2010年8月24日(火)付

新聞づくり楽しさ学ぶ 高瀬中2年が職場体験
池田町の高瀬中学校2年生90人は23、24の両日、職場体験学習を中信地区の事業所で行っている。初日は、太田もえぎさんと小林萌奈さんが、大糸タイムス社を訪れ、新聞作りを通じて仕事の楽しさや苦労を学んだ。 2人は、記者に同行して池田町内の事業所をまわり、働く仲間たちを取材。会染林中の中原製菓で、学校給食に出されるパンの製造現場を見学し、食べなれた食品が作られる工程を聞き取っていた。体験農場「あぶらや」では、ハーブの香りと熱気が充満するハウス内で、生徒たちが額に汗を浮かべながら、ラベンダーを定植する姿を写真におさめた。ファインダーをのぞきながら被写体に近づいたり、しゃがんだりし、自身で構図やアングルを工夫しながら撮影していた。

夏の湖面力強く 木崎湖でカヌー大会
 第11回木崎湖カップカヌー大会(大町市教育委員会主催)が22日、同市木崎湖のB&G海洋センター周辺で行われた。市内の小学生から50代まで約20人が参加し、日差しが照り返す夏真っ盛りの湖面に力強くこぎ出していった。 種目はタイムレースと、自身の申告タイムにいかに迫れるかを競う2種目。小学生5・6年男子100b、39歳以下男子200b、40歳以上男子200b、55歳以上シニアの4部で争われた。 参加者たちは、スタミナを考えながらオールを動かし、ゴールに向けカヌーを走らせた。
トレーニング成果競う 黒沢高原マラソン大会 白馬高スキー部
 白馬村の白馬高校スキー部は21日、恒例の「黒沢高原マラソン大会」を開いた。同部が真夏のトレーニングの一環として同部保護者会の主催で実施している、アルペン・クロス競技合同の伝統行事。同校生徒との交流で、スキー部への理解を深めてもらおうと、白馬・小谷の中学生にも参加を呼びかけて、地域一丸となった大会を行っている。 ことしは同校スキー部員をはじめ、白馬・小谷中学校のスキー部員、同校OBの大学生など、約100人が参加。アルペンやクロスなど競技のクラスや年齢別にコースを設定し、大町市の青木湖・中綱湖を経由する35`から10`のコースを走り、日ごろのトレーニングの成果を競い合った。 生徒らは午前6時半にいっせいに白馬高をスタート。朝のさわやかな時間から始めたにもかかわらず、時間が経過するごとに気温がぐんぐん上昇し、猛暑という、マラソンには最も厳しい条件となったが、生徒たちは懸命に力走した。
幽玄の古典芸能堪能 第20回目 信州安曇野薪能
 第20回信州安曇野薪能(同実行委員会主催)が21日夜、安曇野市明科龍門渕公園の野外特設舞台で開かれた。節目の公演に、「能にして、能にあらず」と称されるほど古い様式の能楽「翁」を上演。市民ら約1000人が来場し、日本の古典芸能を堪能した。 薪能は、主に夏場の夜間に行われるもの。かがり火に照らされながら人間国宝の野村萬や片山幽雪らが見事な舞を披露した。 会場にさわやかな安曇野の夜風が吹き渡るなか、能楽「養老」や狂言「樋の酒」などが上演され、来場者を魅了した。 安曇野薪能は、明科出身の能楽師、故・青木祥二郎が、地域に恩返しがしたいと始まり今回で20回目を迎えた。安曇野の夏の風物詩として定着している。
サクソフォンの夕べ 地元女声コーラスも出演 白馬村
 白馬村の聖白馬教会で21日、神奈川県を中心に音楽活動を行っているサクソフォン奏者、丸山胤幸さんによるコンサート「クラシカルサキソフォーンの夕べ・白馬10周年記念演奏会」が開かれた。丸山さんと妻で声楽家の丸山智也子さんが、次世代の音楽家を養成するため、毎年夏に白馬で行っている音楽合宿の一環。10年目の節目を迎えたことしは、特別企画として地元の女声コーラスグループ「こーろこーろ」が数年ぶりに出演。一流奏者と地域が心を一つにした音楽を創造し、聴衆の感動を呼んだ。 コンサートには丸山さん夫妻をはじめ、2人の指導を受けた中学生から社会人30人余が出演し、クラシックの名曲やポピュラー曲などをおりまぜてサクソフォンの独奏や多重奏、歌劇「蝶々夫人」を披露。完成度の高い演奏や歌で聴衆を魅了した。
県優勝2年ぶり全国 松川響岳太鼓子ども会
松川村の信濃国松川響岳太鼓(茅野英太郎会長)子ども会は22日、諏訪市で開いた第13回「日本太鼓ジュニアコンクール」長野県大会で、優勝を果たした。中学1年生から高校2年生まで男女9人が出場し、2年ぶり7回目となる全国大会への切符を手にした。県大会では、県内各地から11チームが出場し、課題曲「鼓魂」と自由曲の2曲を、持ち時間5分以内で演奏した。構えや姿勢、技術だけでなく、表情や礼儀なども採点し、各チームが得点を競った。子ども会はことし、全国優勝を目標に掲げ、会員21人の中から出場者を選抜。茅野会長作曲の「迅雷の響き」を携え、大会に臨んだ。鉢巻きを結んだ真剣な顔で大会に挑み、力強い演奏を披露。終了後も審査員を見据え、練習の成果をアピールした。これまで全国で、優勝と準優勝、3位入賞が各1回、特別賞3回を獲得している実力派。イベントや公演など幅広いステージで活躍している豊富な経験を、いかんなく発揮した。
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