2010年8月22日(日)付


大町北高校事務の小林さん ジャパンパラ陸上で金
 大町市の大町北高校事務職員として勤務する小林和久さんはこのほど、仙台市で開かれた国内障害者陸上最高峰の大会・ジャパンパラリンピック陸上競技大会の障害者クラス男子T−37(脳性まひなど)200bで金メダルを獲得した。ことし5月の日本身体障害者陸上競技選手権大会の記録を約1・5秒と大幅に短縮した。100bにも出場し、14・65秒で2位の記録を残した。小林さんは「生徒たちと一緒に練習してきた結果」と喜ぶ。小林さんはことし春から同校の事務職員として初任地でもあった同市で勤務。同校陸上競技部の生徒たちと6月はじめころから、毎日タイヤ引きや階段の走りこみなど日々練習を重ねる。「お互い切磋琢磨(せっさたくま)して生徒といろんな話をしながら楽しんでやっていることがやる気の原動力」と練習に励み、4、5年低迷していたという記録が飛躍的に伸びる結果に結びついた。生徒たちも「(小林さんがきてから)練習が楽しくなった」と意欲的に取り組む。
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8月の一覧
リアルな姿にびっくり 池田堀之内「フヨウ・かかし祭り」
 池田町堀之内地区の住民有志は21日、初の「フヨウ・かかし祭り」を、地区内で開いた。咲き乱れるフヨウの花と北アルプスを望む中山間地に、人間と見あやまるほどの「リアルかかし」約30体が並び、来場者を驚かせた。かかしは、地区の自営業・松澤範明さんを中心に、廃材やペットボトルなどを骨組みに服を着せて制作。これまでも、町の展望ウオーキングで沿道に飾られるなど、昔ながらの鳥獣害対策が町おこしに活用されてきた。祭りは、地区内の中山間地域農業管理組合が、景観と傾斜地の保全を目指して植えたフヨウと合わせ、地域のにぎわいにつなげようと企画された。イベントでは、生活感あふれるかかしに囲まれた「かかし村」の開村を、村長の松澤さんが宣言。テーブルを囲んで酒盛りをしたり、酔いつぶれてかがみこむスーツ姿のかかしなどに、子どもから年寄りまで来場者が、「すごい」と感嘆していた。
白馬南小 児童の力作ずらり 夏休みの成果展示
 白馬村の白馬南小学校(望月千惠子校長)で、児童が夏休み中に作成した作品を展示する「夏休み作品展」が開かれている。工作、図画、手芸作品、習字、自由研究など、子どもたちが興味を持ったことを発展させて、夏休み中に取り組んだ成果を各クラス前や廊下などに展示している。 かわいい飾り物やアイデアあふれる工作、模造紙にびっしりと文字やイラスト、写真が書き込まれた調べ学習など、力作がずらり。エコロジーを意識して、不用品を上手に利用したものなども多数あり、一人ひとりが夏休み中に家で頑張って作っている姿がうかがえるような、努力と工夫が感じられた。
相互印刷工芸間伐ボラ 「森林の里親」契約後初めて 池田
 池田町と「森林(もり)の里親契約」を結ぶ相互印刷工芸梶%結椏s江東区=は20日、契約後初となる森林整備ボランティアを同町広津地区で行った。社員とその家族約20人が参加し、心地よい安曇野の夏を感じながら間伐作業に汗を流した。 同町と相互印刷工芸はことし6月、森林の里親契約を結んだ。同社は、町の森林整備事業に3年にわたり毎年20万円の支援を行い、カミツレ研究所(同社運営)周辺の民有林約4・42fを対象に森林整備ボランティアを展開していく。 契約後初となった作業は、同研究所裏山の間伐。大北森林組合の職人から指導を受けながら、密生した樹木を取り除いていった。 子どもたちのほとんどが間伐初体験。手にしたノコギリも思うに任せないながらも、大粒の汗を流し黙々と作業を進めていた。
大雪渓愛飲者に感謝 初企画 御長寿祈祷酒 を販売
池田町会染の大雪渓酒造(薄井敦行社長)は9月上旬から、純米吟醸酒「御長寿祈祷(きとう)酒」を、県内酒販店で販売する。敬老の日に合わせ、長年にわたる「大雪渓」愛飲者への、感謝を込めた日本酒を初めて企画した。20日には、安曇野市穂高の穂高神社で、トラックに積んだ1升瓶80本と、720_g瓶500本をお清め。同社の職員や杜氏たちが神事で、飲む人たちの無病息災と長寿を願った。日本酒は、県内産の美山錦を100l使用。体に優しいという熱かんでも、吟醸酒がおいしく飲めるよう特有の香りを抑え、上品な味を目指す工夫を凝らしたという。
巧みな足技ピッチ躍動 大町で中信ジュニアユース大会
 第13回中信ジュニアユースカップ交流大会(大町サッカー協会など主催・大糸タイムス社など協賛)が21日から2日間の日程で、大町市運動公園など会場に始まった。県外から招待の強豪8チームを含めた24チームが参戦。中学生ストライカーが巧みな足技やチームプレーでピッチ上を躍動した。 同大会は、日ごろ対戦することがない県外チームとのゲームを通じ、技術向上につなげることなどを目的に開催。初日は8ブロックに分かれた3チームによるリーグ戦、2日目は順位決定トーネメント戦で争われる。 ピッチ上では、ボールをコントロールしながらも激しく体を衝突させるなど大人顔負けのプレーが展開され、チームメートや保護者から大きな歓声があがっていた。