2010年8月1日(日)付


ものづくり魅力ふれる 大町でおもしろ電気じゅく
 池田町の池田工業高校は31日、小中学生を対象にした公開講座「おもしろ電気じゅく」を、大町公民館分室で開いた。大北地域から参加した子どもたち11人が、高校生の指導で電子工作を楽しみ、ものづくりの魅力に触れた。講座は赤と青、緑、黄色の4色のLEDが無作為に光り、順番を覚えて答える「脳トレ」ゲーム作り。電気・情報システム科の2、3年生の生徒有志5人が講師となり、はんだ付けや電子パーツの働きなど、授業で培った知識の基礎を、子どもたちに教えた。
屋台と踊り、太鼓満喫 白嶺納涼祭 15年の節目交流
白馬村の特別養護老人ホーム白嶺(川上明子所長)は30日、恒例の「白嶺納涼祭」を開いた。施設利用者と家族ら多数の参加者が、職員の手作り屋台やボランティアの踊り、太鼓の演奏などで楽しいひとときを過ごした。 記録的な暑さも和らぎ、涼しい風に吹かれながらの絶好の祭り日和となった。施設前の会場は利用者が願いごとを書いた七夕飾りやちょうちんなどで飾り付けられ、いつもと趣を変えて祭りムード一色に。入所者のお年寄りは浴衣の着付けと薄化粧をしてもらい、華やかないでたちで祭りに参加した。 参加者は地元の有志でつくる踊りグループや太鼓グループの演奏、屋台、打ち上げ花火などのアトラクションを存分に堪能した。祭りという非日常空間はお年寄りにとって大きな刺激になるようすで、子ども時代を懐かしむように明るい表情で真夏の夕涼みを満喫していた。
短冊地域安全願い 安曇野署ロビー七夕飾り
 安曇野署(久保田久義署長)は8月8日まで行う「夏の地域安全運動」に合わせて、住民に防犯意識高揚を図ろうとロビーに七夕飾りを飾りつけた。「七夕作戦」と銘打って、署員や地域住民が短冊に防犯や交通事故防止など地域の安全の願いを託した。地域住民に防犯意識や交通安全の気持ちを高めてもらおうと同署で初めての取り組んだ。同署管内の犯罪件数はことし6月末までに368件で昨年より81件減少。窃盗事件は、昨年同期と比べて64件減少している。七夕飾りには、長さ5bほどの池田町産の竹を使用。署員や来庁者が「どろぼうさん 安曇野の街から 出ていって!」「交通事故が減りますように」といった事件、事故にかかわる思いから「健康でずっといたい」など思い思いの願いを短冊に込めていた。
郷土食こしょう漬けと乾燥野菜 おたり食実践塾で学ぶ
 小谷村の中土観光交流センターやまつばきで30日、「第3回おたり食実践塾」(小谷村の食と農を考える集い主催・横澤かつ子代表)が開かれた。同村の漬物名人、北川克子さん、西澤良子さん、岡沢貞子さんを講師に、同村に古くから伝わる郷土食の「こしょう漬け」と、乾燥野菜の作りかたを学び、今が旬の夏野菜を上手に利活用する方法についての知恵を披露しあった。 岡沢さんは自分で作った各種の乾燥野菜を並べ、夏野菜を上手に乾燥させるコツや戻しかた、調理方法について解説した。種類が豊富で「こんなものまでできるのか」と参加者は驚いていた。野菜は天日乾燥させるとビタミンDが多くなり、保存食だけでなく栄養価も高く優れた食材になるという。「少しの量でも余ったら干す、というように考えると良い」などのアドバイスに、うなずきながら真剣な表情でメモを取っていた。
巧みな足技 盛り上がり 大町で全国選抜少年サッカー
 第34回全国選抜少年サッカー大町大会2010(大町市体育協会主催)が31日から2日間の日程で、大町市運動公園を会場に始まった。全国各地から強豪36チームが参加。頂点目指し、熱戦を繰り広げた。小学生とは思えない巧みな技の数々に会場は盛り上がりを見せた。 9ブロックに分かれたブロック戦と、決勝トーナメントで争われた。会場の周辺には多くの保護者らの姿があり、ピッチ上で躍動するわが子に「チャンス」「シュート」などと熱い声援を送っていた。
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8月の一覧
大町西小4年1組見学 軽トラ市出店計画
 おおまち再生支援まちづくりの会は31日、街の活性化とにぎわいを取り戻すことを目的とした「軽トラ・荷ぐるま市」を大町商工会議所駐車場で開いた。今後、出店を目指す大町西小学校4年1組の児童が見学に訪れ、出店者への取材を通じて販売のノウハウなどを学んだ。 2年目を迎える軽トラ・荷ぐるま市。本年度は11月まで全5回の開催を予定している。初回となった同日は、市内をはじめ、長野市や上田市から8台の出店があり、農産物や切り花などさまざまな販売品が並び買い物客でにぎわった。 大町西小4年1組は本年度最終となる11月27日の出店を目標に準備を進めている。商店街の活性化のために自分たちにできることのひとつが、同市への参加だった。見学に訪れた児童の報告を参考に、今後、販売物品の選択などを進めたいとしている。