2010年6月20日(日)付


ハンディ越えた響き 平 人権のつどい 牧さんバイオリン演奏

 大町市と市教育委員会は16日、平地区の「人権を考える市民の集い」を平公民館で開催し、バイオリン演奏家の「チュイチュイ」こと牧美花さんを講師に招き、バイオリンとトークのコンサートを開いた。約60人の市民が参加し、差別のない明るいまちづくりを目指して考えた。
 長野市出身の牧さんは、生まれたときから左手が委縮するハンディを抱えていた。2歳8か月のときからリハビリを兼ねてバイオリンを始め、通常と左右逆に左手に弓、右手にバイオリンを持つことで障害を乗り越え、現在は幅広く演奏活動や指導などの活動を重ねている。
立候補予定2氏 大町JCが公開討論会 大町市長選

 任期満了に伴う大町市長選(20日告示、27日投開票)で、大町青年会議所(渡辺康喜理事長)は18日、立候補予定者の公開討論会をサン・アルプス大町で開いた。市の未来像、景気・雇用対策、少子化対策・福祉、行政改革、市立大町総合病院の5つのテーマについて、それぞれの意見を比べた。
 現職の牛越徹氏(59)と新人の傘木宏夫氏(50)が席を並べた。討論会はリンカーン・フォーラム方式で、両氏に質問を振り、時間を区切って返答を求めた。
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6月の一覧
ラベンダーで彩りを 仁科神明宮と国営公園玄関口

 大町市の宮本地区農地・水・環境保全組合(鈴木通夫代表)は19日、宮本信号機周辺の県道沿いでラベンダーの定植作業を行った。国宝・仁科神明宮と、国営アルプスあづみの公園大町・松川地区への玄関口となる路線に彩りを添えようと実施。住民約40人が参加し作業に汗を流した。
 環境保全と観光客へのもてなしを目的とした定植作業。県道沿い延長約200b、約5・5eに1100株を超すラベンダーを植えていった。作業が進むと同時に、ラベンダーのさわやかな香りが周囲に漂った。
ママさんバレー熱戦 北安4町村代表が親ぼく
 第51回北安曇郡体育祭(北安曇郡体育協会主催)は19日、池田町総合体育館で開いた。ママさんバレーボールに池田、小谷、白馬、松川の各町村を代表する4チームが集まり、スポーツを通じて親ぼくを深めた。雨で、野球とソフトボールの2種目は、中止となった。
 開会式では、昨年優勝した池田町が優勝杯を返還。小谷村チームの山本あずみさんが「日ごろの練習の成果を発揮し、正々堂々と最後まで戦うことを誓います」と選手宣誓をした。
 結果は次のとおり。
@池田町、A松川村、B白馬村、C小谷村
塩の道核に広域観光 小谷村商工会が糸魚川と
 小谷村商工会(石田憲明会長)は本年度、新潟県糸魚川市の糸魚川商工会議所(高瀬衛会頭)と連携した広域観光事業に乗り出す。日本海と内陸を結ぶ古道「塩の道」を地域資源ととらえる両商工団体が県境を越えて手を結び、「北アルプス塩の道トレイル」と名づけた動線を中心に共同事業を展開し、全国発信を目指す。
 両商工団体による連携事業は、中小企業庁の小規模事業者新事業全国展開支援事業(地域資源∞全国展開プロジェクト)の採択を受け実施。小谷村商工会の呼びかけに糸魚川商工会議所が応えた。
新校議論含め結束 元五輪代表丸山さん講演 大町高同窓会
 大町市の大町高校同窓会(奥村剛会長)の平成22年度総会が19日、JA大北会館アプロードで開かれた。13回卒業生で元グルノーブル五輪アルペン競技日本代表の丸山仁也さん(68)=白馬村八方=の講演会などがあった。同窓生約40人が出席し、当時を振り返りながら、大町新校の密な議論含め同高のさらなる発展に向け結束を深めた。
 丸山さんは「私のスキー人生」と題し、競技に対する情熱や、招致から開催まで携わりアルペン男子競技委員長を務めた長野五輪での苦労話などを交え講演。「信念にそってやってこれた。家族の協力があったからこそスキーの道を歩んでこれた」とこれまでの人生を振り返った。