2010年9月1日(水)付
夢あきらめないで 元五輪選手小林さん講演 仁中PTA 大町市の仁科台中学校(諏訪順一校長)と同校PTA(藤巻秀卓会長)は30日、PTA講演会を同校体育館で開いた。安曇野市在住で元アトランタ五輪MTB(マウンテンバイク)選手の小林可奈子さんが、「夢のかなえ方」を演題に講演した。導入は実技を指導し、家庭用の自転車にも通じる「こつ」を指導。ターンや段差を越える際に車輪から体重を抜く「抜重」や、ブレーキをかけるときに前に乗らず体重を後ろにかけるなど、安全な乗り方を指導した。小林さんが指導するクラブで活動する中学生の例を紹介。心の傷からか学校にもあまり行かず、感情を出せなくなってしまっていた彼が、自分で望んで大会に出場して、経験ある他の選手に食らいついてゴールした経験から、成長していった例を話し、自分の力を出し切ることで得るものの大きさを伝えた。 |
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季節の恵みに舌鼓 小谷父ちゃん料理教室 小谷村社会福祉協議会は30日、同村福祉センターせせらぎで「父ちゃんの料理教室」を開いた。テーマは「採れた野菜でささっと作る夏の元気料理」。村内の60歳以上の男性10人余が畑で丹精込めて育て、収穫した夏をアイデア料理に変身させ、季節の恵みに舌鼓を打った。 メニューは「ナスのチーズ丼」「旬の野菜サラダ」「ゴーヤチャンプルー」「夕顔の刺し身」など。父ちゃんたちは、自宅で野菜料理といえば素材を生かした昔ながらのシンプルな料理法が多いという。ナスとチーズという意外な組み合わせや、日ごろ漬物で味わう夏野菜をサラダにするなど、斬新なアイデアに驚きながら調理に取り組んだ。 |
高瀬中生が町内取材 文化祭で「地域課題」披露 高瀬中学校1年1組の生徒28人は、町の観光や農業など産業を取材し、自分たちが住む地域の課題や魅力を調べている。10月1、2日の文化祭「高瀬祭」で調査結果を、全校生徒や来場した保護者、一般住民に披露する。 同クラスでは、総合的な学習の一環で、生徒たちに町を知ってもらい、よりよい地域を考えるきっかけにしようと、授業を実施。子どもたちが1学期から、町ハーブセンターやJA大北会染支所などで調査を続け、自ら課題を探ってきた。町観光協会では30日、訪れた生徒11人が職員に、町のシンボル「てるてる坊主」や、同センターに関して調査。「当初は4番まで歌詞があった」など、住民に親しまれる童謡てるてる坊主の裏側や、民間の指定管理となった同センターの運営などについて、学んでいた。 |
全国での健闘誓う 壮年ソフト 信州ブルースターズ 大町市を本拠地として活動する壮年ソフトボールチーム「信州ブルースターズ」が全日本壮年ソフトボール大会に出場を決め30日、牛越徹市長に出場報告をした。同チームは2007年に結成。大町市を中心に松川村、白馬村の選手が毎週約3時間の練習を重ねている。5月に同市で行われた県大会で、結成以来初優勝を決めて全国大会出場となった。初戦は鹿児島県の加世田クラブと対戦する。監督の小林鉄朗さん、コーチの島田剛志さん、主将の柏原靖さん、事務局の小林定寿さんら大町市在住の選手が牛越市長のもとを訪れ、全国大会出場を報告。普段の練習風景や全国大会への意気込みを話した。選手らは「今回初めての全国大会。人は『経験』で強くなれる。楽しみながらも一勝はしてきたい。県代表として、機動力を生かしたプレーを発揮してきたい」と決意を述べた。 |
自然豊かな結婚£案 白馬アルプスウエディング 白馬村のホテルや教会でつくる「白馬アルプス・ウエディング・アソシエーション」(HAWA)は29日、挙式のできる村内施設や挙式風景を見学できる「白馬キューピットフェスティバル」を開いた。同村のウエディングスタッフが一堂に集まり、「ロケーションフォトツアー」や「森のテラスファッションショー」など、アイデアあふれる企画で、自然豊かな白馬での挙式の魅力を提案した。 白馬東急ホテルを主会場に、ガーデンウエディングと村内10か所のウエディング施設を回るバスツアーなどを実施。各会場でドレス無料試着・写真撮影・相談会などが行われ、多数のカップルが白馬での挙式にイメージをふくらませた。 |
和気あいあい 競い交流 大町市常盤地区で運動会 大町市常盤公民館は29日、第45回常盤地区運動会を大町南小学校グラウンドで開いた。参加者や応援する家族など約800人が訪れ、分館ごとの対抗で和気あいあいと競い合い、スポーツや運動を通して地域の団結と交流を深めた。同大会は老若男女が競技を通じて触れ合い、心をひとつにしようと半世紀近くにわたって続いている。障害物競走や玉入れ、保育園児の遊戯やさまざまな世代がバトンをつなぐリレー「人生航路」など、20の種目が行われた。松林マラソンは、学校の周囲を囲む松林の中を走る一周約1`のコースを2周する同地区独特の競技。観客席のすぐ裏を走る選手に、大きな声援が送られていた。綱引きでは常盤地区を東西に分けた混成チームで競い、双方譲らぬ接戦を繰り広げた。 |