2010年5月16日付

街頭で防犯呼びかけ　大町の女性部会
　大北防犯女性部会（中村やよい部長）は地域住民に防犯意識を高めてもらおうと14日、大町市旭町のジャスコ新大町店入り口で街頭呼びかけを行った。新年度の役員に変わり、初顔合わせをした大北各市町村の防犯女性部会代表など８人が、街頭犯罪や振り込め詐欺などの防止を呼びかけた。　買い物帰りの女性や家族連れなどに「振り込め詐欺に気をつけてください」と、犯罪被害の防止方法が書かれたチラシやティッシュを配って注意を喚起した。　自転車盗難や振り込め詐欺、空き巣などの被害防止に加えて、先日、同市常盤のコンビニで発生した強盗事件で逃走している犯人の目撃情報提供の呼びかけも行った。

なじみの原画100点　ちひろ美術館で日本の絵本展
　松川村西原の安曇野ちひろ美術館（松本猛館長）で14日、企画展「２０００年代の日本の絵本展２０００－２００９」が展示室４で始まった。作家21人がこの10年間に発表した絵本から27作品を選び、その原画１００点ほどを展示し紹介している。　一堂に並ぶ作品は、物語１冊から４場面を選びぬき、それぞれの作家が描く技法や色使いなどで、絵本とは異なる絵画の魅力を堪能できる。図書館などで子どもたちになじみ深い絵本も多く、親子で楽しめる。

丹精込めた作品並ぶ　池田で盆栽と木目込人形展
　池田町など主催の名品盆栽展・木目込人形展・山野草展が16日まで、同町公民館で開かれている。町盆栽会（片桐道生会長）となでしこくらぶ（北原由記子会長）の会員による丹精込めた盆栽や繊細な木目込み人形、つるし飾りが並ぶ。　同町や大町市、松川村の盆栽会会員15人がマツやモミジなど24席を出品。芽吹きの季節を迎えて生きいきとした表情を見せていた。盆栽と合わせて飾る「添え草」に特に趣向を凝らし、アサギリソウや寒葵など丁寧に生育した草花も並ぶ。山野草も展示され、訪れた町民らは「立派なもんだね」とじっくり見入っていた。

お年寄りと園児ふれあい　大町　はなのき保と虹の家
　大町市のはなのき保育園（伊藤孝江園長）と同市老人保健施設「虹の家」は14日、本年度最初の「ふれあいレクリエーション」を同施設で開き、歌やゲーム、施設利用者の誕生祝いなどで交流した。　訪れた年長児32人は、初めての交流にやや緊張気味ながらも、お年寄りが並ぶ大きな輪の中心で、童謡「はるがきた」と「てをたたきましょう」を振り付けしながら元気に歌い、お年寄りたちは「かわいいね」とほほ笑みを浮かべていた。

水稲苗の出荷始まる　JA大北北部の7万箱
　ＪＡ大北の北部育苗センター（白馬村）で15日から、水稲苗を農家に引き渡す出荷作業が始まった。担当職員が、注文した農家の軽トラの荷台に取り付けた輸送用苗コンテナへの苗の積み込みや、配達作業に汗を流している。　引き渡される苗は大北の北部管内の農家から注文を受けた７万箱。「あきたこまち」が約９割を占め、「コシヒカリ」やもち米も請け負った。標高が高い寒冷地で、高品質で安定生産につなげるため、中苗状態になるまで時間をかけて育ててきた。　苗は職員の適切な水・温度管理により、ハウス内は一面緑のじゅうたんが広がり、順調に生育。ことしは寒さが続いたため、農家に長かった冬を印象づけたことで、農作業の遅れに気をもんだというが、ほぼ例年通りの時期に出荷を迎えることができたという。　苗を受け取った農家はさっそく自宅の田んぼへ。残雪の山々の眺望を映し出し、たっぷりと水をたたえた水田で田植え機の軽快な音が響き、家族総出で田植え作業に従事する風景があちこちで見られた。　出荷は20日ころまで続くといい、下旬には雪国白馬、小谷の両村でも田植えのピークを迎えそうだ。

北ア背に白球追う　大町で壮年ソフト県大会
　第25回全日本壮年ソフトボール長野県大会（長野県ソフトボール協会主催・白鳥孝大会長）は15、16の両日、大町市運動公園多目的広場など市内４運動場で開いている。晴天に北アルプスが映える大町市で、県内から40歳以上で構成される30チームがそろい、全国や北信越への切符をかけてトーナメントを競っている。　開会式で、地元大町市の信州ブルースターズの柏原靖主将は「大町で開催されることを誇りに思い、最後まで全力でプレーします」と宣誓。牛越徹市長らが始球式を行った。　各チームは、運動公園多目的広場、平運動場、昭和電工グラウンド、上一グラウンドに分かれ、各２面のコートで試合した。16日は多目的広場で、準決勝、決勝、３位決定戦を行う。　優勝チームは９月に大阪府で開く全日本大会に、準優勝と３位チームは６月に石川県で開く北信越大会に、県代表として出場する。