2010年8月21日(土)付


夏休みに地下道清掃 借馬団地小学校PTAと児童会
 大町市平の借馬団地小学校PTA(勝野利幸会長)と同地区児童会は19日、子どもたちが登下校時に利用する地下道清掃奉仕活動を行った。ほぼ毎日通る場所をきれいにすることで地域への貢献を目指し、新たな気持ちで2学期を迎えようと親と子が協力し取り組む初の試み。 活動は夏休みの行事計画を話し合う中で地下道が話題にあがり、「汚いし気持ち悪い」と訴える子どもたちの意見と、「汚れは気になっていたがなかなか手が届かない場所」などの保護者の声を受け、同PTAが立ち上がった。ほかの地区から通う児童らも気持ち良く2学期を迎えられるようにと夏休み最終日を作業日に選んだ。作業に参加した30人ほどはマスクとゴム手袋を身につけ作業。父親らが電灯付近の鳥の巣を落とし、子どもたちが竹ぼうきやデッキブラシなどで階段や側溝の砂ぼこりなどを片付けた。
大北トップ稲刈り 池田でひと足早く収穫
 池田町の設備工事会社・環境クリーンサービスは20日、大北地域でトップを切って稲刈りをした。町内で開催中の「てるてる坊主アート展」に合わせ、来場した観光客らに町内産米をPRしよう、ひと足早い収穫を行った。コメは穂丈が短く、成長が早い品種「短幹極早コシヒカリ」。同社の農業部門が5月上旬に、渋田見地区の農地20eに植えた。無洗米として2`ずつにわけ、イベント会場で販売する。
サンつがる出荷始まる JAあづみ 出来平年並み
 安曇野市三郷のJAあづみ果実中央選果所で20日から、わせ種リンゴ「サンつがる」の出荷が始まった。同JA管内で収穫されたばかりのサンつがるが続々と集まり、60人態勢で箱詰めなど出荷作業に汗を流していた。 サンつがるは、同JA管内で「サンふじ」の約222fにに次ぐ120fの栽培面積を誇る。ことしは、春先の天候不順により生育遅れが心配されたものの、やわらかい酸味がのった平年並みの出来になったという。
リンゴ園にクマ出没 松川 枝折られ食害も
 松川村川西の下條農園(下條周園主)のリンゴ園でこのほど、クマによる被害が見つかった。園内の「つがる」の木の上に、直径3aほどの枝数本が重ねて置かれ「クマ棚」のようになって、周囲の赤く色づき始めた果実がすべて食べられていた。同園の下條毅さんによると、被害に気がついたのは19日午後で、「折られた枝の葉が枯れていることから、17日夕方から18日朝にかけて園内に侵入したのではないか。西の山側には猿害防止の網が張ってあり、どこから入ったのか分からない」と話している。木の根元には数本の枝とともにクマのふんが散乱していた。幹には登るときについた鋭いつめ跡が無数に残っており、周辺の木の一部にも被害があった。クマの被害が確認されたのは昨年からで、リンゴやプラムの果実が中心だが、直径10aほどもある枝も折られてしまうことから、樹木への被害が大きく不安をつのらせている。
てるてる坊主ずらり 池田でアート展と審査会
池田町のシンボルを展示する、第4回「てるてる坊主アート展」が20日から、あづみ野池田クラフトパークで始まった。全国から寄せられた、てるてる坊主をモチーフにした作品が、青空の下にずらりと並び、来場者の目を楽しませている。作品コンテストの審査会では、実行委員長の勝山隆之町長ら審査員約30人が、独創的な作品一つひとつを吟味。4部門の入賞作品を決めた。イベント最終日の29日に、入賞作品の表彰式が開かれる。  アート展は、町出身の作詞家・浅原六朗が作詞した、童謡「てるてる坊主」にちなんで、地域をアピールしようと毎年開催。松本大学観光ホスピタリティ学科が第1回から、運営に携わっている。ことしは、3歳から96歳まで応募者約500人から、過去最多の600点が寄せられた。
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