2010年9月9日(木)付


小中生犯罪抑止訴え 大町署でポスター審査会
 大北地区の小中学生から寄せられた犯罪抑止を訴える防犯ポスターの審査会が7日、大町署(翠川幸二署長)で行われた。ことしは管内の小中学校から昨年に比べ約30点多い255点の応募があった。色使いやインパクトなどを重視しながら、多くの人に犯罪防止を呼びかけるポスターが選ばれた。翠川署長や大町高校美術担当・川又啓一教諭、副所長、各課課長、大北防犯協会事務局が審査員となり優秀賞や入賞作品を選定。ことしは薬物乱用や万引の防止、戸締り確認を呼びかけるポスターが多く集まった。 各学年の優秀作品は大北管内の代表作品として県防犯協会連合会・県警主催のコンクールに出品される。署内審査の入選作品には賞状が贈られ、全国地域安全運動(10月11日から20日)期間中、同署ロビーに展示される。
初秋野外ステージ 松川夢ふぁーむTOYA
松川村西原の農園「夢ふぁーむTOYA」でこのほど、サマーライブが開かれた。家族連れなど、子どもからお年寄りまで多くの来場者が、初秋の安曇野に響く音楽のステージを楽しんだ。ブルーベリー農場に設けられた野外ステージでは、中信地区から集まった、実力派のアマチュアバンド11組が演奏。ロックやポップスなど多彩な音楽が披露され、ギターやドラムの音色に合わせ、来場者が手拍子や歓声を送っていた。ライブは、農場を運営する戸谷勝次さんと、知人の花岡実さんの2人が、好きな音楽を通じて地域のにぎわいにつなげようと企画。9年目を迎えたことし、節目を前にイベントを盛り上げようと、バンドが景品を提供した、抽選会を盛り込んだ。
ソーラー全国総合V 池工機械工学部班静岡で
 池田工業高校の機械工学部ソーラーカー班はこのほど、静岡県で開いた全国大会、「ソーラーバイクレース2010イン浜松」3輪部門に出場。3年生を中心に制作した車両、「EV−GTS」が2種目で1位に輝き、総合優勝を果たした。種目は、6時間の間に1周800〜1000bのコースで周回数を競う耐久レースと、5周を2回走った合計タイムを競うスプリントレース。運営側が提供するソーラーパネルでバッテリーを充電し、マシンを走らせる。全国の企業や学校、一般から7台が出場した。マシンは、3年生の班長・小林耀さんと猪又優さん、内田開さんの3人が、授業で学んだものづくりの技術を生かし、開発を先導した。フレームにアルミニウム、ボディーにプラスチック段ボールを使って軽量化を図り、耐久で168周を走破した。
道の駅利用を促進 美麻い〜とこよっとくれ
大町市美麻地区の美麻地域づくり会議(合津富吉会長)は5日、「美麻い〜とこよっとくれフェア」を、道の駅ぽかぽかランド「美遊」で開いた。6回目を迎えた美麻市(いち)に合わせ、初めての同時開催。ゲームなどを通じて会場を盛り上げ、道の駅の利用促進を図った。フェアでは、「市民(いちみん)カード」登録者を対象にした、無料のビンゴゲームやスイカたたき、かき氷の振る舞いなどを行った。地域の農産物や特産品などが並ぶ、美麻市の商品券などを景品に用意した。ことしで5年目を迎える。  家族連れの観光客や、市を訪れた地元住民らが、次々と「市民」に登録してゲームを楽しんでいた。地域づくり会議が特産品として開発を進めるはちみつも、景品として初めてお目見えし、当選者を喜ばせていた。
村長杯目指し熱戦 小谷女子バレーボール開幕
 小谷村の女子バレーボール連盟(横澤菊美会長)主催の「第13回小谷村長杯争奪女子バレーボール大会」が7日から開幕した。村内のママさんを中心とした女性4チームが参加。21日までの毎週火曜日の3日間、同村小谷中学校で熱戦を繰り広げる。 初回の7日は開会式が行われた。選手を代表し、ボンバーズチームの村山佑子さんが「けがのないように努め、正々堂々と戦います」と力強く選手宣誓。関係者が激励の言葉を送り、始球式で開幕を告げた。選手は初戦を勝利で決めて次週からの試合に弾みをつけようと、気合を入れて試合に臨んだ。 試合は総当たり戦で4チームが2試合ずつ対戦し、勝率と得失点差で優勝を競い合うルール。日ごろの練習の成果を発揮してはつらつとプレーし、女性パワーをさく裂させていた。
ナラ枯れ被害学ぶ 白馬高アルプスコース小谷で
 白馬村の白馬高校のコース制授業・アルプスコースで学ぶ3年生19人は7日、環境学習の一環で小谷村を訪れ、ナラ枯れ被害について野外観察学習を行った。小谷村農林課の職員からナラ枯れ被害に対し同村の対策や具体的な防除の方法について説明を受け、郷土の自然保護意識を高めた。 生徒は道の駅おたりの駐車場から確認できる、地蔵峠付近の山林のナラ枯れを見学した。村職員はナラ枯れ防除に効果的な方法として、健全木へ粘着剤等の塗布をして虫の侵入を防ぐ方法と、樹木を枯らすナラ菌や虫のえさとなる酵母菌を殺菌する効果のある殺菌剤の樹幹注入をあげた。いずれも1本につき数万円以上の費用がかかることに生徒は驚き、「費用をかけずに効率的に駆除するにはどうしたら良いか」「これ以上被害を拡大せずにナラを守るにはどうすればいいのか」などの質問が相次いでいた。 同校では今後、さらに観察の機会を設けるなどして、ナラ枯れについて生徒の目線で学習を深めていきたいとしている。
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