2010年6月21日(月)付


短期決戦一騎打ち 大町市長選スタート 市議補選 堀氏が無投票当選
 任期満了に伴う大町市長選は20日、告示され、いずれも無所属の、新人で団体役員の傘木宏夫氏(50)=仁科町=と、現職の牛越徹氏(59)=常盤泉=の2氏が立候補の届け出を行い、一騎打ちの選挙戦が展開される。今後4年間の市政の担い手をかけ、27日の投票に向け1週間の短期決戦がスタート、舌戦が繰り広げられる。
傘木氏はNPO地域づくり工房代表理事。旧来の行政手法から脱却し、個性的な地域づくり実現を訴える。市営ケーブルテレビ事業の抜本見直しや、東洋紡跡地を農業公園化する計画などを掲げた。
牛越氏は4年前の選挙で無投票当選。「確かな市政」を掲げ実行力をアピール。「きらり輝く大町」実現に向けて大町総合病院再生や雇用創出を掲げ、市民参加と協働の流れをさらに進めるとした。
投票は27日午前7時から午後8時まで、市内36か所の投票所で行われる。湖端公民館と八坂・美麻地区の投票所は午後7時まで、鹿島生活改善センターは午後6時まで。開票は午後9時から運動公園総合体育館で行う。開票速報は会場で発表する。
期日前投票は21日から26日までの午前8時半から午後8時まで、市役所東中会議室で。八坂・美麻地区では22日から26日までの午前8時半から午後7時まで、両支所で行える。
19日現在の選挙人名簿登録者数は2万5197人(男1万2071人、女1万3126人)。


  同日告示の市議補選(欠員定数1)には、無所属新人の堀堅一氏(58)=北原町=が立候補し、無投票で当選した。伊藤金物商会営業課長。4年前から「大町水物語の会」の代表としてまちづくりの活動に取り組んできた。
堀氏は「みなさまのご支援に感謝したい。農業、商業、工業、観光の振興にみんなでスクラムを組み、大町を良くするための手助けができれば」と喜びを話した。
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6月の一覧
太巻きずし作り体験 JAおたり女性部が食農教室
 JA大北おたり支所女性部の南小谷支部(千国日出子支部長)が地域貢献活動の一環として企画している、食農体験教室の第2回が19日、開かれた。米の消費拡大を目的に、支部の会員の細田いつさんの指導で太巻きずしを作り、食の大切さについて理解を深めた。 地域の小学生とその家族ら20人余が参加。桜でんぶやホウレンソウなどを使って華やかな「ツバキ」の絵柄の太巻きずし作りを体験した。 すし飯で手の込んだ細かな模様のパーツをいくつも作って組み合わせ、数人がかりで協力しあって巻きすでまいた。完成した形が想像もできずに「本当にできるかな」と不安がる場面も。すしを切ると、切り口から色鮮やかな花模様があらわれ、「わー、きれい」と歓声があがった。
雪どけの中花々競演 白馬五竜アルプス高山植物園
 白馬村五竜アルプス平の「白馬五竜アルプス高山植物園」が16日開園し、本格的な夏季営業に入った。雪どけとともに咲き始めたコマクサやシラネアオイなどのさまざまな花々が、訪れる人の目を楽しませている。 同園は標高1500b・5fの地に、200種以上100万株の高山植物・山野草があり、山ろくから高山帯までの植物を自生に近い形で気軽に観察・学習できる日本でも有数の高山植物園。ことしは高山の岩場に咲く植生を再現した「ロックガーデン」を新設。青いケシやエーデルワイスなど、ヒマラヤやヨーロッパアルプスに咲く、世界の珍しい高山植物が観賞できるなど、より魅力的なエリアが加わった。
高瀬中へボール80個 大町ソフト連盟が寄贈
 大町市ソフトボール連盟(島田剛志会長)は18日、地域の競技振興を図ろうと、市内20チームから募った、3号サイズのボール80個を、池田町の高瀬中学校女子ソフトボール部に寄贈した。島田会長は、部長の3年生・山下ひかりさんにボールを手渡し、「選手が減少傾向にあるなか、熱心に練習に励む子どもたちを応援できれば。高瀬中は、強豪チームと聞いている。大会でもがんばってほしい」と激励した。
訓練の成果発揮 ポンプ操法・ラッパ吹奏大会 大町市消防団
 大町市消防団(福島佐智夫団長)は20日、今年度のポンプ操法・ラッパ吹奏大会を、市文化会館駐車場で開いた。市内6分団26部から約500人が出場し、火災に対する訓練の成果を披露した。大会では、ポンプ車操法に11チーム、小型ポンプ操法に17チーム、ラッパ吹奏に2チームが出場。開会式で、第1分団の横山雅史さんが「地域の代表としてのほこりを胸に、正々堂々と操法することを誓います」と選手宣誓した。ポンプ操法では規律や敏しょう性、安全性などと、訓練で培った団員の連携や技術を審査。各チームが大きな掛け声とともに、機敏な動きでホースを延ばし、火元を模した的をめがけて放水していた。
全国の教科書一堂に 大町図書館で展示
 県教育委員会中信教育事務所が主催する、全国の小・中・高等学校で使われている全教科の「教科書展」が7月4日まで、大町市立大町図書館(原連陽館長)正面入り口フロアで開かれている。それぞれの学校、学年で使用している教科書を、多くの県民に知ってもらい理解を深めてもらうとともに今後の、教科書採択などの参考にと毎年、この時期に開催。本年度は現行の教科書のほか、22年に検定された小学校教科書も並び、23年度の教科書はこの中から採択される。同教育事務所は、「内容を見直したり変更した、来年4月から使用される教科書も並んでいます。どんな教科書を使うのか皆さんに見てもらえる良い機会です」と会場への来館を呼びかけている。期間中の展示時間は、火−金午前9時30分−午後6時30分(土、日、祝日6時)まで。