2010年5月26日(水)付


ことしは270羽放鳥 大町市の合鴨農法研究会
 大町市の「大町合鴨(あいがも)農法研究会」(傘木久廣会長)の事務局長・塚田伸一さん宅に21日、生後2−3日のアイガモのヒナ270羽が到着した。ことしは新たに3戸が加入し、8戸が無農薬栽培のコメづくりに取り組む。このうち塚田さんは90羽を仕入れ、早速田の脇にある飼育小屋に放した。頭と尾が黒く全身が薄茶色のヒナたちは「ピーピー」と鳴き声を上げ元気に動き回っていた。塚田さんは耕作する9枚の水田計80eの5か所に飼育小屋を設置してヒナを分け、22日の田植えから約1週間後の苗が根付いたころに放鳥し、穂が出る8月中旬まで実施する。
個性あふれる3人展 白馬村アートカフェ森と人と

 白馬村みそら野の「アートカフェ・森と人と」は6月30日まで、インドネシア出身の創作バティックデザイナーのランドラ・マエジマさん、東京都のジュエリーデザイナー・木田祐子さん、岐阜の帽子デザイナー・武山昌子さんの作品を集めた三人展を開いている。 6月12日午後2時からは3人の作家が来場しウエルカムパーティーが開かれる。
FDA就航をPR 大町駅前でチラシ配布
 6月から信州まつもと空港の札幌、福岡便を引き継ぐ「FDA(フジドリームエアラインズ)」の就航を前に25日、大町市観光課(信州まつもと空港地元利用促進協議会加盟)は就航をPRするチラシをJR信濃大町駅前で配った。利便性の高まった同路線の利用を呼びかけた。2路線は現在、JALが運航しているが、5月末で廃止され、FDAが就航する。FDAが就航すると、同空港から札幌、福岡をジェット機で90分で結ぶ。札幌、福岡便はこれまで1日おきの運行だったが、6月からは毎日運行される。職員らは通勤、通学の駅利用者らに「ぜひご利用ください」とチラシ150部を配布。FDAを利用する快適な空の旅の便利さなどをPRしていた。
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5月の一覧
天候不順で一週間遅れ カミツレ10万本咲く 池田町
 池田町広津のカミツレ研究所(北條晴久代表)で、約170eの畑に植えられた、10万本のカミツレ(カモミール)が見ごろを迎えている。4月の天候不順の影響で1週間ほど開花が遅いものの、一面に白い花が咲き誇っている。同社は、地元で生産されたカミツレを原料に、化粧品や入浴剤などを生産。地域や町の特産物に親しんでもらおうと、6月4日から6日まで、第22回「カミツレ花祭り」を開催し、住民や観光客を迎える。イベント期間中、無料の刈り取り体験や地元農家の農産物販売、など多彩な催しを開催。隣接する宿泊施設・八寿恵荘で、カミツレエキスを使った「華密恋(かみつれん)の湯」の入浴や、化粧品を特別価格で提供する。
初夏メニュー登場 ちひろカフェ安曇野食材で
 松川村西原の安曇野ちひろ美術館の「ちひろカフェ」は、展示の入れ替えとともに春から初夏をイメージした安曇野ならではのメニューを加え地域の食材の魅力を提供している。ヨモギの風味が一口ごとに広がる「よもぎの米粉のシフォン黒蜜(みつ)添え」・430円、さっぱりとした口当たりの「赤シソソーダ」・450円、ベニバナインゲンのむらさきハナマメを使った「蒸しようかん」は、口どけと上品な甘さが格別で好みのドリンク(アルコールを除く)付き・600円。原料のヨモギ、赤シソ、ハナマメはいずれも大町市産を使用している。シフォンケーキは、ヨモギを松川産の米粉の生地にふんだんに練り込み、素材の風味豊かで、添えるクリームや黒蜜との相性も抜群。透きとおる赤紫色のソーダは、赤シソのドリンクの炭酸割りで、暑さを感じるこれからの季節にぴったり。いずれも和スイーツの魅力がたっぷり。作品を楽しんでもらった後、感想や印象をより深めながらゆっくりと過ごしてもらう事をコンセプトとしたカフェスタッフは、「無添加で地元食材を利用している心と体に優しい『ちひろカフェ』でゆっくりとお過ごしください」と話している。