2010年8月3日付

遊び17種で観光誘客　木崎湖のモダンボート企画
　木崎湖の貸しボート店、モダンボート（伊藤洋平店長）は７月末から、大町市や木崎湖周辺でカヌーなどのマリンスポーツやそば打ち、クラフト体験など17種類の種目を遊び放題で楽しめる、「いきや信州～♪１ＤＡＹパスポート」の提供を始めた。気軽に楽しめることで湖や大町の魅力をアピールし、滞在時間の増加や宿泊業者の集客などに役立ててもらう初の企画。「いこうよ！」を意味するネーミングで、さまざまなアクティビティーを午前10時から午後３時までの５時間の間、自由に楽しめる。多彩なメニューを提供することで、家族連れやカップルなどさまざまな観光客らが大町近隣のエリアで体験や食事を楽しむことで消費を増やし、滞在型観光につないでもらうねらいだ。

短周回路迫力の走り　全日本学生ロード白馬で
　白馬村の飯森地区を会場に31日と１日の両日、「２０１０年全日本学生ロードレースカップ・シリーズ第４戦・白馬クリテリウムラウンド大会」（日本学生自転車競技連盟主催）が開かれた。５年目の節目を迎えたことしは、全国の強豪校から過去最多の２５０人余の選手が集い、熱戦を繰り広げた。同競技は公道を封鎖して短い周回路のコースを作り、規定周回数を走って得点数を競う自転車レース。長い距離のコースで競われるロードレースに対し、短いコースを何度も走るため、観客にとってすべてのコースを見渡せる範囲で選手の走りを追うことができるのが魅力となっている。

横浜っ子池田で交流　自然満喫イモ掘り体験
　池田町と友好親善交流提携を結ぶ、横浜市磯子区岡村西部自治会から、地区内の小中学校４校の児童・生徒16人が31～２日の３日間、同町を訪れた。町内の子どもたちとともに、地域ならではの生活を楽しみ、都市と農村との交流を図った。子どもたちは期間中、国営アルプスあづみの公園大町・松川地区の見学やパターゴルフなどを体験しながら、豊かな自然を満喫。町民有志が管理する、会染地区のふれあい交流農園では、４月に同市の自治会役員が植えたジャガイモの収穫体験を実施。子どもたちが、土にまみれながら畑を掘り起こし、姿を現した大きなイモに歓声を上げていた。

戦争の悲惨さ後世に　松川中生広島へ派遣
日本で最初に原爆が投下された８月６日、広島市で平和記念式典が開かれる。戦後65年が経過し戦争体験者が少なくなるなか、後世に悲惨さを伝えるため、松川村の松川中学校から、３年生４人が派遣される。４人は生徒会役員の中から参加を希望した、浅樋拓也君と高橋威也君、山﨑みゆきさん、吉森和音さん。原爆ドームや資料館を見学し、当時の様子や今なお残る戦争の傷跡を学ぶ。学習内容を村に報告し、同校の文化祭「松葉祭」でも全校に発表する。高橋君は「祖母から戦争の体験を聞いたが、話だけでは実感がわかなかった。何が起きたのか、しっかりと見て学び、広島に行けない人たちに伝えたい」と話した。生徒たちは２日、村役場を訪れ平林明人村長に参加を報告。平林村長が「皆さんは体験がなく知らないが、戦争はあってはならないこと。大人になっても起こらないよう、がんばって見てきてください」と激励した。　村は平成20年から毎年、同校の生徒を式典に派遣。大北地域のなかで、松川だけの取り組みだ。

観光客の笑顔誘う　トロバースデー一日駅長
　関電トンネルトロリーバス運行が始まった「トロバースデー」の８月１日、扇沢などでチビッコ一日駅長イベントが行われた。駅長を任せられた大町北小学校２年生の４人は、鉄道制服を身にまとい、発車合図や構内アナウンスなどの業務に挑戦した。かわいらしい駅長の登場が、観光客の笑顔を誘っていた＝写真。一日駅長を務めたのは、小林大起くん、池田一真くん、紺野百美さん、吉原かすみさんの４人。扇沢駅や黒部ダム駅などで、元気よく観光客たちを出迎えた。　関電トンネルトロリーバス事業は、昭和39年８月１日に営業が開始となった。７年ほど前から同日をトロバースデーと位置づけ、イベントを実施。開業を祝うとともに、観光スポットとしてのさらなる発展など願っている。

BMWファン集結　白馬でバイカーミーティング
　ドイツの自動車・バイクメーカーＢＭＷを愛好家に気軽に楽しんでもらう集い「ＢＭＷＭｏｔｏｒｒａｄバイカーミーティング２０１０」が31日と１日の両日、白馬村の白馬47スキー場を会場に開かれた。　モーターサイクルを愛するライダー数千人が白馬に集結。同社の扱うブランドモデルの世界を存分に堪能できるブースが多数設けられ、白馬の魅力を伝える企画など、愛好者ならずとも幅広い世代が楽しめる楽しいイベントを多数実施。国内外から訪れた多数の来場者でにぎわった。