年の訪問時に、米国側から申し出があった。昨年米国から訪問団が訪れた際に協定書案が届き、今回の訪問で調印を交わす。両校が理解や友好のきずなを深め、文化に尊敬の念を持ち豊かな教育を進めることを合意する。日米双方の教育委員会、学校、地元実行委員会に相当する組織が連名で名を連ねる。訪問団は荒井今朝一教育長を団長とする児童27人、引率の大人14人の41人で、5月14日から21日までの8日間の日程で渡米する。米国に滞在するうち、5日間はホームステイし、調印式や学校訪問、パーティーやホストファミリーとの自由交流日などで触れ合う。
季節ごとの旅提案 小谷村がシンパンフレット
 小谷村はこのほど、「おたり旅綴(つづ)り」と題した新パンフレットを作成した。同村の豊かな自然や歴史文化を切り口に、グリーンシーズンに訪れる観光客らに季節や目的ごとに楽しめる旅を提案。新たな村の魅力PRに役立てたいとしている。 パンフレットはA4判20n。中部山岳国立公園内にある日本有数の高層湿原の・栂池自然園を「染心の記」、神秘の山岳風景が広がる白馬大池・風吹大池を「踏進の記」、日本百名山の一つ雨飾山・鎌池を「山行の記」、塩の道・千国街道を「街道の記」などと名付け、モデルコースや見どころを写真やマップで細かく紹介している。 各ページには自然文化に精通した、同村観光連盟公認ガイドやインストラクターが案内する、ガイド付きのツアーも紹介。地域とのふれあい、少人数からの小回りのきく企画などでより満足度の高い旅を提案している。 このほか「湯楽の記」「野遊びの記」「味わいの記」などのページで、スポーツや昔ながらの生活文化が体験できるメニューと、ご当地グルメの名産品・地域食をPRした。
地元で働く31人激励 池田町で新入社員歓迎会
池田町は21日、平成22年度新入社員歓迎会を、同町役場などで開いた。新社会人やこの春から池田で働き始めた住民ら、町内8事業所の31人を歓迎した。歓迎会では、立野泰議長や矢ア昭和・池田町商工会長らが祝いの言葉を述べ、社会人としての心構えなどを説いた。美術館やクラフトパークなど町内施設を案内し、豊かな自然を持つ池田の魅力をアピールした。 懇親会では、勝山町長や立野議長らを交えながら、新社会人が交流。仕事のやりがいや歓迎会の感想など会話を交わしながら、親ぼくを深めた。
水冷で風味よく製粉 池田の直売所石臼式導入
池田町会染の農産物直売所「ニューウェイあぐりたかやま」(高山映美代表)は20日、県内初となる水冷石臼方式の業務用製粉機を導入した。米粉の普及による池田産米の地産地消を目指し、町内農家の積極的な利用を呼び掛けている。製粉機は、コメのほかソバや大豆などの製粉も可能で、食材の性質に応じた速度で、ひくことができる。内部の石臼に冷却装置を組み込み、摩擦による熱の発生を抑えた構造で、米粉やそば粉などの風味の劣化が少ないという。1時間に最大約10`まで製粉が可能という。同直売所はこれまで、米粉を使った地域の伝統食・やしょうまの実演販売などを開き普及に努めてきた。独特の食感を持つ、米粉を使ったパンやめん類など、新たな食品に注目が集まるなか、約600万円を投資し導入を決めた。今後、地域の事業所に、積極的にPRしていきたいとし、「農家が自分で育てたコメを、少ない量からでも米粉にできる。気軽に利用してもらいたい」と話している。
期日前投票やや低調 変わる構図手探り舌戦 小谷村議選
 任期満了に伴う小谷村議会議員選挙(25日投開票・定数10)の期日前投票が21日から24日までの4日間、村役場1階の101会議室で行われている。投票2日目となる22日正午過ぎまでに、約100人が投票に訪れ、平成18年4月の前回村議選をやや下回る出足となっている。 初日は前回を1人下回る69人だった。2日目は雨模様ということもあり、午後1時までに訪れたのは34人。 前回の期日前投票総数は488票(男233・女255)で、投票総数のうち約18lを占めた。 今回選挙は、定数を1人上回る現職6人、新人4人、元職1人の11人で争われる。前回選挙同様、少数激戦となった。初の女性2人立候補など選挙構図も大きく変わったが、各陣営とも手探りながらも激しい舌戦を繰り広げている。 前回村議選(平成18年4月23日)当日の有権者は3069人(男1497人、女1572人)。投票率は85・21l(男84・24l、女86・13l)。有効投票数2596票、無効19票。 期日前投票は午前8時半から午後8時まで行われている。村選挙管理委員会は棄権のない選挙を呼びかけている。19日現在の有権者は2824人(男1387人・女1437人)。
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4月の一覧
西洋料理で食向上 司厨士協北ア支部総会 白馬村
 大北地域の洋食料理人が参加する(社)全日本司厨士協会北アルプス支部(村上正義支部長、20人)は21日、第27回総会を白馬村の白馬グランドホテルで開いた。フレンチなど西洋料理の普及と調理技術の向上を通し、人々の食と生活の向上に取り組む新年度事業などをまとめた。昨年度は趣向を変え、懇親会をかねた勉強会を白馬村のラネージュ東館で開いた。安曇野市の安曇野ワイナリーの戸川英夫氏やシニアソムリエの高野豊氏が、県内産のワインについて解説。シェフが料理を振る舞い、西洋料理とワインの「マリアージュ」について学んだ。総会には、会員や相談役ら28人が参加。本年度事業には、食育事業の「キッズシェフ」や、第8回「アルプスの料理人による一日レストラン」、会員向けのそば打ち講習会や、一般向けのガレット講習会、北アルプス山ろくブランドとのコラボなどを盛り込んだ。