2010年6月8日(火)付


新緑の里山駆ける 全日本学生ロードレース
 自転車ロード種目の学生日本一を決める、第26回全日本学生選手権個人ロードレース大会は6日、大町市美麻の特設コースで開いた。全国29の大学から、男子競技に約150人が出場、優勝を目指して新緑の里山を駆け抜けた。コースは新行グラウンドを発着し、美麻地区の南部を13周する、約163`(1周12・6`)。午前8時に、選手たちが一斉にスタート、息を荒げてこう配を駆け上がる姿に、住民から「がんばれ」と声援が飛んだ。
50回の節目盛大に 白馬村スポーツ祭
 白馬村で恒例の「白馬村スポーツ祭」(白馬村・村教育委員会主催)がことし、50回の節目を迎え、村内9会場で盛大に開催された。村内の成人を対象とした同大会は、村のイベントの中でも長い歴史を誇る。ことしも各地区から幅広い世代の1200人余の村民が参加。ソフトボール、ミニバレー、マレットゴルフ、ゲートボールの4種目で優勝めざし、さわやかな汗を流した。 開会式は森上地区の村営北部グラウンドに選手が一堂に会し行われた。選手を代表し、大出地区ソフトボールチームの花澤誠二さんが「日ごろ鍛えた体力・技術を発揮しのびのびとプレーすることを誓います」と力強く選手宣誓。太田紘煕村長は「スポーツは家庭の健康ためであり、ひいては明るく元気で活力ある村づくりにも寄与するもの。今日のスポーツ祭をきっかけに、さらなる地域づくりに生かしてほしい」とあいさつした。
夏山シーズン幕開け 針ノ木岳で慎太郎祭
 第53回針ノ木岳慎太郎祭が6日、北アルプス針ノ木岳(2821b)で開かれた。天候に恵まれ県内外から訪れた登山愛好家など約250人が、例年より残雪の多い大雪渓を登り、夏山シーズン入りを祝った。 参加者らは、大町市扇沢から入山。日本三大雪渓に数えられる、雪渓の標高1800b付近でで神事で安全祈願や雪山賛歌の合唱などを行った。針ノ木峠まで登る記念登山には、150人ほどが参加した。登山案内人やスタッフが誘導しながら、祭典会場から約2時間半をかけて針ノ木峠まで景色なども楽しみながら登山。爺ケ岳や赤牛岳、槍ケ岳など北アルプスの山々の絶景を堪能した。併せて自然観察会や森林浴なども行われ、山にすむ動植物など自然に親しんだ。
地元プロから技習得 白馬公民館「大工職人に学ぶ」
 白馬村公民館主催の生涯学習講座・ふれあい教室の「大工職人に学ぶ」教室がことしも白馬中学校技術室を会場に開講し、受講生が地元のプロの技を学びながらものづくりを楽しんでいる。 5日は本格的な実技に入り、大北建設労働組合白馬支部の会員を講師に初心者は「すのこ」、2年目の受講生はいす作りに取り組んだ。 すのこは木製の敷き板で、風呂場の滑り防止や梅雨時の押し入れの収納物のカビ防止など多目的に利用されている。会員は板の正しい切りかた、板と板の間の均一なすきまの取りかたなど、寸分の狂いのない作りかたのコツをていねいに伝授。小さな工夫を積み重ね、高い技術へと集約されている職人技に、参加者から感嘆の声が上がっていた。
初夏の小谷路歩く ウオークラリー2010
 小谷村公民館と村体育協会は6日、「2010健康ウオークラリーIN小谷」を開いた。昨年は雨で中止になり、2年ぶりの開催。快晴に恵まれ、小さな子どもから高齢者まで幅広い世代の村民50人余が参加して、初夏の小谷路を歩きながら親子や仲間同士のふれあいを深めた。 参加者は同村栂池チップロードの1周を足慣らしにスタート。西山林道土倉地区を経て虫尾地区、池原集落に至る全長約16`のコースを歩いた。村内では近年、健康と観光の促進のためにノルディックウオーキングの普及が進んでいる。イベントでも専用のポールを持ち、さっそうと歩く参加者の姿が多く見られ、新しいスポーツとして愛好家の輪が広がっていることをうかがわせていた。
園児にサッカー指導 長野パルセイロ底辺拡大
サッカー北信越リーグで、長野市を中心に活動する「AC長野パルセイロ」が7日、大町市運動公園サッカー場を訪れた。「キッズ体験プロジェクト」として、同市はなのき保育園(伊藤孝江園長)年中、年長園児ら約60人に、サッカーのルールや運動の楽しさを教えた。市教育委員会体育課と子育て支援課の共催事業で、長野パルセイロは4年ほど前から、長野市や須坂市で子どもたちのサッカー教室を開催している。昨年全面改修し、一面天然芝となった同サッカー場を生かし、サッカーのすそ野を広げようと同市では初めて、試験的に行われた。
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