2010年6月22日(火)付


初日正午までに17人 期日前投票始まる
 大町市長選の期日前投票が21日、大町市役所で始まった。市の将来を左右する選挙に有権者が清き一票を投じている。大町市長選は、12年前、4年前と無投票だった。8年前の選挙では投票率77・77lだった。今回の市長選選挙人名簿登録者数は6月19日現在、2万5197人(男1万2071人、女1万3126人)。投票所入場券は20日から発送を開始、順次各戸に届けられている。初日正午までに期日前投票には17人が訪れた。それぞれ宣誓書を提出して、立会人が見守るなか投票用紙を投じていた。週後半の木、金、土曜日に期日前投票に訪れる人が増える見込み。市選挙管理委員会は「市長選投票はこれからの住みよい豊かな郷土づくりの実現の担い手を決める大切な選挙です。大切な一票を棄権しないように投票しましょう」と話している。有線放送や広報車で市民に投票を呼びかける。期日前投票は、投票日前日の26日まで大町市役所東中会議室で午前8時半から午後8時まで、八坂、美麻支所では22日から午前8時半から午後7時の日程で受け付けている。
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6月の一覧
おやき作りで交流 姉妹都市の菊川市小谷で
 小谷村の友好姉妹都市・静岡県菊川市が、同村の水ばしょう祭りに合わせて募集した「小谷村交流体験ツアー」の一行が19と20日の日程で同村を訪れ、村民と友好を深めた。19日は同村役場調理室で料理教室が開かれ、昔ながらの伝統食を作りながら交流した。 同村の食生活改善推進協議会(西沢良子会長)の会員が講師となり、小谷の伝統食「おやき」を作った。強力粉の皮と、アザミとあんこの具材を詰めたおやきを紹介。おやきは静岡にはない食文化といい、山菜や旬の野菜の味付けや作りかたに興味津々のようすで、一つひとつの手順を熱心に確認していた。 2種のおやきはその場で試食。会員が持ち寄った山菜料理やコショウ漬けなども添え、山国の味覚で一行をもてなし、和やかに交流を深めた。
古典芸能幽玄の世界 青木道喜氏招き能楽教室 豊科北小で
安曇野市教育委員会は21日、観世流能楽師・青木道喜氏を招いた能楽教室を、豊科北小学校で開いた。日本の古典芸能に親しんでもらおうと、初心者にも親しみやすい演目「土蜘蛛(つちぐも)」の一部を上演した。教室では、青木氏に師事する立命館大学能楽部の学生たちが役柄を演じ、青木氏が作品を解説。能と歌舞伎との違い、着物の構造など、能楽の基礎から舞台の裏側までを紹介した。演目は、平安武士・源頼光と蜘蛛の化け物との争いを描いた作品。化け物が頼光や家臣の独(ひとり)武者に糸を投げかけ、大立ち回りを演じると、児童たちから歓声が起きた。同市では、旧明科町出身の能楽師で、国指定重要無形文化財保持者、故・青木祥二氏ゆかりの地として、毎年能楽教室を開催。町村合併以前の平成13年から、長男の道喜氏が小中学生を対象に、能の魅力を伝えてきた。
ラッパ吹奏競技継続 小谷
 小谷村消防団(相澤尚平団長)は20日、「第44回小谷村消防団ポンプ操法競技会」「第39回小谷村消防団ラッパ吹奏競技会」「第34回小谷村消防団放水競技会」を同村栂池社会体育館で開き、消防団員が日ごろの活動の成果を競い合った。 村内の5分団から200人余の団員が参加。各分団から選抜された精鋭が小型ポンプ操法の部とポンプ自動車操法の部に9組、ラッパ吹奏競技に5組、放水競技に6組が出場した。 団員を代表し、第5分団の細澤恵一さんが「日ごろの訓練成果を十二分に発揮し、熱き魂のこもった良い操法、ラッパ吹奏をすることを誓います」と力強い選手宣誓を行った。 この日のために練習してきた成果を存分に発揮し、訓練動作の敏しょうさや正確さといったみごとな技術を、息の合ったチームワークで披露。応援団員や家族らの声援を受けながら、迅速で的確な操法を展開していた。 大北地区の消防団では、ラッパ吹奏競技会を開く市町村が年々少なくなり、ことしからは同村のみの開催となった。同村では消防団の団結と士気を高めるため重要な役割を果たすラッパ隊奏者の育成のため、歴史と伝統ある大会を存続させていく意向だ。当日は団員が勇壮な演奏を披露して、会場の感動を呼んでいた。
ポンプ操法鍛錬競う 「町民の安心安全」を 池田
池田町消防団(赤羽正団長)は20日、平成22年度ポンプ操法大会を、コープながの池田センターで開いた。町内6分団から約220人が出場し、日ごろ鍛えた防災の技術と団員の連携を競った。大会はポンプ車操法に8チーム、小型ポンプ操法に10チームが出場し、各チームの規律や士気、敏しょう性などを審査。第5分団の小林浩佳さんが開会式で、「地域住民に安心感を与える、魂のこもった操法、ラッパ吹奏を行うことを誓います」と選手宣誓した。団員たちは、仲間や地域住民が見守るなか、大きな掛け声を掛け合い、息が合った消火活動を披露。会場を全力で疾走しながら、機敏な動きでホースを延ばし、火元を模した的を目がけて放水していた。
ダムカレーコンビニで 市、信大が連携し開発
 大町市、信州大学(山沢清人学長)、コンビニエンスストアのサークルKサンクス=東京都=は24日、大町市のご当地グルメをモチーフにした弁当「黒部ダムカレー」を県内のサークルK126店で発売する。市や信大がコンビニと連携した商品開発は初めて。7月7日まで、2週間の限定販売。3者は21日、大町市役所で記者発表会を開いた。商品は498円で、えん堤の形に盛り上げられたライスは240cのボリューム。ダム湖になぞらえたルーは隠し味に長野県産のトマトケチャップを用いチーズをトッピングし、スパイシーさとこくを深めた。岩をジャガイモ、森をブロッコリーでイメージし、具だくさんとなっている=写真。