2010年5月20日(木)付
信州BS悲願の全国 県壮年ソフトで初優勝 第25回全日本壮年ソフトボール県大会は15、16の両日、大町市運動公園多目的広場など4球場で開き、地元大町市の信州ブルースターズ(BS)が初優勝。チーム結成4年目で初の全国大会出場を決めた。同チームの小林鉄朗監督は「地元で開いた県大会で、悲願の全国大会出場の切符を手にすることができ感激しています。優勝できたのは、それぞれの職場のみなさんと家族の理解のお陰だと思っています」と、喜びと感謝の気持ちを話した。大会には市内からの5チームをはじめ、県内各地から40歳以上の選手で編成された強豪30チームが参加。全国大会出場をかけ2日間にわたってトーナメント戦を展開した。信州BSは2回戦で地元の大町黒部に22−0、準々決勝では同市の常盤クラブに3−0といずれも完封勝ち。準決勝は上田オール西部を5−3、決勝ではミノワクラブを4−2の接戦で下し初優勝を飾った。 |
トラックの死角確認 小谷保育園で安全教室 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児64人)で19日、県交通安全教育支援センターのスタッフを講師に交通安全教室が行われ、園児が実践から交通ルールとマナーを楽しく学んだ。 大型トラックを使った、車からの死角についての指導が行われた。十数人の園児がトラックの前方や後方、側面に立ち、運転席に乗った保育士がバックミラーやサイドミラーを見ながら、何人見えるかを確認。小さな子どもはすぐ近くにいても見えない場合が多いことがわかり、視界の狭さに驚いていた。 |
ベゴニア3900株 松川中生と住民植える 松川村の緑化活動に取り組む「花が咲いている村づくりの会」は19日、ベゴニアのプランター、1300個を村内に設置した。恒例の取り組みに、ことし初めて松川中学校がボランティアで参加、2年生と会員の住民らが協力して、約3900株を植えた。同校では、生徒や教諭、村職員や会員ら約170人が作業に取り組み、トラックに積み込んだプランターを次々と発送。子どもたちが、手にしたくわやスコップでプランターに土を入れ、赤や白など色とりどりの花を並べていった。同校は、将来ふるさとを担う子どもたちに、人に役立つ喜びや地域を知ってもらおうと、会の呼びかけに応えて取り組みに参加。総合的な学習の一環として、生徒が作業に汗を流した。ことしは、村内の公共施設や国道147号沿線、JR信濃松川駅周辺などに、プランターが設置された。取り組みに賛同する住民らが、水やりなど管理に協力。活動の協賛企業に、村内の事業所42社が集まった。 |
木流かさ地蔵1年 憩いの場定着 22日に祭り 白馬村 白馬村の白馬町を流れる木流川沿いの六地蔵「木流かさ地蔵」が今月で建立から1年を迎えた。建設を計画した白馬町活性化推進委員会(新沢恵委員長)は「手を合わせる子どもたちの姿も良く目にする。地蔵を中心に地域が盛り上がってきたのでは」と地蔵効果を実感している。22日午後2時から、第2回地蔵祭りが行われる。 木流かさ地蔵は、JR白馬駅東側の木流川沿いに位置。同委員会が地域の活性化を願い昨年5月に建立した。御影石でできた地蔵6体が北アルプスをバックに並ぶ。住民の憩いの場として定着してきた。カメラ愛好家の姿も多くあり写真スポットとしても注目されている。 今後は、同駅と協力するなか、駅から六地蔵までの道案内をする看板設置や、「かさじぞう」の物語を刻んだ石碑の建立、サクラの植栽など計画している。 地蔵祭りは午後2時から行われ、長谷寺住職による供養などがあり、団子やお茶などの振る舞いもある。 |
小谷村公民館の里山紀行 存在感圧倒巨樹巡り 小谷村公民館の成人教室の一つ「里山紀行」が5月から開講した。現地学習を中心に、身近な里山の歴史や文化にふれる人気の講座。本年度は村面積の90%を豊かな山林が占める同村で、新たな観光資源として注目を浴びている「巨樹」に焦点をあて、初の「郷土の巨樹巡り」を企画。初回は歴史・文化に詳しい村内在住の田中省三さんの案内で、下里瀬のケヤキ、池原神社のご神木のケヤキ、北野地区のホウノキ、ミズナラなどの巨樹を見て回った。 巨樹の一般的な定義となっている大きさは「地上から130aの位置で幹回りが300a以上」という。同村の原生林の中に立ち並ぶ巨樹は、幹の周囲が数b、高さにして十数bを超えるものが多くあり、その存在感は参加者を圧倒した。 参加者は田中さんの説明に熱心に耳を傾けながら、巨樹の美しさと迫力を間近で体感していた。 |
ピタゴラ装置試作 宇宙少年団北ア分団総会 大町市の大町エネルギー博物館を拠点に、中信地域を中心とした子どもたちが宇宙や科学工作、自然観察など理科の体験に取り組む日本宇宙少年団北アルプス分団(丸山卓哉分団長)は16日、本年度の総会を同博物館で開いた。ことしは新たに、「ピタゴラ装置」づくりに取り組み、団員が2年がかりでそれぞれ自作し発表する。「ピタゴラ装置」はNHK教育の番組中で紹介されているもので、一般には「ゴールドバーグマシン」などと言われる。ドミノ倒しのように、仕掛けの動きが次々と連鎖していくからくりを、クリップやコップなど身近なもので表現する。自作に際し、複雑な仕組みを成功させるためにものの動きを考えることで、物理に親しむきっかけにもなる。団員たちは基本となるキットを受け取り、試作して実験を始めた。来年の「星空まつり」の発表を目指して制作に取り組む。 |
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