2010年8月17日(火)付


踊り核夏の夜楽しむ YOSAKOI花白馬
 白馬村のお盆を踊りで盛り上げる「第8回YOSAKOI・花・白馬」(同実行委員会主催・大糸タイムスなど後援)が15日、JR白馬駅前広場で開かれた。「元気・勇気・活気〜気合いだPART4」と銘打ち、村内外から踊り自慢を募り、踊りを核にさまざまな催しを実施。華麗な演舞に来場者の感動が共鳴し、会場は熱く燃えた。 ことしはさらにパワーアップし、地元白馬からダンス教室のグループや中学生の部活仲間、中高年の有志グループの参加をはじめ、信州大学の祭りサークルなど、村内外から踊り自慢10チームが集結。アップテンポの曲に乗り、鳴子を打ち振って、はじけるような熱い演舞を繰り広げた。
「自覚と責任持って」 大北各地でお盆成人式
 お盆の帰省時期に合わせた15日、大北地域各地で成人式が行われた。大町市で364人、池田町で114人、松川村で124人の男女が喜びの成人を迎えた。新成人たちはドレスやスーツで着飾り、式にのぞんだ。久しぶりに会う旧友たちと「元気にしてる」「雰囲気が変わってわからなかった」などと声を掛け合い、成人した喜びを分かち合った。大町市文化会館で行われた式は、幼年期から高校までの写真を写したスライドショーが上映。中学当時の担当教諭からは「20歳は人生の通過点。あせらずに」「幸福なこれからの生活を祈っています」などと祝いの言葉が贈られていた。池田町創造館では、マリンバコンサートで新成人の門出を祝った。松川村すずの音ホールで行われた式では、年々定数確保が難しくなってきている村消防団のPRが行われ、ラッパ演奏などが行われた。
16チーム競技通じ交流 大糸杯小学生バレー大会
 第4回大糸タイムス杯小学生バレーボール大会(大糸タイムス社主催)は15日、大町市運動公園総合体育館で開いた。大北、安曇野、東筑の各地域から、昨年より2チーム多い、16チーム約160人が出場し、競技を通じて交流を図った。 開幕式では地元の大町マーモットから、キャプテン・松村実咲さんが「練習の成果を発揮し、正々堂々とプレーすることを誓います」と選手宣誓。水久保節社長が「心を合わせたチームプレーで、すばらしい試合を見せてほしい」と激励した。選手たちは、観客席で見守る家族らの声援を受け、白熱した試合を繰り広げた。互いに声を掛け合いながらコート内を走り、トスで上げられた球を相手コートに打ち込んでいた。大会は子どもたちの健全育成や、地域の競技親交を目指して、平成19年から毎年開催。小学5年生以上の男女、4年生以下の3部門で試合を展開している。大町市バレーボール協会と、県小学生バレーボール連盟大北支部が、主管を務めている。
各地区6チーム熱戦 小谷村伝統のお盆野球
 小谷村で15日、伝統の「第48回お盆野球大会」(小谷村公民館・同体育協会主催、石川寿久大会長)が開かれた。村内各地区で6チームを編成し、千国崎村営グラウンドと小谷中グラウンドを会場にトーナメント形式で熱戦を繰り広げた。 同村の盆野球は、村民の親ぼくと交流を深めることを目的に、約50年前から始められた夏の風物詩。同大会の特別ルールとして、就職や進学などで村外に暮らす帰省者も参加できる。同郷の仲間と同じスポーツを楽しめるとあって「このために帰省した」という熱心な愛好家も多いという。ことしも多数が参加して、白球を追いかけながら交流を深めた。
タイムカプセル開封 美麻小元児童成人期に
 大町市の美麻小学校で15日、平成12年の4年生が埋めた、タイムカプセルを掘り起こした。成人式を機に全国から集まった、当時の児童や山村留学生、担任の12人が、思い出の品々を前に再会を喜び合った。元児童たちはグラウンドの端から、目印の木や土のへこみを頼りに、スコップで土を掘り返し、深さ約1bから瓶と漬物用の樽で作った、2つのカプセルを見つけると、大きな歓声をあげた。カプセルは浸水し、中身の多くが腐食していたものの、中から人形や自動車のミニチュア、ゲーム雑誌など、子どもらしい品が取り出された。児童の名前を連ね、「また会えるかな」と記された手紙が無事見つかると、涙ぐむ参加者がいた。
湖上彩る1000発 木崎湖花火大会と灯籠流し
 大町市の第68回「木崎湖花火大会と灯籠(とうろう)流し」が15日夜、木崎湖畔で開かれた。願いの込められた2000個の灯籠や夜空に咲くスターマインなどの色とりどりの花火1000発が湖上に打ちあがった。県内外からは例年より多い、約1万人の観客が湖面にゆれる灯篭や花火の幻想的な光のある風景を楽しんだ。地元企業や団体が協賛した花火はどれも夜空に見事な「花」を咲かせた。メッセージ花火やナイアガラ、「木崎湖ファン」の寄付によって打ち上げられたプログラム最大の「超特大スターマイン・超特大水中スターマイン」が木崎湖一帯を明るく照らした。広場や湖沿道で夜空を見上げる人たちは、花火が打ちあがるたびに「きれい」「たまや」などと感嘆の声をあげていた。
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