2010年6月16日(水)付


映像文化財を残す会7月公開
体験談や記事で再現 「大町地震の記憶」製作

 大町市の「大町映像文化財を残す会(鹿田敏彦代表)」は、大正7年に発生した「大町地震」をテーマにした記録映画「大町地震の記憶」の制作にクランク・インした。被災直後の写真と現在の風景を比べ、当時を知る人のインタビューなどで構成し、地域を襲った災害の恐ろしさを伝える。文化財センターが開く文化財講座での発表を予定している。大町地震は大正7年11月11日の午前3時ころにマグニチュード6・1、午後4時ころにマグニチュード6・5の大地震が発生。死者はいなかったが、家屋の全壊・半壊が相次ぎ、多くの住民が避難した。糸魚川静岡構造線活断層系周辺で発生した、科学的な観測記録が残る唯一の被害地震として、学術的にも注目されている。
定着 住民発表の場 松川すずの音ホール
 松川村多目的交流施設「すずの音ホール」が、村民の生涯学習など発表の場として定着を見せている。開館した昨年5月からこれまでに、6個人、26団体が、施設内の空間を使い、絵画や写真などを展示している。芸術文化交流の拠点ともなりつつある。 施設を入った正面に広がるパッサージュと呼ばれる空間や村民ギャラリーには常に村民らによる作品が展示されている。村教育委員会社会教育課文化施設係と、同施設ボランティアで組織するすずの音応援団ギャラリークラブが中心となり展示会を企画してきている。 これまで、陶芸や絵手紙、ちぎり絵、木目込み人形、布ぞうりなど、趣味として取り組む一品から芸術性が高い美術作品まで、住民の力作が展示されてきた。 施設側からの呼びかけによる開催がほとんどだが、村文化施設係は村民の自主的な開催にも期待を寄せている。
園児にサッカー指導 白馬のアラグランデFC
 白馬村のアラグランデF・C(稲田良太郎代表)は14日、小谷村の小谷保育園で年中・年長園児を対象とした恒例のサッカー教室を開いた。遊びを中心としたサッカー指導で、幼い時から運動の楽しさを知ってもらおうと、保育施設や小学校を巡回して毎年行っている同チームの活動の一環。チームに所属している白馬中学校生徒もボランティアで参加し、スポーツを通じた異年齢の交流を深めた。 あいにくの悪天候で、室内でのサッカー指導となったが、園児たちを飽きさせない趣向をこらした指導が行われ、最後まで楽しく基礎などを体験した。 ワールドカップが開幕し、日本がサッカーで盛り上がるなか、小谷の子どもたちもサッカーへの関心は高いようす。稲田さんやコーチらが模範演技で華麗なリフティングやドリブルなどを披露すると「すごい、すごい」と大喜びし、自分も同じことができるようにと懸命に練習を繰り返していた。
旬の味と自然満喫 小谷でたけのこ狩りツアー
 小谷村の深山遊園北野の郷で13日、「たけのこ狩り体験ツアー」が開かれた。村内外からの多数の参加者が、地域住民と交流を深めながら同村の自然と産業にふれた。 小谷でタケノコというとネマガリダケをさす。くせやあくが少なく、独特の香りと歯ごたえが特徴で、この時期の山菜として人気を集めている。地域の名人の案内で同施設の奥山に入り、今が旬のタケノコの収穫を楽しんだ。 ネマガリダケは2〜3bのクマザサの根元に、周囲から身を隠すように生えており、参加者は笹やぶをかき分けながら懸命に探して歩いた。名人の指導のおかげでどの参加者も短時間で多くの収穫があり、満足げな表情だった。
振り込め詐欺防止 八十二銀行松川で呼びかけ
年金受給日の15日、振り込め詐欺の防止を訴える啓発活動が、松川村の八十二銀行あづみ松川支店で行われた。大町署や大北防犯協会連合会、椛S日警の職員6人が、高齢者を中心に来店者に注意を呼び掛けた。同署員は店舗入り口で、お年寄りにチラシやティッシュを配布し、「家族間で合言葉を決める」など対策を紹介。無人のATMを中心に、管内のパトロールを行った。同署管内ではことし、振り込め詐欺被害が14日現在発生していない。被害の届け出はなかったものの、4月に村内の高齢者宅に息子を名乗る電話があり、借金返済の名目で現金を要求する事案が発生した。県外では、犯行グループが警察官などを名乗り、被害者から直接現金などをだまし取る「手交型」の犯罪も、出てきているという。同署は「不審な電話があったら、お金を振り込む前に、家族や警察にまず相談をしてほしい」と呼びかけている。
就労確保と生きがい 北アルプスの風パン工房
 「NPO法人北アルプスの風」(神谷典成理事長)が運営する共同作業所がんばりやさんのパン販売店「がんばりやさんパン工房おおまち」が15日、大町市名店街中ほどにオープンした。開店と同時にぞくぞくと客が訪れた。メロンパンやカレーパン、ミニクロワッサンなど12種類のパンを取りそろえ、利用者たちが笑顔で客を出迎えた。利用客には、先着でバターロールのプレゼントも行われた。事業を応援した名店街事業組合の江津祐至理事長は「店舗が増えるのは活性化につながりありがたい。にぎわいにつながれば」と話していた。同共同作業所は、障害者の就労場所を確保しながら地域とのつながりを持ち、働く喜びと生きがいをつくる。安曇養護学校の卒業生なども受け入れ、近年利用者が多くなってきているという。
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