2010年9月15日(水)付


奏でる多彩な音色 交響楽団と山の音楽家 ウイング21
 白馬村のウイング21文化ホールで11日、「長野市交響楽団with吹奏楽団山の音楽家白馬村演奏会」が開かれた。地域の音楽文化の振興をねらいに開かれている「長野県民芸術祭・県民コンサート」の一環。両楽団員が奏でる多彩な音色が多数の聴衆を魅了した。 長野市交響楽団は、全国のオーケストラの客演指揮者として活躍中の藤本淳也さんの指揮でベートーベンの序曲「献堂式」作品124、チャイコフスキーの交響曲第6番ロ短調「悲愴」作品74などを演奏。演奏の合間には団員が、それぞれの曲について説明を行った。交響曲のメロディーに加え、曲にまつわる歴史的背景やエピソードなども聴衆の関心をひいたようすで、熱心に聞き入っていた。
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9月の一覧
県食材で地産地消 池工 住民講師にピザ作り
池田工業高校は13日、3年生の選択授業の一環で、地域住民から講師を招いた、料理実習を開いた。生徒8人が、県内産の小麦粉や野菜を使ったピザ作りを通して、地元食材の魅力や地産地消を学んだ。実習は生徒たちが、安曇野市三郷で「ちいさなパン教室くるみ工房」を主宰する、伊藤理恵子さんを講師に学んだ。伊藤さんは、強力粉の代わりに中力粉を使うことで、さっくりとした食感を実現し、生地作りの時間短縮も図れるという地粉の魅力を紹介。生徒たちは酵母などを混ぜた小麦粉をこね、発酵させて生地づくり。直径30aほどの円形に延ばした上に、タマネギやピーマン、チーズなどを思い思いに並べていった。なかには円形に広がらず、四角くなる生地に苦心する生徒もいた。
全日本ジュニアバド出場 松川村の柴田さんと柏原さん
 松川村の高校2年生・柴田友紀さんと、1年生・柏原萌さんは18日から、愛知県大府市で開く第29回全日本ジュニアバドミントン選手権大会に、ダブルスで出場する。中学時代からコンビを組む、穂高商業高校バドミントン部の先輩後輩が、初の個人戦で全国に挑む。2人は小学校低学年から競技を始め、大北地域の強豪選手が集う、NABA(池田町:ノースアルプス・バドミントン・アカデミー)でも練習。8月16、17日に上田市で開いた同大会県予選で、県内32チームによるトーナメント戦を、ストレートで勝ち上がり優勝した。好成績が評価されて県選手団の代表選手にも選ばれ、10月に仙台市で開く第9回日本バドミントングランプリに団体で出場する。中学2、3年時に続き2度目となる。
白寿・喜寿迎え乾杯 鹿島荘敬老会で長寿祝う
 「敬老の日」を前に、大町市大新田町の北アルプス広域連合養護老人ホーム鹿島荘(平林圭司所長、定員50人)は14日、敬老会を開いた。米寿や白寿を迎えた利用者と、全員の長寿を祝った。白寿を迎える藤原都さん(98)と米寿を迎える村田美代さん(88)には、市から贈られた祝い金が手渡された。藤原さんは「お祝いしていただきありがとうございます。みなさんもお体に気をつけて、私のようにお祝いしていただきましょう」と呼びかけた。昼食は特別に、赤飯やアユの塩焼きが用意され、ビールやジュースで乾杯。利用者同士がカラオケで交流した。
市民団体の活動紹介 大町市役所ロビーで展示
 大町市市民活動サポートセンターは30日まで、市内で活動する市民団体の取り組みを紹介するロビー展を市役所市民ホールで開いている。市民が自分たちでできることをしようとする協働の取り組みを広く市民に情報発信しようと開いた、初めての展示。 鷹狩山に展望公園をつくる会(野村透代表)、大町映像文化を残す会(鹿田敏彦代表)、大町神輿(みこし)愛好会「黒部睦」(西澤郁夫代表)の3団体。いずれも市の「きらり輝く協働のまちづくり」事業の助成を受け、会の活動にはずみをつけた。
シニア交通安全理解 穂高自動車学校セミナー
 交通事故ゼロチャレンジ実行委員会(県、県警本部、交通安全関係団体など)は12日、はつらつシニア交通安全セミナーを安曇野市穂高の穂高自動車学校(山田裕信校長)で開いた。同市、池田町から約40人が参加。車の速度や停止までにかかる距離、夜間運転の危険性、AEDの使用法など交通安全の知識を深めた。
県内では近年、高齢者がかかわる事故が増加。高齢者に実践的に交通安全に対する認識を深めてもらおうと開かれた。同自動車学校では初めての試み。