2010年8月26日(木)付


緑の公園お散歩会 松川村ノルウオーク
 松川村体育協会と村公民館は24日、ノルディックウオーキングによる「夏のお散歩会」を、国営アルプスあづみの公園大町・松川地区で初めて開いた。体への負担が少ないという有酸素運動を、村内外から参加した14人が深緑の自然の中で楽しんだ。参加者はストックで地面を突きながら、園内のチップロードやゆるやかな傾斜が続く約4`を歩いた。コナラやアカマツなどが並ぶ木陰の中を進み、なかには終了後に「まだ歩きたい」と、園内に残る人もいた。同協会などは週1回のウオーキング教室を開催中。住民の健康づくりや国営公園の利用促進などを図ろうと、「散歩会」を企画した。
着地型観光パンフ製作 協力の松大生取材旅行 北ア広域
 北アルプス広域連合は本年度、管内5市町村を網羅した着地型観光パンフレットを製作している。協力する松本大学総合経営学部観光ホスピタリティ学科の学生3人は25、26の両日、取材旅行に臨んだ。若い学生ならではの旅行者の視点から、5市町村をめぐる1泊2日のモデルコースを紹介するページを作る。パンフレットは、広域連合が県の地域発元気づくり支援金の補助を受けて行う「北アルプスの里!地域活性化推進事業」の一環で製作。B5判24nの冊子を3万部つくり、大北近隣のJRの駅や道の駅、観光案内所などに置く。県内の観光雑誌のとじ込みとしても約7万部を配布する。これまでに無かった広域を網羅した着地型パンフレットを製作することで、信州デスティネーションキャンペーンなどで地域を訪れた観光客に楽しみ方を提供するねらい。
庁舎入り口を修繕 スロープ新設バリアフリー
 白馬村は来月、経年劣化が進む庁舎入り口付近の修繕工事に着手する。スロープや視覚障害者誘導ブロックの新設などバリアフリー化を図る。10月末の完成を予定している。 修繕に着手する部分は、タイルが敷き詰められた庁舎入り口までのアプローチと呼ばれる約200平方b。車の乗り入れなどによりタイルのヒビやはがれなどが目立つ状況にあった。庁舎が完成した昭和54年以来初めての修繕工事となる。 タイルは降雨時などに滑るという住民からの指摘もあったことから、ブロックを敷き詰めるインターロッキングを施す。庁舎正面の階段からは、滑り止め加工を施したコンクリート舗装による約10bのスロープがのびる計画となっている。
荒廃ワサビ田復活 おたり山菜の会「特産に」
 水のきれいな小谷村の自然を生かして、昔ながらのワサビ田を復活させようとこのほど、小谷村と「おたり山菜の会」(中村勲会長)の会員が、北小谷の沢入地区でワサビ栽培に取り組み始めている。長く荒廃していたワサビ田を整備し、会員は「新たな特産につながれば」と期待をかける。 同村は昔から、北アルプスの雪どけ水が清らかなゆう水となって、豊富にわき出る名水の地として知られ、村の各所ではゆう水を利用して、古くからワサビ栽培を行っていた。涼しい山間地で山の養分を存分に含んで育ったワサビは上質なものが収穫され、毎年安曇野市などから業者が買い付けに来るほど盛んだったというが、時代の流れとともに安い外国産に押され、しだいに衰退していったという。 近年、食の安全意識の高まりから国産品が見直されたことを背景に、里山で育てる山菜作りに取り組むおたり山菜の会が、ワサビ栽培に着目。ワサビ加工業者と契約を交わし、本年度から本格的に産地化をめざす。
お年寄り宅電気を点検 大北電栄会が常盤でボラ
 大北地域の電気工事店でつくる、県電気工事業組合・県電気工事協力会松本支部大北地区の「大北電栄会」(平林一富会長、20社)は25日、大町市常盤地区内で独居老人宅の無料電気配線診断を実施した。8月の電気工事安全月間に合わせ、ボランティアで家庭の電気配線の安全を確認した。同会と中部電力大町サービスステーションの社員合わせて6人が参加し、地区内の6軒の家庭を回り、各家庭の引き込みや屋内配線の診断、配電盤の検査やブレーカーの有無など安全を確認し、その場でできる簡単な補修などを行った。
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8月の一覧
園児が魚つかみ体験 親しむふれあいデー 東電高瀬川
 大町市平の東京電力高瀬川総合制御所(荒木宏則所長)は魚の放流やつかみ捕りを通して自然とふれあう「水と魚に親しむふれあいデー」を25日、鹿島川で開いた。来年統合が決まっている市内もみのき保育園(中村祐子園長)とこぶし保育園(中村慶子園長)の年長園児21人が参加し、水や魚に親しみながら自然を満喫した。園児たちは、荒木所長の話を聞いたあと、北安中部漁協(猿田勝文組合長)が用意した約400匹のニジマスを川に放流。200bほど下流で水着に着がえて魚つかみに挑んだ。園児たちは「もう少しでとれそうだったのに」などと苦戦しながら魚影を追いかけていた。