2010年6月6日(日)付


スポーツ通じ交流 大北地区障がい者運動会
 「第38回大北地区障がい者運動会」が5日、大町市総合体育館で開かれた。同地区で暮らす障害者ら約450人が参加し、スポーツを通じ交流を深めた。多くの住民もボランティアとして参加し、障害者に対する理解と認識をさらに深めた。 開会式で、大町市Bチームの佐藤響さんと高橋美輝さんの2人が「正々堂々と戦いたい」と力強く宣誓した。大会長の寺井直樹・大町保健福祉事務所長は「今日一日、ケガのないよう、さわやかな汗を流し楽しんでもらいたい」と選手たちにエールを送った。 市町村など7チーム対抗戦により、ハンドボール投げやパン食い競争、玉入れなど8種目で争われた。パラリンピック正式種目でもある「ボッチャ」も今大会から採用され、盛り上がりを見せた。 選手たちは、仲間や家族らの大きな声援を受けながら、のびのびと体を動かしていた。
「昔ながら」体験旅行好調 小谷村中谷郷おらが里
 本格的なグリーンシーズンを迎え、小谷村中土の農林業体験施設「中谷郷おらが里」(山本国弥代表)では例年以上に昔ながらの生活・伝統文化を体験する修学旅行・各種団体旅行の受け入れが好調だ。 一番の要因は旧中土小学校跡地に新設された中土観光交流センター「やまつばき」が完成したことで、受け入れ態勢の整備が進んだことと思われる。雨天対策やトイレの設置など、集団行動する団体にとって不可欠な課題が解消されたことにより、大人数に柔軟に対応することが可能となっている。 3日は神奈川県藤沢市の慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部が学校行事「信州高原学校」で大北地区を訪れている、高等部240人のうち120人の体験学習を受け入れた。同施設ではこれまで諸事情で見送られていたプログラムの「わら細工体験」を2年ぶりに再開したほか、郷土食のおやき・ちゃのこ作り、青竹クーヘン作りなどの多彩なプログラムを提供した。 わら細工体験を選んだ生徒たちのほとんどは、わらにさわるのも初めて。地元の名人から文字通り「手とり足とり」の指導を受け、昔ながらのぞうり作りの一連の作業を行った。
アイガモを放鳥 まつかわ農業小
  松川村の「安曇野まつかわ農業小学校」(村農業委員会主催)は4日、松川小学校3年生107人による、稲作体験を開いた。子どもたちが、前日田植えを終えたばかりの水田にアイガモを放鳥し、イネの順調な成長を願った。水田では子どもたちが、村内で有機農業に取り組む、宮田兼任さんを講師に、害虫や雑草を食べて駆除する、アイガモの働きを学習。農薬を使わない、環境に優しく、安心な農業を体験していくという。ことしは約2000平方bの水田に、もち米・白毛もちとコシヒカリを植えた。子どもたちが当番で、毎日アイガモのえさやりに取り組んでいく。秋に収穫したコメの一部を、アフリカのマリ共和国に送る。
卓球プロの技学ぶ 実業団東京アートが教室
 実業団卓球の国内トップチーム、東京アート卓球部による実技教室が5日、松川村のグリーンワークまつかわで開かれた。大北地域を中心に、参加した小学生から高校生まで約40人が、実践を通してプロの技を学んだ。卓球部の大森隆弘監督や四元奈生美選手ら9人が、子どもたちを指導。問いかけられた質問に、一人ひとり丁寧に答え、見本を見せながら、打ち方を教えていた。教室には、5月30日まで開かれた世界選手権モスクワ大会で、日本代表選手とし出場した張(ちゃん)一博選手も参加。受講者が選手たちと試合を行い、世界を相手にするスピードや正確なプレーを体感していた。教室は村体育協会(勝家尊会長)が、地域のスポーツ振興と競技人口の拡大などを目指して開催。村内で飲料水の生産工場を運営する同社の協力を得て、村での合宿や教室の開催が実現した。
「五輪の舞台での表現満足」 愛子ら白馬で報告会
 バンクーバー五輪やパラリンピックに出場した白馬出身選手を迎えた報告会が5日、白馬村多目的ホールで開かれた。モーグルで4位に輝いた白馬高校出身の上村愛子選手らが会場に姿を見せると。会場は大きな拍手で沸いた。 上村選手は、地元白馬からの応援に感謝し、「練習してきたものが五輪の舞台で表現できた。満足している。メダルがとれず残念だったが、すがすがしい気持ちでいる」と4回目の出場となったバンクーバー五輪を振り返った。 太田紘煕村長は「みなさんの活躍は村民に感動と勇気を与えてくれた。ソチに向けさらに頑張ってもらいたい」とエールを送った。 会場には多くの子どもたちの姿もあった。白馬が生んだトップアスリートとの直接対面に緊張していた。 報告会には上村選手のほか、スキークロスの福島のり子選手、ノルディック複合の渡部暁斗選手、クロスカントリーの成瀬野生選手。パラリンピック出場のアルペン谷口彰選手、夏目堅司選手が出席した。席上、上村選手は長期休養に入ることを明らかにした。
分館対抗戦で交流 社球技ゲートボールの部
大町市の社公民館は3日、社地区球技大会ゲートボールの部を、同地区B&G多目的広場で開いた。第26回社友好杯争奪大会(社地区高齢者団体連絡協議会主催)を兼ね、地区内の分館対抗戦を通じて、住民や高齢者の交流を図った。大会は6分館から12チーム、総勢約70人が出場し、3ブロックに分かれて、総当たり1回戦で試合を展開、各分館2チームの勝率と得失点差の合計で、順位を競った。選手たちはスティックを手に、狙いを定めてボールを打ち、球筋に一喜一憂していた。
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