2010年8月10日(火)付


大町市庁舎 太陽光発電設備が完工 クリーンエネルギーCO2削減
 大町市は9日、市役所本庁舎4階屋上に設置した太陽光発電設備のしゅん工式を開いた。二酸化炭素排出量の削減による地球温暖化防止や啓発のために、クリーンな太陽エネルギーを活用する発電設備が、稼働した。屋上には太陽光発電パネル145枚が設置された。光が反射しない防眩(げん)対応のパネルで、設置面積は215平方b。最大出力は30kW、年間推定発電量は3万6897kWh。庁舎全体の年間電気使用量の約5・4%にあたり、庁舎の照明などに使われ年間で44万円の電気料低減につながる。二酸化炭素量の年間約17・3dの削減につながる。  しゅん工式では牛越徹市長がボタンを押し、太陽電池パネルに通電。牛越市長は「石油に依存したエネルギーのあり方が厳しく問われる中、大きな効果を期待している。一人ひとりができることから温暖化防止を理解し、一歩ずつ進めなければ。太陽発電の仕組みが大勢の市民に理解され、普及することを願いたい」とあいさつした。
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8月の一覧
「不退転の決意で」 太田村長2期目の初登庁
 白馬村長選挙(7月11日投開票)で再選を果たした太田紘煕氏(68)=飯田=は9日、初登庁し、2期目の太田村政がスタートした。就任式で太田村長は、接戦となった選挙戦を振り返りながら「厳しい洗礼のなかでの2期目の船出だが、不退転の決意で、めりはりつけた、村民から信頼される村政運営をしていきたい」と新たな決意を示した。太田村長は午前8時半ころ、公用車で登庁。女性職員から受け取った花束を手に庁舎へ入った。就任式は2階会議室で行われた。太田村長は集まった約80人の職員を前に「村民のための奉仕者であることを再認識してほしい。謙虚に耳を傾け、村民主体の行政運営に努め、心のこもった良質なサービスが提供できる行政のプロになってもらいたい」と呼びかけた。
色濃いピンクの花 白馬五竜 アカバナシモツケソウ咲く
 白馬村の白馬五竜スキー場の白馬五竜高山植物園で、アカバナシモツケソウが見ごろを迎えている。7、8の両日は「アカバナシモツケソウ祭り」が開かれ、地元の音楽愛好家によるアルプホルンや太鼓の演奏、コーラス、お楽しみ抽選会、名物五竜鍋の振る舞いなど多彩なイベントが行われ、多くの来場者でにぎわった。 アカバナシモツケソウは、本州の中部地方や関東地方に分布する、亜高山帯から高山帯の草原や稜線(りょうせん)などに自生する高山植物。バラ科シモツケソウ属の高山型変種で、低地で咲くよりも色濃いピンク色の花を多数散房状につける。 園内の中央で咲く花はほぼ満開。紅色の綿あめのようなふわふわした花が、ピンク色のじゅうたんを敷き詰めたような光景が広がるようすは圧巻。さらに上部のアルプス平自然遊歩道では自生のものがやや遅れて群落を作り、こちらも中旬ごろまで楽しめるという。
育てたトマト加工体験 松川中園芸部が女性農家と
松川村営農支援センターは9日、女性農家が農産加工品作りを学ぶ、「手づくり教室」を村農村婦人の家で開いた。松川中学校園芸部の生徒が初めて参加し、会員と交流を図りながら、自分たちで育てたトマトを使った、ケチャップやソース作りを体験した。ことし設立したばかりの同部は、1年から3年生まで部員4人が所属し、同センターや板取地区の農業・榛葉良子さんを講師に、農業を体験している。教室の会員でもある榛葉さんの呼びかけで、地元農産物を加工する現場を学ぼうと、参加を希望した。支援センターによると、ことしのトマトは7月の十分な日照の影響で、色づきは上々という。生徒たちが村の畑に植え、草刈りなど丹精込めて育てた加工用のうち、約100`が教室に提供された。
自然満喫し泳ぎ走り 仁科三湖アドベンチャー
 大町市平の青木湖、中綱湖、木崎湖を泳ぎと走りでつなぎ縦断するイベント「仁科三湖縦断アドベンチャースイム&ラン2010」が8日、開かれた。県内外から参加した20代から60代までの男女約50人の選手たちが大町の恵まれた自然を満喫しながら、泳ぎに、走りにと汗を流した。同イベントは、東京近郊のスキーやトライアスロンなどのスポーツ愛好家が自然を使ったイベントをしたいと実行委員会を立ち上げ、8年前から開いている。スポーツを通して大町の魅力も発信したいと地域活性化にも力をいれている。
ファン450人余協賛金 木崎湖花火大会15日に
 大町市の夏の風物詩、第68回「木崎湖花火大会と灯籠(とうろう)流し」は15日午後7時から木崎湖畔で開く。今回は木崎湖キャンプ場などが、地域に集う「木崎湖ファン」から協賛金を募り、456人から約65万円が寄せられた。多くのファンの湖を思う気持ちが結集し、夜空を彩る。木崎湖は釣りやマリンスポーツのメッカのほか、アニメの舞台のモデルとして訪れるファンが集まり、これまでも有志が協賛に参加していた。地域で観光客やファンを受け入れている3施設がファンの思いを受け継ごうとホームページなどを通じて広く告知した。約1か月と短い間ながら、予想を超える協賛金が集まり、プログラムの中でも最大の「超特大スターマイン」が実現したという。協賛者への感謝の気持ちを込め、パンフレットに全員の名前やペンネームを掲載。キャラクターを絵柄としたクリアファイルを製作し、今回のオリジナルグッズとして渡した。