2010年5月4日(火)付


春満開′テ道にぎわう 塩の道祭り 小谷から「出発」
 日本海と松本平を結び塩や麻を運んだ、いにしえの古道「千国街道」を歩き歴史をしのぶ「第31回塩の道祭り」は3日、小谷村からスタートした。初日の小谷村には全国から約4000人が訪れ、満開の春の花のもとでかつての旅路に思いを馳せた。初日は下里瀬から千国諏訪神社、牛方宿などを経て栂池高原までの約9`を歩いた。街道沿いの史跡や里山の原風景が多く残る人気のコースで、青空の下、満開のサクラやスイセンが来場者を迎えた。昔ながらの歩荷(ぼっか)や旅人の仮装姿で盛り上げる参加者のほか、手にポールを持ちノルディックウオーキングを楽しんだり、ペットを連れてのんびり歩く人など、それぞれに祭り気分を満喫していた。
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5月の一覧
元気=@願う こいのぼり 白馬平川
 端午の節句を前に、白馬村の平川に多数のこいのぼりが泳ぎ、訪れる人の目を楽しませている。 同村飯森地区の有志でつくる「飯森チャレンジ会」が、二十数年前から家庭で不要になったこいのぼりを譲り受け、補修しながら飾り続けている。今では季節の風物詩として親しまれ、多くの人が訪れる名所となっている。 飾り付け作業は100b余の平川の両岸をワイヤで結び、1b間隔でこいのぼりを結びつけて川を渡している。飾り付け当日は小雨模様で、こいのぼりも若干たれ気味だったが、天候の回復とともに風をはらんで元気に泳ぎ始めた。 残雪の北アルプスと清流を背に、色鮮やかなこいのぼりが大空に躍る姿に、地域住民や観光客らは「きれい」「気持ち良さそう」と、歓声をあげて見入っていた。 こいのぼりは連休明けまで掲げられている。
ミニ鉄道「出発進行」
 冬季休業していた白馬村和田野、ログコテージ・エポック敷地内の「白馬ミニトレインパーク」(太田真由己代表取締役)が営業を再開した。 同施設は約1万3000平方bの森林に信号や鉄橋などが完備された総延長370bのミニ鉄道の軌道を常設。「0・Sボールドウインモーガル」「デキ100」「ティッチ」など、かつて国内外で活躍した蒸気機関車や初期型電気機関車のミニチュアを運転したり、乗車できる。ことしは新たに2台の機関車が増え、全6両となった。 鉄道模型の「Nゲージ」が走るのを見ることもできる、手作りの「プラレールルーム」も新設。鉄道愛好家の寄贈による、国鉄時代の貴重な鉄道部品などもルーム内に展示している。 秋には県内のミニSL愛好家でつくる「信州ミニ鉄道倶楽部」による自作機関車の定期的な運転会を企画している。
GWにぎわう白馬
地上10b「空中散歩」
 白馬村の野外冒険施設「白馬EXアドベンチャー」(遠藤孝代表)が冬期休業を終え営業を再開、多くの来場者でにぎわっている。 同施設は潟vロジェクト白馬が運営する「挑戦」、「冒険」、「耐久力」を楽しむ施設。林の中に「エクスポーネントアドベンチャー」と呼ばれる、地上8bから12bの高さにあるコースに一本橋やつり橋、ネットなど17種類の障害物が設置され、命綱とヘルメット、ハーネスをつけてそれぞれの障害をクリアしながら空中散歩を体験できる。
居谷里の遅い春満喫 大町 きょうまで湿原自然観察会
  大町市文化財センターは4日まで、居谷里湿原で自然観察会を開いている。初日は約80人が参加し、大型連休で県内外から訪れた観光客でにぎわう湿原を歩き、ミズバショウやリュウキンカなど北アルプス山ろくの遅い春を満喫した。市文化財保護審議会の倉科和夫委員が講師として来場者を案内した。ことしは4月も降雪があり、残雪が多かった影響からか全体的に花が遅れているというが、ミズバショウなどは最盛期で、黄色いリュウキンカや白いキクザキイチゲなども咲き始めている。今後サワオグルマやアオイスミレ、6月にはハナノキなども育ち、ミドリシジミなどのチョウも現れるという。
「怪人」の彫刻技に歓声 きょうまで木崎湖でイベント
 大町市平の木崎湖キャンプ場で3日、チェーンソー彫刻イベント「ジェイソンさん木崎湖で彫る!」が始まった。全国から集まった約300人が「ホッケーマスクの怪人」がチェーンソーを振りかざし、かわいいキャラクターを彫り進める姿を楽しんでいた。ジェイソンさんは安曇野市在住のチェーンソー彫刻家で、ホラー映画さながらの格好でアニメキャラクターを彫るパフォーマンスがインターネットの動画サイトで有名になった。ジェイソンさんは下書きもなくおもむろに刃を丸太に入れ、木くずが宙に舞うと観客から歓声が上がっていた。次々に顔などを掘り出し、木崎湖を舞台としたアニメのキャラクター「みずほ先生」の面影が現れた。4日は午前9時から仕上げ作業を行う。訪れた人は「生で見ると迫力がありますね」などと話し、次々に彫り進む姿に見入っていた。