2010年6月15日(火)付


プロからサッカー技術 パルセイロが子ども指導
 大町市運動公園陸上競技場で13日、サッカーチームAC長野パルセイロ選手によるサッカー教室が行われた。近隣ジュニアサッカーチームの子どもたち約150人が参加し、プロからサッカーの技術を学んだ。選手ら20人は同公園で行われた北信越リーグ後に子どもたちに指導。小学1、2年生を対象にした教室は、リフティング練習からスタートし、選手らが考えたメニューに取り組んだ。自分のボールを守りながら相手のボールを弾き飛ばすゲームなどを通して、ふれあいながらサッカーの楽しさに触れた。
初夏の高原駆ける つがいけサイクルに800人
 小谷村の栂池高原を自転車で駆け上がり、中部山岳国立公園に指定されている日本有数の高層湿原・栂池自然園をめざす「つがいけサイクルクラシック2010」が12、13の両日開かれた。 全日本クラスの実業団選手や一般参加選手の中学生から70代まで、全国各地から昨年を上回る約800人のロードレーサーがエントリー。初夏の小谷路で、標高差1200b、最大こう配10・1%、平均こう配7・0%、全長17`の連続登りの過酷なレースに挑んだ。 選手はロードレーサー、MTBの2部門で男女年齢別に11のクラスに分かれ、午前9時の号砲を合図に川内下のスタート地点をいっせいにスタート。プロもアマチュアも同条件のもと、急傾斜や起伏のあるコースで息を切らしながらペダルを踏んだ。
ハーブと花で交流 池田、松川、生坂の商工会女性部
池田町、松川村、生坂村の3町村商工会女性部は14日、合同研修会を池田町ハーブセンターで開いた。集まった部員43人が、ハーブと花の鉢植えを通じて交流し、町の特産品への理解を深めた。女性たちはハウス内で、同センター農場担当・一志とみ子さんから、ハーブの育て方や特徴、料理のレシピなどを学習。ラベンダーやスイートバジル、ガザニアなど5品種の苗を、廃材を活用したプランターに植えた。研修会では、「バジルの葉を柔らかく保つため、花芽を摘み取る」などのコツや、簡単に調理でき保存に適した調味料の作り方などを紹介。参加者たちが「いい香り」「自宅で料理に使いたい」などと、楽しんでいた。各女性部は毎年、互いに部員を招き、地域の魅力をアピールしようと、地元ならではの研修会を企画。マレットゴルフやブドウの摘み取りなどを通じて、親ぼくを深めている。
訓練成果競うポンプ操法 消防理解求めチラシ 松川
 松川村消防団(梨子田邦彦団長)は13日、松川村消防団ポンプ操法大会を松川中学校グラウンドで開いた。村内5分団から106人の団員が参加。多くの村民の声援のもとで団員たちは日々の練習の成果を発揮し、きびきびとした動きで放水し、松川の空にアーチがかかった。 ポンプ操法大会は火災現場で用いる基本的な技術を凝縮した競技で、火点に見立てた目標に放水するタイムと動作の審査で決まる。日常の訓練の成果を発表し消防技術の発展と向上を目指す。ポンプ車繰法には3チーム、小型ポンプには6チームが出場。団員らはきびきびとした動きで水利から水を確保し、ホースを延ばして火点に向かって放水した。大北大会に優秀選手を再編成した昨年までから変更し、ことしから優勝分団がそのまま大北大会に歩を進めるルールとなり、各分団は持てる力を発揮し競った。ことし初めて、大会実施のチラシを全戸配布し、村民に観戦を呼びかけた。村民に消防団活動への理解を深めてもらい団員の士気向上と新入団員の増につなげようと、競技内容や消防団の意義を詳しく解説。会場では特設の観覧用テントに村民が訪れ、地元分団の活躍に声援を送っていた。
地引き網で湖水開き 仁科三湖レジャーシーズン
 大町市平木崎湖で13日、「湖水(うみ)開き」とあわせて地引き網と水上トレッキングイベントが行われた。関東や市内外から120人の親子などが参加し、地引き網体験や湖周辺を散策。中綱湖、青木湖を含む仁科三湖が湖水開きとなり、湖レジャーのトップシーズンが幕を開けた。地引き網は、木崎湖キャンプ場の湖畔から約150bの網で半円状に囲み、魚を追い込んだ。参加者が力いっぱい「よいしょ」と網を引き揚げると、全長1bを超える大物のコイやヒガイ、ブラックバスなどがあがった。とれた魚は調理し、昼に参加者たちに振る舞われた。モーターボートで湖上を散策したり、湖畔約3`を歩きながら、周辺の自然を楽しんだ。
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6月の一覧
地域安全守る使命感 白馬
 白馬村消防団(太田誠団長)は13日、平成22年度の消防ポンプ操法大会を同村岩岳スキー場駐車場で開いた。村内の各3分団から選抜された精鋭たちが、小型ポンプ操法、ポンプ自動車操法、放水の3つの競技に挑み、消防機器操作の速さや正確さを競い合った。選手は「集まれ」「定位に付け」「操作始め」など指揮者の号令に従いながら、日ごろの予防消防活動のかたわら、連日連夜仲間とともに訓練してきた成果を披露。きびきびした動作でホース延長やポンプの操作を正確にこなしていた。 万が一の火災に備えて、基本的な技術習得を目標に行われる大会では、どの団員も実戦さながらの機敏な行動力を見せた。その姿には「地域の安全を自分たちが守る」という使命感に満ちた頼もしさが感じられた。