2010年5月13日(木)付

春最後のウコン桜 大町署で見ごろ
 大町署の敷地内で、ソメイヨシノなど通常の桜より遅咲きで、黄色っぽい花をつける「ウコン(鬱金)桜」がたくさんの花を咲かせ、署内をにぎわせている=写真。ウコン桜は最近の強い風や雨にも負けず、遅めの「春」を告げている。ウコン桜は、江戸時代中期につくられた園芸品種。全国的にソメイヨシノが開花した後ころから咲き始める。花は次第に花弁の中心から赤みを帯びていく。署の敷地内には、東西に1本ずつのウコン桜が植えられている。同署によると、桜は署建設時の昭和63年に植えられたものだという。同署のウコン桜は現在、黄色味がかった白い花弁に若干の赤みを帯び始めている。以前、副署長としても同署に勤務していた翠川幸二署長は「大町署に戻ってきて再び健在のウコン桜に合うことができてうれしい」と笑顔。「市内でウコン桜を見かけることがないし、この時期普通の桜は散ってしまうので、一般の人にも春の最後となる桜を見てもらいたい」と話していた。
トップページ

●当サイトに掲載の記事・画像の無断転載を禁じます。すべての著作権は大糸タイムス社に帰属します。
Copyright(C)2010 OHITO TIMES Co., Ltd. All Rights Reserved.

5月の一覧
手作りおにぎり持参 小谷保育園 本年度初イベント
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児65人)で11日、本年度初の「おにぎり給食」が行われた。園児が春のお花見にちなんで保護者が作った、愛情と工夫にあふれたおにぎりを食べながら、春のひとときを楽しんだ。 おにぎり給食は園児とその保護者に、米を中心とした日本型食生活から食べることの喜びと感謝を知り、食育の促進をはかろうと、季節の行事や園児の誕生会などに合わせて毎月1回、家庭からの手作りおにぎりを持参するイベント。 園児の小さなお弁当箱には、桜やチューリップなどカラフルに形づくられた保護者の力作がずらり。一口大に食べやすくしてあったり、本物そっくりに細部まで凝ったりと、子どもたちへの愛情の深さがうかがえた。 園児は弁当箱のふたを開けると大喜び。「見て見てかわいいでしょ」と友だちに披露したり「おいしいね」と話しながら、いつも以上の食欲の旺盛さを見せて、おにぎりを味わっていた。

出張授業で異文化触れる 仏外交官 大町高を訪問
 大町市の大町高校(下坂一俊校長、生徒473人)で11日、欧州連合(EU)各国の外交官による出張授業「EUがあなたの学校にやってくる」が行われた。フランスのミカエル・ブノア広報参事官代理を招き、EUや出身国のフランスの国について学び、異国文化に触れた。EUはヨーロッパの国々27か国で成り立つチームで、人権尊重、民主主義、適切な経済の機能などの条件を持った国が、言語など多様性を残したまま、国家間が協力して共に強くなろうと手を組み、切磋琢磨(せっさたくま)しつつ力を合わせていると紹介した。子どものころから日本に興味を持っていたというブノアさんは日本語も堪能。平和や環境など「日本もともに世界のために協力できる」と話した。生徒たちはお礼に、校歌や山岳部歌、応援歌などをを披露し、同校の文化を伝えた。
公民館初の三味線 松川すずの音ホールで講座
松川村公民館はこのほど、初心者を対象にした、三味線講座を初めて開講した。会場のすずの音ホールで、村内の小学3年生から88歳まで10人が、日本伝統の楽器や楽曲にふれている。教室は生涯学習の推進を目指し、「松川村正調安曇節保存会」伴奏部の渡部生子部長らを講師に開催。構え方や姿勢などの基本から演奏技術まで、受講生一人ひとりに合わせ、指導している。会場では三味線を抱えた受講生たちが、指先で押さえた弦をばちではじいて演奏。調律に経験が必要な楽器に、苦労しながらも、たどたどしい手つきで「さくらさくら」を演奏していた。
とらレンジャー参上 自転車盗防止 南農生と
 安曇野市の南安曇農業高校交通安全委員会(平林雅貴委員長)と安曇野署管内の平和を守る「防犯戦隊とらレンジャー」は、街頭犯罪抑止強化月間中の12日、自転車盗難被害抑止の啓発活動を、JR大糸線南豊科駅周辺で行った。2か所以上のロックなど、被害に遭わないための対策実施を呼びかけた。 生徒たちは、県警マスコット「ライポくん」のクリアファイルと啓発チラシを、同駅駐輪場を利用する高校生に手渡していった。ヒーローは「整理整頓しよう」「防犯登録しよう」「ツーロックしよう」と記されたプラカードを掲げ駅入り口に並んだ。
親子で交通安全 松川南保育園が教室
 松川村の松川南保育園(北村弥生園長・園児92人)で12日、親子交通安全教室が行われた。園児たちは母親に手をとられながら園周辺の公道を実際に歩き、正しい横断の仕方など学んだ。「ワン、ツー、スリー、ゴー」の掛け声に合わせ左右の確認する元気な園児の姿にことし1年の無事故を願った。 園内では、県交通安全教育支援センターによる交通安全に関する寸劇もあった。同センター職員の質問にも、園児たちは「青信号でもちゃんと手をあげて渡る」などと大きな声で答えていた。 交通安全協会松川支部のメンバーも参加。園児たちに声をかけながら、公道を歩く注意点などを伝えていた。