2010年6月24日(木)付


「共におもてなしを」 信州DC100日前PR
 JR各社が全国から長野県へ送客する、信州デスティネーションキャンペーン(DC)まで100日と迫った23日、県内各地で統一PRデーとして周知イベントが行われた。大北では北安曇地方事務所やJR、北アルプスゆう浪漫委員会などが、大町市や白馬村などで、地域住民や観光客にチラシなどを配り、共におもてなしの醸成を呼びかけた。大町市のJR信濃大町駅では、各市町村の観光関係者ら十数人がパンフレットなどを配り、迫るDCをPR。午前7〜8時の通勤時間帯に合わせ、乗降する住民へ意識向上を呼びかけた。白馬村では、JR白馬駅、白馬ジャンプ競技場などで、特急あずさなどで村を訪れた観光客に向け、パンフなどでDC期間の再来を呼びかけた。
てるてるハーブ=@ラベンダー最盛期池田で話題
ラベンダーシーズン最盛期の池田町では、町のシンボル・てるてる坊主と、ハーブを組み合わせた商品が、話題を呼んでいる。会染地区の「アトリエSHO」では、てるてる坊主にハーブを詰め込んだ、香り袋製作体験が行われ、来場者が自分だけの作品作りを楽しんでいる。「てるてるサシェ」と名付けられた香り袋は、てるてる坊主をかたどったフェルトの頭部に、ラベンダーの花を詰め、思い思いの顔を描いて作ることができる。町観光協会と同アトリエが、8月の「てるてる坊主アート展」の開催を控え、地域のPRにつなげようと企画した。陸郷地区の夢農場でも、ラベンダーとカモミールを詰めた、2種類の香り袋を販売中。体長5aほどの愛らしい姿と、手ごろな価格が受け、子どもを中心に人気があるという。
W杯球レプリカ寄贈 郵便局が小谷小とFCに
 小谷村の南小谷郵便局(山岸忠局長)、中土郵便局(太田賀久局長)、北小谷郵便局(松澤芳夫局長)、中小谷簡易郵便局(北村正局長)は23日、南アフリカ共和国で開催中のサッカーW杯で使用されている公式試合球「ジャブラニ」のレプリカボールを小谷小学校と同村のサッカーチーム・小谷FCに寄贈した。 公式試合球は、ゆうちょ銀行がW杯の協賛スポンサーとなったことを記念し、同大会を盛り上げようと全国の郵便局窓口に展示しているもの。展示終了後は地域の小学校やサッカーチームなどに寄贈されることになっている。小谷の4局ではW杯で日本チームが健闘し、同校でもサッカー熱が盛り上がっていることなどから、子どもたちに夢を持ってもらおうと、大会期間中に同校とチームの両方に贈ることを決めた。
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6月の一覧
認知症支援 地域で 松川サポーター養成講座
松川村ボランティアセンターは22日、認知症サポーター養成講座を、老人福祉プラザ松香荘で開いた。増加傾向にある高齢者の認知症に対し、地域ぐるみの支援体制を確立しようと、住民への理解を求めた。講座には、村内を中心に約50人が出席。大町市北部地域包括支援センターの介護支援専門員・田渕勝子さんが、早期発見の重要性や対応方法を紹介した。受講者には、認知症の支援を意思表示する腕輪「オレンジリング」が配られた。田渕さんは「同じことを何度も言う」「鍋を焦がす」などの兆候に注意するよう呼び掛けた。認知症の人に動揺を与えないよう余裕をもって接し、正面から目を見ながら話をするよう、アドバイスした。
予定者説明会に3派 選挙戦の公算依然高く

 任期満了(8月6日)に伴う白馬村長選挙(7月6日告示・11日投開票)の立候補予定者説明会が23日、村役場2階会議室で開かれた。出馬を表明している現職・太田紘煕氏の1派のほか、北城からの立候補を模索する1派と現村議会議員の渡辺俊夫氏が会場を訪れた。渡辺氏は出馬表明には至らぬものの、「無投票にはさせない」との一貫した考えをもっていることから、選挙戦の公算は依然高い。
クリンソウ見ごろ 白や赤紫300株 扇沢植物園
 大町市平の扇沢総合案内センター周囲に整備されている扇沢植物園で、山野草の「クリンソウ」が満開となり、白や赤紫色、中間色の薄いピンクの花が訪れた観光客らの目を楽しませている。 同センター入り口の花壇や前庭など3か所に計300株余が植栽されており、1週間ほど前から咲き始めた。花がきれいで山野草として人気がある。 同センター職員で約100種の高山植物を管理している窪田英雄さんは、山野草の特徴をまとめた資料を作成し「立ち寄っていただければ、案内や花の説明もします」と話している。 現在、ノビネチドリ、ヒメシャガ、キンポウゲ、シナノナデシコ、オオバユキザサなども咲いており、今月末からはシモツケソウやカラマツソウなどが咲き始めるという。