木の香り豊かな園舎 松川南保 間もなく起工
 松川村松川南保育園の老朽化に伴う移転改築工事で、新園舎が間もなく起工する。「木の香りがする自然豊かな保育園」をコンセプトに、旧園舎の北約500bに、県産木材を内装に多用した施設づくりが進められる。
 新園舎は鉄骨造り平屋で、保育室や調理室、遊戯室など延べ床面積1506平方b。木育事業の一環で県からの補助を得て、遊戯室の腰板に村内産アカマツを使用。施設内のフローリングやサッシにも、県産材を利用する。総工費は3億439万5000円。
姉妹30年で環境学ぶ 立川市から森林保全
 大町市の姉妹都市、東京都立川市(清水庄平市長)から6、7の両日、立川市民による「大町森林保全隊」が訪れている。来年3月の姉妹都市提携30周年を前に、親子連れなど約30人の立川市民が森林豊かな大町市を訪れ、鳥の巣箱作りや植樹などを通して、守るべき自然環境に親しんだ。
 同事業は市の環境対策と交流の中で、都会にある立川市民から募集した「保全隊」を大町市に派遣し、市民が二酸化炭素削減に大きな役割をはたす森林の保全を体験する。節目を前に初めて企画された。
木流川の自然体感 白馬村恒例夏の観察会
 白馬村の有志でつくる「木流川と親しむ会」(浅香公夫会長)と同村役場観光農政課はこのほど、恒例の夏の観察会を開いた。地域の重要な水路であった木流川で、次世代の子どもたちに周辺の生物や植物を観察しながら歴史や文化を体感してもらおうと、季節ごとに行われているイベント。80人余が参加して、同川の夏の自然に親しんだ。
 連日の猛暑でも、木流川の清流は別格で、水温は13度前後とひんやり。参加者は網やバケツを片手に次々と川に入り、水生生物を採集して観察した。高学年はステップアップ調査班として、実体顕微鏡を使った観察も行い、川の生物に理解を深めた。
人つなぐ酒テーマに 大町市の山上さん“Melt”

 大町市堀六日町の「麻倉」で29日まで、同市八坂の現代芸術家・山上渡さん(29)の作品「Melt(メルト)」が、展示されている。人と人とをつなげる「酒」をテーマに、市内の酒造三蔵とタイアップした、美術作品が並ぶ。
 屋外に酒瓶ケース250個を積み上げた高さ約6bの作品は、3社それぞれ違ったケースの色が対照的な幾何学模様を描く。午後6時からは照明が点灯され、昼間とは打って変わった、幻想的な光景を浮かび上がらせている。
大町を地蜂の里に 9月19日に全国サミット

 大町市や松川村の地蜂(じばち)愛好家でつくる大町地蜂愛好会(萱津虎雄会長)は「全国地蜂サミットinおおまち」を9月19日、大町市のサン・アルプス大町2階大会議室で開く。サミットの参加者を募集している。
 全国地蜂サミットは平成18年に愛知県豊田市で開催以来9回目。静岡、岐阜、山梨など地蜂の名所5県が集まり地蜂について論議する。

2010年8月7日(土)付


ちひろ館風駅舎完成 記念セレモニーで祝う 信濃松川
 松川村のJR大糸線信濃松川駅で6日、駅舎リニューアル記念セレモニーが開かれた。全国から県内への誘客を図る、信州デスティネーションキャンペーン(DC)を前に、安曇野ちひろ美術館をイメージした外観に生まれ変わり、観光客出迎えの態勢を整えた。
 新駅舎は既存の駅舎正面に、土壁と格子を模した南北約19b×高さ約3bの近代和風建造物を設置。駅待合室内装の塗り替えや壁板の張り替え、県内産カラマツを使ったベンチの設置なども行った。
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