2010年6月29日(火)付


確かな市政粘り強く 牛越氏一夜明け再選抱負
 大町市長選で再選を果たした牛越徹氏(59)=無・常盤泉=は当選から一夜明けた28日、下仲町の選挙事務所で報道陣との会見を開き、「政治や経済が不透明な中で現職に厳しい選挙でした。結果として、温かい評価をいただいた。これからも『確かな市政』を粘り強く続けたい」と決意を述べた。 新たな任期への抱負を、「雇用確保と大町病院の医師確保に全力を尽くしたい。行政だけではできないこともある。大勢の応援していただけるみなさまに、大町への共感をいただける取り組みをしていきたい」と話した。
シーズン開幕雨模様 小谷村風吹岳山開き
 小谷村北小谷の風吹岳観光協会(中村勲会長)は27日、「風吹岳山開き」を行い、県内外から多数の山愛好者が参加して夏山シーズンの到来を祝った。 あいにくの雨模様での登山のスタートとなったものの、雨に洗われた木々の緑はひときわ色濃く、道中ではアカモノやリンドウ、イワカガミ、シラネアオイといった数多くの貴重な山野草の群生を見ることができた。参加者は森林浴に心も洗われながら、それぞれのペースで山頂をめざした。 風吹岳山頂では北アルプスで最大の面積を持つ高山湖・風吹大池が神秘的な美しさで登山者を迎えた。湖面を前に、シーズン中の安全を願う安全祈願祭を実施。全員でかしわ手を打ち、安全を祈った。 昼食は観光協会が用意した採れたてのたけのこ汁の振る舞いがあり、参加者は新鮮な山の幸に舌鼓を打ちながら、和やかに交流した。
32チームが熱戦 白馬ソフトバレー春季大会
 第16回白馬ソフトバレーボール春季大会(主管・白馬ソフトバレーボール連盟・太田利彦大会長)が27日、同村ウイング21を会場に開かれた。村内外などから32チーム、200人余が参加して、予選リーグと決勝トーナメントで熱戦を繰り広げた。 ソフトバレーは4人1組でゴム製の柔らかいボールを打ち合い、得点を競い合うゲームで、年齢を選ばずに誰でも参加できるのが最大の魅力。今大会でも中学生から中高年まで、幅広い世代の参加があった。 選手たちは日ごろの練習成果を発揮して、攻守にわたって熱戦を展開した。ゲームは4人制に加えローテーション制、フリースパイク・ブロック制という同競技ならではの独自のルールと、全チームの順位が決まるまで試合する方式が取り入れられている。一人ひとりがボールにふれる回数が多く、若者もベテランも一体となって最後までプレーを楽しんでいた。
地産地消を推進 学校給食センター視察 池田町農業委
池田町農業委員会(堀武彦委員長)は28日、同町豊町の池田松川学校給食センターを視察した。子どもたちへの地元農産物の普及から、地産地消の推進を図ろうと、委員ら約20人が学校給食を体験、課題を探った。 同センターは、池田、松川両町村の小中学校給食、約2000食を提供している。給食に占める地元農産物の割合が、コメやみそを除いて年間で約20%。コメなど児童生徒の主食の摂取量が、減少傾向にあると課題も提起された。委員らは、中学校の給食で出された肉じゃがなど、地元野菜を使った料理を実際に体験。味やメニューのバランスを確認しながら、センター職員と質疑を重ねた。地元産使用率向上に向け、センターと連携した計画生産の必要性などを提案。子どもに好評というコメ粉を使ったメニューの普及を目指し、地域で製粉できる環境整備などの意見が出され。
こすもすで元気な響き 源流美麻太鼓子ども会
 大町市美麻の源流美麻太鼓子ども会は26日、同市東町の市総合福祉センターに隣接するデイサービスセンターこすもすで、利用者に演奏を披露した。元気な太鼓の音が施設に響いた。小学4年生から中学2年生までのメンバー9人が参加し、「源流暴れ打ち」「JAPAN」「まつり」「勇み駒」などの曲を披露。子どもたちの元気な掛け声と太鼓の迫力に、利用者たちは聴きほれていた。利用者は「一糸乱れぬ精魂込めた演奏にとっても感銘しました。素晴らしい日本の伝統、これからもお元気で活躍して」などと感想を話していた。
洋食楽しみ方と料理 JA大北女性部講習会
 JA大北女性部の料理講座初回が28日、大町市のアプロードで開かれた。女性部会員15人が「洋食の楽しみ方とそのためのお料理」と題して、同市常盤・ビストロカフェミルフィーユの円尾正シェフから、洋食をつくることから食べるまでの楽しみ方を学んだ。全3回開かれる。
JA大北・西山隆芳代表理事組合長は「『食』は生活のなかで一番重要なもので健康を保つためには不可欠。一人でも多くの人が食について学び、これを機に協同の輪も広げてもらいたい」と話した。同講座は年に2回開講。管内各地から女性部会員が参加し、地元の材料を使ったさまざまな料理を学んでいる。
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