2010年8月20日(金)付


リゾート列車報道に公開 大糸線の景色一望
 秋にJRが行う信州デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせて導入されるハイブリッド方式の新型リゾート列車「リゾートビューふるさと」の運行に向けて、JR東日本長野支社は19日、報道機関向けの試乗会を開き、大糸線の松本駅から穂高駅までの往復約1時間の旅で、運行する車両を公開した。 列車は2両編成で、南小谷方面の1号車は44席、松本方面の2号車は34席と車いすスペースを設ける。高さ1b近い大きな窓とリクライニングができるゆったりとした回転シートを備え、運転席のすぐ後ろにはより広い眺望の展望室もある。車内には走行中の運転席からの映像や観光情報などを提供するモニターや、自動扉のトイレなどを備える。同車両は10月2日から、快速「リゾートビューふるさと」として、DC期間中は毎日運行する。午前9時3分に長野駅を出発し、姥捨、松本と停車し大糸線へ。穂高、信濃松川、信濃大町、白馬、南小谷と停車する。復路は午後2時44分に南小谷駅を出発し、松本経由で長野へ向かう。
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8月の一覧
食で交流健康に あいんちコミュニティ好評 白馬村
 白馬村のNPO法人・地域健康づくり支援研究所「健学塾」(仲学代表)が、管理する白馬町の地域交流施設「あいんち」を会場に開いている新企画「あいんちコミュニティカフェプロジェクト・お食事健茶会」が評判を呼んでいる。 コミュニティカフェは、人と人のつながりを考える上で「食」の存在が切っても切れないものであり、みんなで集まって食事をすることで出会いやつながり、縁をはぐくみ、交流をしながら支え合う社会づくりが目的。同塾ではこれまで「健茶会」という形で、運動と茶会を取り入れた高齢者の居場所づくりの提案を行ってきたが、今回さらなる交流の広がりとして、食事に着目した。 食事は「地産地消も交流の一つ」と考え、同村の介護老人保健施設「白馬メディア」の配食サービスの弁当を利用。新鮮でおいしく、栄養価もしっかり管理された食事は毎回人気が高く、対人関係をスムーズにする上でも一役買っているようだ。同塾では「いっしょにワイワイと交流して健康になりましょう」と、多くの参加を呼びかけている。
かれんな朱色彩る 白馬村 長谷寺 フシグロセンノウ見ごろ
 白馬村飯森の長谷寺(森道雄住職)に自生する山野草・フシグロセンノウが見ごろを迎えている。数百を超えるかれんな朱色が境内に彩りを添えている。 長谷寺は、フシグロセンノウが自生するお寺として知られ、開花シーズンには県内外から多くの観賞者が訪れている。群生の規模の大きさも注目を集めている。 裏庭を中心にフシグロセンノウが広がる。ことしは、7月下旬から開花をはじめた。9月中旬までは楽しめるという。 森住職は、境内で一輪のフシグロセンノウを発見した10年ほど前から、境内草刈りの配慮やフシグロセンノウを見つけては支柱で支えるなど地道な活動を続けている。保全活動のかいあってか、群生規模も次第に広がっているという。
全国視野まず県大会 松川響岳太鼓子ども会
 松川村の信濃国松川響岳太鼓(茅野英太郎会長)子ども会は22日、諏訪市で開く第13回「日本太鼓ジュニアコンクール」長野県大会に出場する。全国優勝を視野に、2年ぶりの県大会突破を目指し、子どもたちが練習に励んでいる。同会は会員21人から、高校2年生以下の男女9人を選抜。響岳を代表する、オリジナル曲の一つ「迅雷の響き」を携えて大会に臨む。本番を間近に控えた8月初旬からほぼ毎日、夏休みを利用し練習を続けている。大会は15人以下でつくる各チームが、持ち時間5分の間に、課題曲「鼓魂」と自由曲の2曲を演奏。技術や演奏だけでなく、礼儀や表情も審査の対象となる。練習場所となる町屋地区のかぶろ会館では、子どもたちが熱気のこもる室内で、宮太鼓を打ち鳴らしていた。巧みなばちさばきと音の強弱を駆使して、空をかける稲妻を表現し、疾走感あふれる迫力ある演奏を見せていた。
奄美大島魅力PRチャーター企画でJA訪問
 10月にFDA(フジドリームエアラインズ)飛行機を貸し切り、国内チャーター旅行を実施する農協観光旅行ツアーの初回便を利用するJA大北(西山隆芳組合長)を19日、鹿児島県奄美大島観光協会員7人が訪れ、奄美大島の文化や特色など魅力をPRした。同ツアーは、JAグループの農協観光松本支店(須澤大治支店長)が県内で初めて、FDAの飛行機を貸し切って、松本発着の国内チャーター旅行を企画。片道約2時間と移動時間が短時間なため、10月24日から2泊3日で自然豊かな奄美大島、加計呂麻(かけろま)島を満喫することができる。
2学期目標を発表 大北の小中学校で始業式
 大北地域の各小中学校の始業式が19日、ピークとなり学校生活で一番長い2学期がスタートした。子どもたちは夏休みの課題工作や自由研究など、たくさんの荷物を運びながら元気に登校し、笑顔と笑い声で校内に活気が戻った。 大町市常盤の大町南小学校(北澤佳伸校長・児童412人)は、同校体育館で式を開いた。全校児童らは、校長講話や児童代表の発表などで登校日87日の2学期をスタートした。今学期の希望や期待、目標などを堂々と発表した1・4年生の代表児童4人は、1学期を振り返りながら新たな課題や決意を述べた。1年生は「漢字や10より大きな数の算数をがんばりたい。運動会のかけっこで1等になりたい」、4年生は「自分に自信を持ち積極的な発言をしたい」と決意を語った。