2010年5月28日(金)付
白いホルスタイン 大町市常盤 ゴマ人気 大町市常盤西山で酪農を営む高橋農場=高橋悟さん経営=の牛舎で、体に黒い部分が少なく、ほとんどが白いホルスタイン牛が人気を呼んでいる。成牛と子牛合わせて約30頭を飼育している同農場で、平成17年に生まれたメス。ホルスタイン種は通常白と黒のまだら模様が特徴だが、首や腹の横の部分に黒い斑点が見られるものの、ほとんどが白色だ。妻の洋子さんは「生まれたときからずいぶん白く珍しいと思いました。当時から家族の人気者で『ゴマ』の愛称でかわいがってきましたが、言うことを聞き、よく乳の出る牛に育ってくれました。白が多い牛は体も大きくなる傾向がありますね」と目を細める。毛の色は種牛から遺伝するとされ、母牛との組み合わせで真っ白になったのではないかと見られるという。悟さんは宮崎県での口蹄疫(こうていえき)感染拡大について「酪農のため、宮崎からの子牛の入荷はありません。心配のしようがないですが、早期に沈静化するよう願っています」と話していた。 |
新緑のなか快汗 白馬マレット今季初大会 白馬村マレットゴルフ協会(滝沢渉会長)は25日、今季初大会を白馬グリーンスポーツの森で開いた。新緑深まるコースで、会員約120人がプレーを楽しみ、心地よい汗を流した。 26ホール、パー144で争われた。参加者たちは、真剣な表情で快音を残し、談笑しながらホールを回った。 同コースは、村振興公社の協力を得て、同協会員ボランティアによりコース整備などが行われている。昨年度は増設にも着手した。 滝沢会長は「健康づくりの拠点となれば。多くの村民に親しまれるマレットゴルフ場にしたい」と話す。 |
春の恵み山菜に舌鼓 小谷村 父ちゃん料理教室 小谷村社会福祉協議会は27日、「父ちゃんの料理教室」を開き、村内の60歳以上の男性10人余が自分たちで収穫した山菜を愛情込めた料理に変身させ、春の恵みに舌鼓を打った。 メニューはコシアブラを炊きこんだ「山菜ご飯」、旬の山菜をふんだんに使った「山菜のみそ汁」など。山菜採り名人の父ちゃんたちは、日ごろ山菜料理と言えばゆでたり天ぷらにするなど、素材のおいしさを生かしたシンプルな料理法が多いという。今回はこれまでと違った方法で調理したり、味付けを工夫して、山菜料理の新しい味を追求した。 協力しあって手際よく調理したテーブルには、彩りも鮮やかな山菜料理やおかずが数多く並び、食欲をそそるおいしいにおいが広がった。味わった父ちゃんたちは「山菜料理は奥が深い」と、新しい味の発見に感動の声をあげていた。 |
大雪渓大吟醸原酒が金賞 全国鑑評会 初の杜氏で 清酒の味や香りなどを審査する、平成21年酒造年度全国新酒鑑評会(酒類総合研究所主催)の入賞酒が21日、発表され、池田町会染の大雪渓酒造(薄井敦行社長)が、金賞に輝いた。大北地域から、大町市の北安醸造も入賞した。金賞酒は、兵庫県産の酒米・山田錦を100l使用し、敷地内の井戸水で造り上げた、「大雪渓」の大吟醸原酒。リンゴを感じさせる芳醇な香りに、ほのかな甘みをもち、うまみとすっきりした後味が特長という。 大雪渓酒造では昨年7月から、前杜氏・細野登さんの跡を継ぎ、若き杜氏・長瀬護さんが、酒造りに取り組んでいる。酒蔵伝統の「人の和」をモットーに、社員一丸となって出品酒の仕込みに当たった。長瀬さんは「よい酒ができたと自信はあったが、金賞に驚き。初めての杜氏で、蔵の人たちに苦労をかけたが報われた」と喜びを話した。 |
みとろぐるーぷのアート 名店街に巨大壁画 大町市で創作活動を通し子どもの育成に取り組んでいる「みとろぐるーぷ(三戸呂三都子代表)」は、大町名店街のアスレチックジム・トムソーヤの外壁に、親子アート体験「まーぶるぴかそ」で制作した作品を展示している。25日、準備を行い、「ちびっこ芸術家」の感性を込めて作った現代アート風の大作が飾られた。高さ180aほどの大きな段ボールや和紙に色とりどりの絵の具が散った、版画やにじみ絵、流し絵などの手法で作った作品が、高さ約2b、幅12bの大きさで壁面に張られている。作品は、同グループがこのほど開いたアートを通した親子の触れ合いをめざしたイベント「まーぶるぴかそ」で制作。1歳から7歳までの子どもたち7家族12人が参加し、子どもたちが木工用ボンドで練った絵の具粘土でつくった巨大版画や、溶いた絵の具の乗った板を揺らして作った流し絵、和紙を水でぬらし水彩絵の具を流すにじみ絵などの手法で作りあげた。 |
地域探検違い学ぶ 八坂小3年生バスで巡る 大町市の八坂小学校3年生9人は27日、総合的な学習と社会科の授業で地域をめぐり学ぶ「八坂探検」バス編の初回を開いた。バスで各集落を巡り、その地に住む児童が地域の特徴を案内し合い、八坂の自然や文化の魅力、地域ごとの違いなどに触れた。児童たちは曽山や切久保、相川、満仲の各集落をバスで巡り、山村留学センターや切久保諏訪神社、三原農園などを見学。児童たちは地域について事前に調べた内容を、同級生たちに紹介していた。切久保では、かつて農家が暮らしていた水車小屋や切久保諏訪神社、薬師堂や公民館前の公園などを、地域の野高陽子さんの案内で巡った。森や泉に囲まれた曽山地区と比べ、「家が多い」「田んぼがいっぱい」などと感想を話し、地域の違いを感じていた。 |
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