2010年8月6日(金)付


子どもみこし新調 やまびこまつりで披露 常盤須沼
 大町市常盤須沼地区(牛越和夫区長)は子どもみこし2台を新調した。地方の伝統文化が少しずつ消え行く現代、「地域の伝統文化を絶やしたくない」と願う地域住民の思いが詰まったみこしは、7日の大町やまびこまつりで初披露される。 やまびこまつり当日は、午後4時から、地区の子どもたち40人や親、役員ら約80人で大黒町伊藤商店前から中部電力前までをにぎやかに練り歩く。古いみこしもまだ使えるため、これからは保育園児以下の子どもたちが祭りに使い、伝統を受け継ぐという。
夏の味流しそうめん 松川子どもプラン
 松川村教育委員会は5日、児童クラブと子ども教室でつくる「子どもプラン」事業の一環で、流しそうめんの体験会を松川小学校で開いた。強い日差しが照りつける下で、小学生約200人が冷たいそうめんをほおばり、夏の風物詩に親しんでいた。町の職員や「子どもプラン」のスタッフが、割った竹に、次々とそうめんを放った。子どもたちは、苦労しながらはしですくい取り、冷たいつゆにつけて口に運んでいた。イベントは例年、児童クラブ利用者だけが参加していたが、ことしは子ども教室と合同の「子どもプラン」として初開催。子どもたちが施設の畑で育てた、カボチャやジャガイモ、ナスなどの天ぷらも振る舞われ、参加者は舌鼓を打っていた。
反核リレー大北入り 池田町でも平和要請書
 県内各地で平和を訴える、第23回反核平和の火リレーが5日、大北入りした。池田町では、主催する県平和友好祭実行委員会が勝山隆之町長に、核廃絶や平和憲法保護に向けた、政府への働き掛けなどを求める、要請書を手渡した。リレーは、広島市の平和記念公園で燃える「平和の灯」を、トーチでつなぐ恒例行事。毎年、原爆が投下された8月6日を前に、行われている。7月13日に山ノ内町を出発し、県内全域約1200`をめぐり、8月6日に飯山市に到着する。大北地域では、各市町村労組の青年女性部から約30人が参加。強い日差しが照りつけるなか、トーチを手に松川から池田、大町、白馬、小谷と続くルート上のうち、約20`を走りぬいた。勝山町長は「日本は世界で唯一の被爆国。皆さんの平和への思いが浸透し、大きなうねりとなっていけば。悲惨な戦争を2度と起こさないよう、伝えてほしい」と激励した。
万一の事件に備え 小谷のJA護身術講習会
 JA大北おたり支所、中土支所、北小谷支所の3支所は3日、おたり支所会議室で「護身術講習会」を開いた。大町市で3件の強盗事件が発生している事態を重く受け止め、金融窓口や生活店舗で業務上、現金を取り扱うことに備え開催。3支所の女性職員を中心に20人余が参加。大町警察署小谷駐在所の深澤健寿巡査部長と、北小谷駐在所の望月篤巡査を講師に、犯人追跡に効果的とされるカラーボールの投げ方や女性護身術マニュアルによる実演講習を学び、万一の事態に備えた。
お出迎え 法被制作 白馬村観光局 住民アイデア取り入れ
 白馬村を訪れる観光客の出迎えに使うオリジナル法被が仕上がった。JRを主体とした大型観光イベント・信州デスティネーションキャンペーン(DC)を10月に控え、村観光局が制作。住民アイデアを取り入れ、北アルプス白馬三山や村花のカタクリ、木流川沿いにある六地蔵(木流かさ地蔵)をモチーフに白馬を表現した一枚となった。 背中に白馬三山と木流川、六地蔵、袖にカタクリ、襟には「ようこそ白馬村へ」の文字を入れた。「白馬がイメージできるなかなかのデザイン」と住民たちの評判も上々のようだ。 オリジナル法被は50着を用意。主にJR白馬駅での出迎え時に着用する予定。統一した法被による出迎えで、強く白馬を印象付けることにつなげたい考え。
日の出町 七夕ことしも 短冊に願い にぎわい創出
 大町市の日の出町商店街は、ことしも七夕まつりの飾り付けを行った。飲食店を中心に30店が加盟する日の出町共栄会(渡辺徳久会長)が、自治会の協力を得て、八坂地区産の竹で15本余りの七夕飾りを作り、商店街一帯に飾り付けた。月遅れの8月7日に行われてきた大町の七夕まつり。同商店街では「少なくとも30年くらい前から続いている恒例の行事」で、渡辺会長は「伝統を守り、にぎわいをつくり出すことが目的です」と言う。「子どもたちに七夕まつりを伝えたい」と、昨年から大町市はなのき保育園の園児に短冊を依頼、日の出町の商店主らの書いた短冊と一緒に飾っている。
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