2010年9月3日(金)付
新聞製作を体験 一中生大糸タイムスで 大町市の大町第一中学校2学年生徒124人が2、3日の両日、市内などの約60企業で職場体験をしている。大糸タイムス社には鈴木仰さんと高橋楢之介さんが体験に訪れた。取材から原稿作成、印刷までの新聞ができる工程を学んだ。2日は、鈴木さんと高橋さんが記者として大町山岳博物館(宮野典夫館長)で働く友人を取材。企画展の準備を手伝ったり、付属園の動物へ与えるエサを準備している友人に仕事の面白さや大変な点などを質問した。2人は好奇心旺盛に取材にあたり、質問内容も徐々に上達して周囲の様子もとらえながら的確な取材ができるようになっていった。 |
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笑顔満開長寿祝う 白馬村で敬老会 敬老の日を前にした2日、白馬村の「第22回敬老会」が同村役場多目的ホールで開かれた。村内在住の75歳以上のお年寄り約220人が招かれ、村内愛好家の踊りや同村のNPO法人・地域健康づくり支援研究所「健学塾」の歌披露、歌謡ショーなどのアトラクションで村を挙げてお年寄りの長寿を祝った。 同村の65歳以上の高齢化率は、県の4月1日現在の調べで23・3lで74市町村のうち下から4番目と比較的低く、元気なお年寄りが多いという。式典で太田紘煕村長は「今日の白馬村があるのも、戦中・戦後の動乱の中ご苦労いただき、地域の発展に尽くされた皆さんのおかげ。その時代を乗り越えた知識と経験を村の知恵袋として今後もさまざまな立場で支援・協力をお願いしたい。村としても生まれ育った家や地域で元気に日々豊かに暮らせるよう、高齢者福祉の推進に力を入れていきたい。皆さま方の今後のさらなる健康とご長寿を心より祈ります」とあいさつした。 |
中学生狂言に触れる 文化庁の巡回公演事業 文化庁の子どものための優れた舞台芸術体験事業で、狂言の巡回公演事業が1日、大町市の大町第一中学校(五十川崇校長)で行われた。生徒たちが舞台に出演して体験し、日本の芸能の中でも長い歴史を持つ狂言に触れた。和泉流狂言・三宅狂言会の狂言師らが訪れ、狂言の公演や2回のワークショップで生徒たちに狂言の魅力を伝えた。「茸(くさびら)」は、家の庭に生えた化け物キノコを退治しようと、山伏が祈れば祈るほどキノコが増えていくおかしなさまを描いた演目。各クラスから代表して参加した生徒14人と教師が「茸」役で出演。事前に制作した手作りの面を身につけ、三間四方の本物の能舞台を再現したステージで熱演した。 |
住民と憩いの場創出 DC控え白馬駅で公園整備 白馬村のJR大糸線・白馬駅(赤羽裕文駅長)は、駅東側の所有地で公園整備を進めている。整備計画内には、白馬町活性化推進委員会建立の「木流かさ地蔵」もあることから、一体的整備を図ることで、住民とともに作り上げる憩いの空間づくりを目指している。公園整備は、10月から始まる、県と全国JRがタイアップした大型観光キャンペーン「信州デスティネーションキャンペーン(DC)」に向けた事業。先月下旬に着工し、今月末の完成を予定している。大出の吊(つ)り橋など東山一帯の観光地を結ぶ拠点として期待を込める。大糸線沿線でのJRによる公園整備は、白馬駅が唯一という。 |
猛暑でキノコ不作か 小谷の原木栽培出荷期 9月に入っても猛暑が続き、気象庁の長期予報では厳しい残暑が続く見通しという。キノコの出荷時期を迎えた小谷村では、原木栽培のマイタケなどの生育が例年よりかなり遅れを見せており、栽培農家は「ことしは不作の年かも」と異常高温による不作を懸念している。 栽培農家の一人、北雨中の農家・元村致文さん宅では、天然ものに勝るとも劣らない風味を持つマイタケの原木栽培を広く手がけている。裏庭の一角を利用して原木マイタケを土の中に埋没させ、昨年秋に採っておいた落ち葉をかけて寒冷紗(しゃ)で覆い、自然環境にきわめて近い状態で栽培管理を行っている。 ことしは店頭で見られるマイタケの前段階にあたる、子株の発芽もほとんど見られず「昨年の同時期にはすでに出荷していたのに」と不安を隠せない状況だ。 |
「夏休み」終え再開 6歳児運動遊び教室 大町市総合体育館の市内6歳児を対象に開いている「運動遊び教室」は31日、夏の暑さ対策と盆休みを考慮した「夏休み」を終え、およそ1か月半ぶりに教室を再開した。残暑が続く8月最終日、久しぶりの活動に張りきる子どもたちがそろった。アニメ「となりのトトロ」の曲に合わせた準備体操に元気よく取り組み、教室で友達になった他園の子どもや指導員との再会に笑顔を見せていた。 |