2010年8月31日(火)付
猛暑で着色進まず サンつがる目ぞろえ会 JA大北 わせ種リンゴ「サンつがる」の出荷時期を前に、目ぞろえ会が30日、JA大北りんご選果場で開かれた。大北管内のリンゴ農家約30人が出席し、ことしの生育状況、市場状況などからリンゴの適期収穫を確認した。ことしは猛暑が続いたため、熟度が高くても着色が進まない実が多く、玉の大きさは例年より一回り小さめだという。着色度、熟度、糖度の等級設定を着色度のみ下げ、「熟度」を優先して収穫することとした。同日から集荷作業も始まり、9月17日まで同品種の出荷作業が行われる見通し。同選果場職員から現在の市場状況をふまえて、他県・地域の出荷時期よりも早い出荷が必要とされることが説明された。職員は「着色が少なくても熟度はのっている。ある程度の色が出たら出荷をしてほしい」と短期集中収穫を呼びかけた。 |
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笑いテーマ認知症学ぶ 池田町公民館で講演会 9月2日に 池田町と安曇総合病院認知症疾患医療センターは9月2日、認知症を考える講演会を、町公民館で開く。住民のよりよい老後や介護の負担軽減につなげようと、「笑い」をテーマに、クラウン(道化師)として国内外の病院でパフォーマンスを行う、大棟耕介氏を講師に招く。大棟氏は、NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会理事長を務め、約40人のクラウン集団「プレジャーB」のリーダー。日本を中心に世界の病院をまわり、「ホスピタル・クラウン」の活動を広めている。講演会は、住民に認知症への理解を深めてもらおうと、平成2年から毎年開催している。 |
自己ベストめざし 幅広い世代参加陸上選手権 白馬村 白馬村体育協会は28日、白馬中学校グラウンドで「第31回白馬村陸上選手権大会」を開いた。 隣村の小谷からも参加があり、小学生から一般まで幅広い世代が、過去最多という約140人のエントリーで、トラック種目とフィールド種目で自己ベストめざして健闘した。 開会式では林あすかさん・篠崎絢女さんが力強い選手宣誓を行い、競技がスタートした。 雪国でウインタースポーツが盛んな同村では、スキーのみならず、陸上競技部門でも次世代を担う子どもたちに夢と希望を持てるような土壌をつくっていこうと、関係者や愛好者の熱意で低年齢層の陸上人口の拡大に取り組んでいる。近年では白馬中陸上部などジュニア選手らが、全国クラスの大会に出場するなど、活躍がめざましい。ことしは同中の内川佳祐さんが全日本中学生陸上大会において、ハードル・走り幅跳びで県新記録・自己新記録を樹立して準優勝に輝いた。大会では内川さんの活躍をたたえ、報告会が行われた。大きな目標と刺激になったようすで、後輩らがあとに続けとばかりに真剣に競技に取り組んでいた。 |
入賞者を表彰 てるてる坊主アート展 池田町 池田町の第4回「てるてる坊主アート展」応募作品の入賞者表彰式が29日、会場のクラフトパークで行われた。ことしは全国から芸術、一般、ファミリー、子どもの各部門にあわせて昨年より125点多い、600点の応募があった。応募のなかから大賞、優秀賞、佳作に輝いた受賞者が表彰を受けた。表彰式では、実行委員長の勝山隆之町長から一人ひとりに賞状と記念品が手渡された。 |
綱引きで協力体制 池田松川で防災訓練 9月1日の「防災の日」日を前に29日、松川村内一斉の防災訓練が行われた。東松川南区(草間正視区長)の防災会は松川中学校で開き、災害に備えて、初期消火訓練やけがの手当てなどの災害時の訓練をした。住民同士の親ぼくを深め、いざというときの協力体制をつくろうと、同区初となる「綱引きき」が行われた。訓練は午前8時半に国から警戒宣言が出され、避難勧告が出た想定で行われた。同地区では大人から子どもまで約200人の地区住民が一斉に松川中学校に避難。人員点呼やけがの有無確認を行い、全員の無事を確認したのち、村消防団第五分団から初期消火や土のう作りなど災害時に必要とされる技術を学んだ。区の東西に分かれて行われた綱引きは、チーム一丸となって力いっぱいに綱を引いていた。全員が協力することで、緊急時に最も必要となる隣近所の「きずな」を深めていた。 |
五穀豊穣と社会風刺 小谷村中土 大宮諏訪神社で奴唄奉納 小谷村中土の大宮諏訪神社の例大祭が29日、神社境内で開かれた。県の無形民俗文化財に指定されている伝統芸能の「狂(くるん)拍子」と、神様への五穀豊穣祈願と社会風刺が盛り込まれた「奴唄(やっこうた)」などが奉納され、珍しい祭りを見ようと多くの人々でにぎわった。 奴唄はことしの猛暑、春に行われた村議選、民主党が大敗した参議院選の結果をふまえ、国民あっての政策を願う思いを歌に込めた。2番では「人材と観光資源を発掘し、特色生かした村おこし、少子・高齢・高規格、課題山積村政の舵(かじ)取り託した新村議、活躍願う奴共」と歌い、今後の村行政へ期待していた。 |