安曇野に早春賦の響き 穂高川右岸歌碑前で
 春は名のみの−。童謡「早春賦」の舞台となった安曇野で29日、第27回早春賦まつりが開かれた。会場となった安曇野穂高の穂高川右岸の歌碑前には県内外から300人を越える人が集まり、早春賦の大合唱を北アルプスふもと安曇野に響かせ、本格的な春の訪れを祝った。
 朝は雨降りだったが、開催時間の午前11時前には晴れ間をのぞかせた。早春賦少年少女合唱団による童謡の合唱やアルパクラブによる演奏など音楽を通じて、早春賦の心を共有した。
 作詞作曲者の親族も会場を訪れ「市民の一体感を育てながら、早春賦が歌い継がれていることをうれしく思う」と例年の開催に感謝した。
ギター全国大会金賞 穂高西中2年柴夢弥さん

 小柄な体でギターを抱え、細い指でかき鳴らす6本の弦からは、力強いリズムで音色が響く。クラシックギターの全国大会で金賞を獲得した、安曇野市穂高有明の中学2年生・柴夢弥(ゆめみ)さん(13)。
 このほど東京都で開かれた、第3回「ギター大好きみんな集まれ ギターコンペティション」のジュニアの部に出場。ボサノバの先駆者・アントニオ・カルロス・ジョビンの「フェリシダージ」を演奏し、最高賞の金賞3人の内1人に選ばれた。
春山安全呼びかけ 大北7か所に登山相談所

 春山シーズンを迎え、ゴールデンウイーク中に北アルプス連峰に入山する登山者に注意を促そうと、大町署と北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は29日から5月5日まで大町、白馬、小谷村内の7か所の登山口などに春山登山相談所を開設している。遭対協の会員が相談員となって期間中数名常駐し、登山計画書の提出を求めるとともに、春山登山について天候や積雪状況などの情報提供を行い、安全な登山を呼びかけている。
曽根田のエドヒガン 大町市高根町で見ごろに

 大町市の天然記念物に指定される同市高根町のサクラ「曽根田のエドヒガン」が満開となった。26日ころから見ごろとなり、雨が上がって青空が広がった28日午後には、時折市民らが訪れて花を見上げる姿があった。
 同町公民館東側の広場に立ち、樹高は約12b、目通り周囲は4b65a。4本に分岐した大きな枝が四方に張り、傘型の均整のとれた樹形が特徴的。根を保護するため周囲には柵が設置されている。
県境越え観光連携 アルペンルート広域圏認定

 大町市、富山県立山町、関西電力、立山黒部貫光など7団体で協議会をつくり、国に申請していた「立山黒部アルペンルート広域観光圏」の整備実施計画が28日、国土交通省観光庁から認定を受けた。北アをはさむ大観光ルートで密接した両市町が連携し、魅力的な滞在型観光地づくりに取り組む。
同観光圏は大町市と立山町でつくっていた連絡会議で立山側から提案を受けて設立。両市町や関連観光団体などが連携を取って山岳観光やエコツーリズムの目的型・滞在型の観光地を目指し、アルペンルートブランドの構築や環境整備、自然環境に配慮した観光推進、歴史や文化を大切にしたホスピタリティ、ユニバーサルデザイン化などを進める整備計画を定めた。

2010年4月30日(金)付


地域住民と種まき 八坂小花づくり集会

 大町市八坂の八坂小学校(飯田吉隆校長・58人)で28日、本年度第1回目の「花づくり集会」が開かれた。地域住民も参加し、学校入り口の秋花壇づくりに向けてさまざまな花の種をまいた。
 花や緑委員会が中心となり、学年に関係なく分かれた6つの班で、18ケースの苗床にそれぞれ種まき。アゲラタムやマリーゴールド、サルビアなど7種類の花の種をまいた。ケースに詰められた土の上に割りばしで線を引き、地域住民に種のまき方を教わるなど交流しながらにぎやかに作業していた。
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