2010年5月1日(土)付


海越えクラフト交流 メンドシーノで5月に
 大町市美麻の姉妹都市の米国カリフォルニア州・メンドシーノで5月、両国のクラフト作家が作品を一堂に持ち寄って展示する「大町MIASAメンドシーノ・アート&クラフトショー」が開かれる。交流の原点に返り、海を越えた作家の交流を深め、両地域を発信する取り組みが3年目を迎えた。
 ことしは5月1日から1か月間、メンドシーノのアートセンターで開催する。日本からは大町市内や安曇野・松本エリアを中心に県内外の木彫や鉄、ガラス、石の彫刻、竹細工など工芸作家13人の作品を出展。6日からは作家7人が訪米し、現地の作家と交流する。期間中には大町市からの交流訪問団も会場を訪れ、両国の作家の作品に触れる。
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5月の一覧
ジャガイモ植え体験 あすなろ園児 8月下旬収穫
 大町市常盤の、市立あすなろ保育園(田中美和子園長)は30日、同地区清水農業生産者組合(川上宗春組合長)の体験農場を訪れ、ジャガイモの種イモを植え付けた。同組合が、子どもたちが農業に関心を持つきっかけにと行う恒例の取り組み。
 長靴と軍手姿の園児45人は、同農場に咲く鮮やかな黄色が見ごろの菜の花を背に整列し、「キタアカリ」10`を植えた。同組合員たちに指導を受けながら、30a弱の棒を間に手渡された2個のイモを等間隔で土に置き、成長を願った。
 イモ掘りは経験したことはあっても、植え付けは初めての子どもたちも多く、「小さなイモからいっぱいできるんだね」と話し、収穫を楽しみにしているようすだった。
池田町クリーン運動 生徒ボラお助け隊も参加

 池田町は30日、大型連休に地域の環境美化を図ろうと、「クリーン運動」を町内で行った。池田工業高校「お助け隊」の生徒ボランティアが初めて参加し、町職員や町議会議員ら総勢約80人が、ごみ拾いなどに汗を流した。
 運動は、約20年にわたり毎年行われている伝統行事。ことしは、班ごとに分かれ、県道生坂線や高瀬川左岸を清掃。参加者が約7`の堤防道路沿いで、河川敷に転がった空き缶やタイヤなどを拾い集めていった。
チューリップ5000本見ごろ 松川村 細野環境保全の会整備

 松川村細野の乳川堤防沿いで、色とりどりのチューリップ5000本やパンジーが、見ごろを迎えている。住民でつくる「細野地区環境保全の会」(井上直昭会長)が、環境への意思高揚や観光振興を図ろうと、初めて整備した。
 同会は、環境保全を重視した農業振興を目指す、国の「農地・水・環境保全向上対策事業」の一環で活動。昨年11月、遊歩道として親しまれる堤防に沿って、約130bに土を搬入、住民ボランティアと協力しチューリップ畑を作り上げた。
トップ選手の技間近 小谷村でフットサル教室
 小谷村の中土観光交流センターを会場に29、30の両日、フットサルの全国リーグ・Fリーグ「ペスカドーラ町田」所属の一流選手5人を迎えた「フットサルパーティー2010」が開かれた。地元はじめ全国から幅広い世代が多数参加して、トップ選手の一流の技を間近で学んだ。
 フットサルを地域・観光の活性化につなげようと取り組む村内有志「小谷村フットサルコートプロジェクト委員会」(鷲沢正会長)の主催。同チームとの交流はことしで2回目。2009Fリーグを準優勝に導いた、藤井健太さん、金山友紀さん、篠崎隆樹さん、大地悟さん、狩野新さんの、同チームの主力選手5人が訪れて指導にあたった。
雪どけカタクリ開花 白馬五竜の群生地で祭り
 白馬村の白馬五竜かたくり苑で大型連休にあわせ29日から「第15回白馬五竜かたくり祭りとヒメギフチョウ」(白馬五竜観光組合・褐ワ竜主催)が開かれている。初日の29日はオープニングイベントが開かれ、県内外から訪れた大勢の来場者が、さまざまな催しを楽しんだ。
 園内は20万株のカタクリの群生と村の天然記念物に指定されているヒメギフチョウが舞い飛ぶことで知られている。ことしは残雪が多く、カタクリの群生地はようやく雪どけを終えたばかり。開花も例年より遅れがちで、園内入り口の日当たりの良い場所でわずかに花をつけている。それでも数日で咲きそうなたくさんのつぼみが見られ、関係者によると「好天が続けば咲きそろう姿も期待できそう」という。