梅雨前に危険か所確認 白馬・小谷土砂災害合同パト
 姫川砂防事務所と国土交通省松本砂防事務所姫川出張所は、土砂災害防止月間中の11日、姫川砂防事務所管内の白馬、小谷両村の土砂災害危険か所の合同パトロールを実施した。両村や大町署、北ア広域北部署、北安曇地方事務所、大町建設事務所関係者ら約30人が参加。豪雨による土砂災害が頻発する梅雨の時期を前に、危険か所の巡視や状況把握を通じて、緊急時の対応策などについて確認した。
 同日は、平成21年7月31日の豪雨により土砂崩落が発生した白馬村通(かよう)国道148号チェーン着脱所前の急傾斜地など、10か所を見て回った。
マレットとマナー学ぶ 松川小生こまくさ会と交流

 松川村の松川小学校は、同村マレットゴルフこまくさ会と、競技を通じて交流を図っている。4年生から6年生まで、クラブの子どもたち約30人が会員を講師に、競技の楽しさだけでなく、ルールやマナーの大切さを学んでいる。
 高瀬川河川敷マレットゴルフ場では10日、子どもたちが4年から6年までの縦割り班に分かれ、会員と一緒にコースをまわった。会員のお年寄りが「時計の振り子のように、球をよく見て打つ」「ほかの選手を思いやって」と、子どもたちにアドバイスを送っていた。
「銀嶺」村おこし期待 フットサルコートオープン 小谷村

 小谷村フットサル専用コート「銀嶺」がこのほど、コルチナスキー場ゲレンデサイドにオープンした。県や村の支援を受けながら、村内でフットサルに取り組む有志の力により完成した。住民が主体となったフッサトルによるむらおこしが本格化しそうだ。
 使用しなくなったテニスコートのスペースに並ぶ2面の人工芝ピッチ。早速、競技を楽しむ子どもたちの姿も見られる。オープンから1週間で、すでに県外含め使用を求める問い合わせが数件寄せられるなど反響を呼んでいる。
ミズバショウ開花 栂池自然園に遅い春
 小谷村の栂池自然園で19から27日まで、恒例のイベント「栂池自然園水ばしょう祭り」が開かれる。ことしは雪どけが遅く、例年なら本州で最も遅いミズバショウの大群落が見られる湿原も、1b以上の残雪に閉ざされている。一番早くから群落が見られる月面のクレーターのような雪の割れ目は、開園祭当時より雪どけが進み、1日ごとにミズバショウの見られる範囲を広げている。
 現在ミズバショウが見ごろとなっているのは、ゴンドラ終点からロープウエー乗り場の散策路途中にある「栂の森湿原」周辺だ。白くかれんなミズバショウの群落とリュウキンカの鮮やかな黄色の対比が楽しめる。
広々モ〜開放感 黒沢高原で乳牛放牧

 大町市内の酪農家でつくる大町市酪農組合(中條隆史組合長)など大北地域の酪農家5軒は11日、市内黒沢高原の公共牧場で乳牛の放牧を始めた。乳牛たちは10月まで、ゲレンデを利用した広い高原で過ごし、自然の中で強い足腰と元気な体をつくる。
 初日は市内4軒と松川村1軒から26頭のウシが運び込まれた。農家たちはウシの体重を量り、体に防虫剤をかけて高原に放った。

2010年6月12日(土)付


万一の事故に備え JR大町駅で総合訓練会
 列車運行上の万が一の事故に備え、JR東日本長野支社松本地区大町ブロックの総合訓練会が11日、大町市のJR信濃大町駅で開かれた。JR大糸線関係者や大町、安曇野地区の警察署員や消防署員など約90人が参加し、列車の故障による救援列車運行を行う「伝令法」や人身事故対応を訓練。異常時に的確な対応ができるよう、緊急時対応を学んだ。
 人身事故訓練は、同駅−南大町駅間で女性が遮断機をくぐり抜けて線路内に進入、列車にはねられたとの想定で行われた。実際に使用している車両を使い、信濃大町駅構内に踏切を設置して無線などで相互連絡しながら訓練。
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