2010年6月2日(水)付


福祉向上図り半世紀 大町市老連が記念式典
 大町市老人クラブ連合会(上條昭雄会長)が本年度結成50周年を迎え、市文化会館で1日、50周年記念式典(第51回大町市老人クラブ大会)が開かれた。会員や来賓、一般市民など約500人が出席し、「健康・奉仕・友愛」をモットーに老人福祉向上のため活動してきた半世紀を振り返り、節目を祝った。決意も新たに、これからも力強く活動に取り組んでいくことを誓った。 同連合会は、昭和35年に老後の生活を豊かに、老人福祉の増進をしようと結成。現在、市内41単位クラブ約2400人が仲間との連帯を深めながら地域に根付き、教養の向上、地域交流、健康増進活動などを展開している。
クレマチス見ごろ ちひろ公園 薄紫や八重咲き40種
 松川村の安曇野ちひろ公園で、大花壇北側のクレマチスの花が見ごろを迎えている。色とりどり、大小さまざまな約40品種が開花し、地域住民や観光客の目を楽しませている。 クレマチスの花壇は、「花が咲いている村づくりの会」前会長・丸山岩男さんが一昨年夏、在任中最後の大仕事として企画した。大北鉢花生産組合の組合員や、花づくりに取り組む村の女性団体「Mフラワー」、住民有志などの協力で定植。花用のアーチや棚、休憩所なども手作りで設置した。 2年目のことしになり、約150平方bの畑で本格的に花を咲かせ、直径15aほどの薄紫の花や八重咲きの花が満開。つるに覆われたピラミッド型の棚では、白や黄色の小ぶりの花が、咲き誇っている。
新緑コースに快音 大糸タイムス杯マレット 松川
 松川村マレットゴルフこまくさ会(須沢貞夫会長)は1日、第12回大糸タイムス杯大会(大糸タイムス社協賛)を、村馬羅尾高原で開いた。村内を中心に集まった、選手74人が競技を通じて親ぼくを深め、新緑の自然あふれるコースに快音を響かせた。 大会は36ホール、パー144のストロークプレーで試合を展開。選手たちが、木々の間を縫って走る、起伏の激しいコースに苦戦しながらも、日ごろの練習の成果を発揮した。8個のホールインワンを記録し、会場を盛り上げた。
暮らす地域を美化 仁科台中・美麻小中ごみゼロ
 5月30日のごみゼロの日や6月の環境月間に合わせ、大町市の仁科台中学校(諏訪順一校長)や美麻小中学校(山浦和彦校長)で、地域のごみを拾う伝統の「ゴミゼロ運動」が行われた。児童や生徒が日ごろ暮らす地域に美化を通して貢献し、意識向上をはかる。 仁科台中は31日、全校生徒496人がクラスごとに分かれ、市街地商店街や高瀬川沿い、運動公園や上橋まで、道端などのごみを拾った。20ほどの袋が集まり、燃えるごみやペットボトル、空き缶などの資源ごみ、ガラスや金属類などに分別した。  美麻小中学校は1日、小学校4年生からの37人と中学生39人が地区ごとの14班に分かれ、登校時に主要道路沿いのごみを拾った。小学3年までの低学年は、グラウンドの石拾いと草取りを行った。 郷土を大切に思う気持ちや美化の充実感を味わうねらい。
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6月の一覧
16日リユーアル 五竜アルプス高山植物園
 白馬村の夏シーズンに開催される「白馬Alps花三昧(ざんまい)2010」にあわせ、主要会場の一つ、五竜会場の山野草園が「五竜アルプス高山植物園」と改名し、16日にリニューアルオープンする。開園に向け、準備作業が急ピッチで進められている。 同園には150種50万株の高山植物・山野草が移植され、6月から9月上旬ごろまでさまざまな季節の花が楽しめる。標高1500bから1600bの同園では生育が難しいとされている、高山帯の砂れき地に咲く高山植物の女王・コマクサも、スタッフのたゆまぬ努力により一大群生地をなすようになり、毎年多くの観光客らでにぎわう。
里山と水辺の自然満喫 白馬村 木流川散策会
 白馬村と同村の有志でつくる「木流川と親しむ会」(浅香公夫会長)は29日、「木流川散策会」を開いた。同川の歴史や文化を知るイベントとして、同川の生物を専門的な分野から学んできた「観察会」を、今回から誰もが気軽に川の自然に親しむ「散策会」イベントとして内容を大幅に変更。親子連れや中高年など、幅広い世代の30人余の参加があり、思い思いの楽しみかたで散策した。 同川の自然に詳しい会員が目・耳・鼻といった人間の5つの器官である五官(五感)を使った自然環境フィールドの楽しみ方を提案。新緑や新芽のにおいをかいだり、タンポポ笛を作ったり、フキの葉で作ったコップでお茶を飲んだりと、里山の自然に存分に親しんだ。