2010年6月18日(金)付
都会っ子田舎体験 大町でセカンドスクール 東京都武蔵野市の市立第3中学校の1年生生徒約110人は、農山村に滞在し暮らしを体験する「セカンドスクール」で大町市を訪れ、農業や野外体験を通し、人々や自然と触れ合っている。生徒たちは17日、畑作業やそば打ちなどを体験した。 B&G体育館で開いたそば打ち体験では、地元の民宿の主人らがそばの打ち方を指導。生徒たちは実際に粉をこねて棒で延ばし、めんを切るなど、自分の食べるものを作る楽しさに触れた。作ったそばは旅館での夕食で味わった。大豆の苗植えや、シイタケの駒打ちなども体験した。 生徒たちは14日から、木崎湖畔の旅館3軒に分宿。小熊山のトレッキングや農業体験、安曇野ちひろ美術館・山岳博物館の見学など、地域で体験を重ねた。 |
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ラベンダー40株定植 法人会池田がボランティア 池田町の大北法人会池田支部(吉田良造支部長)は16日、ラベンダーの定植ボランティアを、同町の県道沿線などで行った。町のキャッチフレーズ「花とハーブの里」を応援しようと、会員事業所などから参加した8人が、作業に汗を流した。会員らは会染地区で、県道大町明科線の沿道約50bにわたり、ラベンダーを定植。石や枯れ木に苦心しながらも土を掘り起こし、作業を進めていった。林中地区の工業団地に設置したプランターと合わせ、約40株を植えた。同支部は6年前から、地域社会貢献事業として、毎年町内でボランティア活動を展開し、作業を通じて会員同士の親ぼくを深めている。 |
全国からの写真一堂 池田町北ア展望美術館 全国から写真作品が集う「『写真の日』記念写真展2010」の巡回展が12日から、池田町の北アルプス展望美術館で幕を開けた。応募総数868人、2180点の中から、厳選された作品318点が並んでいる。同町から3人が、入選・入賞に選ばれた。地元からは、霜に覆われた花をユニークな目線で表現した、細野妙子さんの「眠れる踊り子」が、レディース賞に入賞。土生(はぶ)重和さんの「氷彩」がネイチャー部門、小穴千夏さんの「ママは寝てるよ(笑)」が自由部門で、それぞれ入選した。写真展は6月1日の「写真の日」を記念して東京都で開き、全国からプロ・アマ問わず作品を募集している。同美術館をはじめ全国で巡回展を行っている。館内では期間中、写真展に合わせて、安曇養護学校中学部の3年生が制作した、全長6bのこいのぼりも展示。うろこに見立てた、草木染で作品が彩られている。 |
オオヤマザクラ植樹 木崎湖温泉観光協「花の小道」 大町市の木崎湖温泉観光協会(松沢啓会長)は17日、木崎湖畔の遊歩道わきに、オオヤマザクラ10本を植樹した。再来年の春には水辺に花が映りこみ湖畔を彩りそうだ。作業には観光協会員や大北森林組合など十数人が参加し、旅館街の端から木崎湖夏期大学までの約200bに、樹齢5から10年ほど、高さ6bほどのサクラを植えた。植樹は市のきらり輝く協働のまちづくり事業・花づくり活動部門の助成を受けて実施。四季を花で飾り、心安らぐ湖畔の「花の小道」づくりを目指し2年目。春を彩る「市の花」としてオオヤマザクラを選んだ。初回の昨年は、アジサイ50本を植えた。遊歩道は同市平山崎地区の木崎湖東岸側にあり、旅館街に泊まった観光客が朝に散歩したり、午前中は釣り人の姿が目立つなど、地域と観光客の憩いの場として親しまれている。 |
青海省に地震救援 初の街頭募金8427円 北高ボラ同好会 大町市の大町北高校のボランティア同好会や有志はこのほど、中国青海省で発生した地震の救援金を街頭募金で集め16日、募金を日赤大町地区地区長の牛越徹市長に手渡した。日本赤十字社を通じて現地に送られる。同校で高校生のみの街頭募金実施は初めて。同好会の平林真優部長や発案者で部員の松山ひかりさん、有志として参加した木曽寿紀君が市役所を訪れ、JR信濃大町駅前で5月31日から6月4日までの間に通行人に声をかけて集めた8472円を手渡した。同校ではこれまで、生徒会がハイチ地震などで校内での募金活動を行っていた。今回の地震の知らせを聞き、ボラ同好会が街頭募金を企画。生徒会書記の木曽君が手続きや事務を手伝い、実現した。 |
歌やゲームで交流 松川村鼠穴ゆうゆう会 松川村鼠穴地区のボランティア団体「ゆうゆう会」(平林京子代表)は15日、住民交流会「ふくふく会」を、鼠穴公民館で開いた。地区内から50〜90代の住民約30人が来場し、親ぼくを深めた。交流会は、村社会福祉協議会が各地区で進める「ふれあい会」事業の一環として、鼠穴区の住民有志が毎年、年2回開いている。ことしは老人クラブ連合の解散を受け、地域住民の交流の要として活動を継続。新たに高齢者の安全・安心な生活をテーマにした講演会の開催も、検討している。参加者は、懐かしの唱歌の合唱やゲーム、脳の活性化を目指す歌に合わせた手遊びなどを楽しみ、ボランティア手作りの昼食を堪能。「普段会わない人と交流できる」「毎回楽しみ」などと話していた。 |