2010年5月19日(水)付


初夏の高原音楽満喫 まぼろしの池菜の花ライブ
 大町市の中山高原の菜の花畑で16日、まぼろしの池「菜の花ライブ」が開かれた。同高原キャンプ場前に雪解け後にのみ現れる「荒池」の周囲に数千人の来場者が集い、青空の下で音楽の演奏や地場産品の出店などを囲んで春の高原を満喫した。荒池のわきに組まれたステージでは、近隣の6組のバンドや美麻源流太鼓などが演奏。市内音楽愛好者による混成バンド「チームまちへ行こう」は、一昨年に市内で開かれた菜の花サミットのテーマ曲「こがね色の季節」などを披露した。会場には、地元の農家や美麻地区の市民農園利用者、民商などがブースを並べた。会場にはライブの鑑賞者や、菜の花畑と北アの写真を撮ろうと訪れた人、「JRの駅からハイキング」の観光客なども立ち寄り、来場者は木陰からライブを眺めたり、地元の味を味わったり、菜の花畑を散策したりなど、思いおもいに過ごした。
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5月の一覧
メンドシーノ無事到着 交流のきずな ネットで報告
 大町市の姉妹都市メンドシーノを訪問している美麻小児童を中心とした訪問団(団長=荒井今朝一教育長)は無事に到着し、現地の実行委員やホストファミリーたちと交流を深めている。
訪問団は現地時間の14日に到着し、歓迎を受けた。15日には消防署を見学し、フレンドシップパークで日米のチームに分かれ、野球の試合で交流した。17日は州立公園に美麻に向けて置かれた平和友好記念碑の前で記念撮影し、海を越えた交流の証しを確かめた。日本に残った各家庭や支所には訪問団やホストファミリーからメールや電話で連絡が届いている。ホームページ美麻Wiki(http://miasa.info/)にはインターネットの利点を生かし、現地から写真や動画が直接アップロードされ、訪問の様子を伝えている。
美麻支所には18日午前10時ころ、訪問団から電話で「全員無事に訪問活動を行っています」と報告が届いた。
 訪問団は日本時間の19日、学校訪問して太鼓演奏で交流し、現地のK−8スクールと姉妹学校協定を調印する。21日午後10時ころに帰国する。
秋の収穫心待ち 池田町内鎌で農業体験
 池田町内鎌十日会(太田洋介会長)と同地区子ども会(瀧澤大吾会長)は16日、同地区の畑で農業体験をした。地区の小学生ら約50人が、土起こしからトウモロコシの種まきまでの農作業を体験した。同地区では、子どもたちに農業、食について経験を積んでほしいとの願いから7、8年前から農業体験を開いている。地域の農業者から教わりながら、畑5畝を耕運機などで耕し、丁寧に種をまいた。子どもたちは口々に「収穫が楽しみだね」と話していた。6月には芽かきを行い、トウモロコシは8月上旬ころ収穫の予定。
旅館組合が初企画 新緑の23日ウオーキング
 白馬村落倉の落倉旅館組合(北原兼幸組合長)は23日、初のグリーンシーズンイベント「落倉高原新緑ウオーキング」を開く。コース設定など本番に向けた準備も大詰めを迎えており、北原組合長は「落倉ならではの特徴を出したイベントとして成功させたい」と意気込んでいる。 スキー場を持たない同地区における観光イベントの目玉として初企画した同ウオーキング。同組合が中心となり昨年から検討を重ねてきた。ネイチャーウオーキング(自然観察)かポールを手に歩くノルディックウオークを選択できる手法を取り入れ特徴を出した。 ネイチャー、ノルディックともに2`のコースを予定。落倉高原からの白馬三山の眺望を楽しんだ後は、地元住民が手作りしたおやきや漬物、山菜料理の振る舞いも予定している。
新企画「戦争の記憶」 仁科路研究会が総会
 大町市で地域の歴史や自然、文化財などを学ぶ仁科路研究会(荒井和比古会長)は15日、平成22年度の総会と記念講演会を大町市文化財センターで開いた。本年度から、新企画「北安曇郡の戦争の記憶」を実施。終戦記念日前後に毎年開いていく予定で、8月に第1回として「青少年義勇軍て何?」を開く。4月に開いたシンポ「再考佐々成政さらさら越え」を皮切りに、11月には講演会「盲目の女性旅芸人高田瞽女(ごぜ)」、文化財めぐりや寺子屋講座などを実施する。総会にあわせて開いた記念講演会では、大町山岳博物館の宮野典夫館長が「特別天然記念物ライチョウ〜その特性とこれから」と題して、生態や保全活動などについて話した。