2010年6月3日(木)付


環境大臣表彰決まる 大北から農具川環境美化委
 環境保全や環境美化に尽力した人に贈る、環境大臣表彰の県内受賞者1個人と2団体が決まった。大北地域から大町市の農具川環境美化委員会(小林才一会長)が、地域環境美化功労者表彰を受賞する。また、安曇野市の環境カウンセラー・加々美孝男さんが、地域環境保全功労者表彰を受賞する。 地域の環境保全や環境美化に関して、特に顕著な功績のあった人をたたえるため、6月の環境月間にあわせて表彰される。表彰式は7日午前10時30分から、東京都千代田区のグランドアーク半蔵門で行われる。同美化委員会は、市内の農具川両岸の延長1・8`にアヤメ8500株、ツツジ1500株を植栽し、緑化推進活動を展開した。
30回の節目熱戦開幕 小谷ナイターソフト
 小谷村の小谷ソフトボール連盟(清水秀雄会長)は1日、本年度の第30回小谷ナイターソフトボールリーグ戦を小谷中学校グラウンドで開幕した。6チーム89人が、7月まで熱戦を繰り広げる。 同連盟は昭和55年に南小谷ソフトボールとして発足し、村民の体力づくりや地域の親ぼくを目指して毎年リーグ戦を重ねてきた。チームの減少に伴い村内で統合し、名称を変更して現在に至り、節目を迎えた。開会式では、タイガーファイブの大本敏信監督が「小谷ソフトの精神にのっとり、正々堂々と戦います」と選手宣誓した。清水会長は「いよいよ30回目の開幕。体力づくりと相互の親ぼくを目標に、選手の皆さんの活躍を期待します。小谷にまた元気が戻ることを祈念したい」とあいさつした。
自然に触れ歴史知る 白馬村でノルウオーク
 白馬村の「白馬総合型地域スポーツクラブ」(下澤弘嘉会長)と同村体育協会は、健康スポーツプログラムの新企画として、ポールを手にして歩くノルディックウオークの講習会「白馬再発見」を開いている。豊かな自然にふれながら郷土の歴史や文化を知るなかで、健康・体力づくりが深くかかわる企画に人気が集まっている。5月30日は中高年を中心に10人が参加。スタッフの西村晶子さんと寺川寿和さんの案内で、同村峰方地区から国道406号を歩いて、長野市と白馬を結ぶ白沢峠から見える北アルプスの絶景を楽しんだ。 峰方集落の諏訪社に集合し、ウオーミングアップをした後、白沢峠に向かって出発。すべて登りのきついコースながら、ノルディックウオーキングのポールが歩行を助け、快適に目的地に到着した。峠からの眺めも良好で、山々の残雪や新緑の美しさを存分に堪能した。
荒廃農地解消に期待 海の口で虹の家合鴨農法
 大町市農業委員会の平地区委員5人は31日、遊休荒廃農地を活用してコメ作りに取り組む同市平西海の口のグループ「虹の家」(神原三保子代表)の水田で、アイガモの放鳥や鳥獣被害から守るための網の設置作業を手伝った。「虹の家」は、仲間と共同で自給自足の暮らしを目指すグループで、関東や中京の都市圏などから移り住んだ4人により昨年6月に設立された。5年ほど前から遊休荒廃地となっていた西海の口の約10eの水田を借り受け、ことしから「大町合鴨(あいがも)農法研究会」の会員となって無農薬栽培に取り組む。虹の家のメンバーや同研究会会員、農業委員ら10人余が参加。カラスやキツネなどからヒナを守るため、水田の周囲に高さ約1bの柵や網を設置し、アイガモ15羽を放鳥した。
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6月の一覧
自然の恵みに感謝 小谷小 山菜採り遠足
 小谷村の小谷小学校の5・6年生67人は1日、地域の里山で恒例の「山菜採り遠足」を行い、小谷の自然の恵みに感謝しながらふるさとの豊かな自然について理解を深めた。 学校から里山まで自然観察をしながら山道を歩き、山菜採り名人の保護者から山菜の見分け方や採りかたを聞いて山菜を探した。5月に野焼きをした里山は、黒々とした山肌が一面の緑におおわれ、目をこらして探すと、ワラビや山ウドなどが足元に続々と芽吹いていた。「あった、あった」「こんなに大きいのが採れたよ」と夢中になって採り、予想以上の大収穫に笑顔がこぼれた。 作業後は保護者手作りのたけのこ汁が振る舞われ、自然に親しみながら旬の味に舌鼓を打った。
第一線の技に触れる 東京アート卓球部講演 松川村体協
  松川村体育協会(勝家尊会長)は1日、実業団卓球の強豪・東京アート卓球部を迎えた、スポーツ講演会を、同村すずの音ホールで開いた。村内外から約200人が来場し、第一線で活躍するプロの技や競技の魅力に触れた。講演会では、男子卓球部の大森隆弘監督、高木和卓選手、大矢英俊選手、塩野真人選手、テレビなどでおなじみの四元奈生美選手の5人が出演。卓球を始めたきっかけや海外遠征の逸話、ユニフォームへのこだわりなど、笑いを織り交ぜながら紹介し、会場を盛り上げた。ステージでは、選手によるデモンストレーションや、卓球を通じた来場者との交流会も開催。一般参加者がプロを相手に、途切れず続くラリーの応酬を披露すると、会場から歓声と大きな拍手が起こった。