2010年8月29日(日)付


アジアフバザー盛況 白樺祭一般公開きょうまで 大町北高
 大町市の大町北高校の文化祭「白樺祭」は28日、一般公開が始まった。29日まで、ステージやクラス発表など多彩な催しで盛り上がり、地域住民の来場を呼びかけている。第61回を迎える今回は「輝人愛楽(きどあいらく)」をテーマに開催。統合が迫り残りの開催回数がわずかになる中でいつまでも愛される学校を願って、生徒や来場者みんなが楽しめる文化祭を目指している。26年目を迎える伝統のアジア・アフリカ難民支援活動では、「みんなとの繋(つな)がり」をテーマにバザーを開いた。食器や衣料、ぬいぐるみなどが並び、初日から多くの地域住民が訪れて両手に抱えるように買い上げていった。売り上げは、地域住民から提供された支援物資の輸送費に充てる。
池田町てるてる坊主童謡まつり
 童謡「てるてる坊主」の作詞者で池田町出身の浅原六朗にちなんだ、第29回てるてる坊主童謡まつりが28日、同町創造館で開かれた。町内の保育園児、小学生ら8組約60人が童謡や唱歌を清らかな歌声で披露した。子どもたちは各グループで衣装をそろえるなど工夫して登場。「アルプス一万尺」や「Tomorrow」などの曲を可愛らしい歌声で響かせていた。アトラクションでは、松本市のオカリナ演奏グループ「土笛の会」が「ふるさと」や「おぼろ月夜」など昔ながらの童謡を演奏し盛り上げた。童謡まつりは同町図書館に隣接する浅原六朗文学記念館(てるてる坊主の館)の開館を記念して毎年開催。これまで町公民館で開いていたが、ことしはクラフトパークで開催中のてるてる坊主アート展とあわせて盛り上げようと隣接する会場で開かれた。
環境美化活動と魚つかみ松川で
 松川村青少年育成村民会議(会長・平林明人村長)と村子ども育成連絡協議会(山下幸雄会長)、松川小学校PTA(高山重典会長)は28日、同村西原の乳川にごり橋周辺で環境美化活動と魚つかみを体験した。村内から参加した小学生や親子約250人が河川周辺のごみ拾いで環境の大切さを学ぶとともに、魚つかみを通じて日ごろ口にする食材に感謝した。同イベントは、子どもたちに環境や生活の基本である「食」、「命」について学び、感謝する気持ちを養ってもらおうと毎年開かれている。子どもたちが自分たちで清掃した川にイワナやニジマス約700匹が放流され、我先にと追いかけ捕獲する姿が見られた。素早く泳ぐ魚を追いかけ、普段じっくりと観察することのない魚の生態や体のつくりも観察していた。
雪中甘藍の苗定植 小谷冬の特産 収穫は12月
 小谷村の各所で同村特産の越冬キャベツ「雪中甘藍(せっちゅうかんらん)」の苗の定植作業が始まり、栽培農家が厳しい残暑の中で作業に汗を流している。 収穫期を真冬に合わせて雪の下で育て、雪から掘り出して収穫される野菜。雪の中は零度前後に保たれてうまみが増すといわれ、豪雪地小谷村の冬の特産品として数年前から各所で栽培されるようになった。JA店舗や道の駅に出荷されるほか、地元の小学校や保育園の給食食材としても需要が増え、生産農家にとっては中山間地域における冬場の重要な収入源の一つとなっている。
「おいしいもの」求め 第2回軽トラ・荷ぐるま市
おおまち再生支援まちづくりの会(事務局=大町商工会議所内)は28日、同商工会議所の駐車場で「第2回信濃おおまち軽トラ・荷ぐるま市」を開催した。市内、県内から軽トラックや移動販売者で集まる「おいしいもの」を求め、親子連れなど多くの買い物客が来場した。 出店者が乗りつけた軽トラックの荷台、軽ワゴン車の荷室などで、新鮮な農作物や作りたての食品などを販売する。つくる人と食べる人、使う人が交流を深め、中心市街地のにぎわいを作り出すことを目指し、7月から毎月1回、最終土曜日に開催している。
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8月の一覧
遊戯で長寿祝う 大町市平地区の敬老会
 大町市の平地区敬老会は28日、平公民館で開いた。昭和11年以前に生まれた地区内の74歳以上の対象者785人のうち135人が参加し、子どもたちの遊戯や歌謡ショーのアトラクションを楽しみながら長寿を祝った。 開会式では、りんどう保育園の年長園児4人が、来場者最年長の玉井マツさんと宮野寛さんの2人に花束を渡し、「おめでとうございます。まだまだ長生きしてください」と言葉を送った。りんどう幼稚園児の鼓笛隊演奏や、こぶし保育園児、しらかばしらかば保育園児の遊戯などが披露された。お年寄りたちは地域で元気に過ごす、ひ孫らの世代の子どもたちの姿をほほえましく見守った。アトラクションでは、演歌歌手の彩紀桜さんの歌謡ショーが行われた。のど自慢では、敬老者5人が自慢ののどを披露した。