2010年9月19日(日)付


雨上がり地域一体 白馬北・南小学校で運動会
 白馬村の白馬北小・南小学校で18日、校内運動会が開かれた。雨上がりの絶好の運動会日和に恵まれ、児童をはじめ保護者や地域住民が一体となって運動会を楽しんだ。 白馬北小学校では「全力だからできること」を運動会のスローガンにかかげ、全校児童が全力の頑張りで各競技に挑んだ。元気いっぱいの入場行進、紅白の気合の入った応援合戦を合図に競技がスタートした。 2学期に入り本格的に練習を開始した同校では、前半は残暑の厳しさ、後半は雨による悪天候で、例年に比べ練習が思うに任せない状況だったという。しかし当日は保護者や地域住民の声援に後押しされるように、徒競争での一人ひとりの児童の頑張り、団結力とコンビネーションが勝負を決する団体競技など、白熱の競技が繰り広げられ、児童のひたむきな姿に会場が沸いた。
エコキャップ100` パチンコ店が美麻小に
 大町市常盤のパチンコ店「おもしろ広場100万ドルおおまち店」は17日、ペットボトルのふたを集めワクチンに換える「エコキャップ運動」に取り組む同市内の美麻小学校児童会(田中理子児童会長)に、ペットボトルのキャップ約100`を寄贈した。同店は2年前からボランティア事業として、ペットボトルキャップ収集をしていたが、委託した業者が受け取らなくなったため、本年度の送り先を検討。近隣で収集に取り組んでいる学校を探し、同校に声をかけた。清掃スタッフや近隣の店からも集めた。 エコキャップ運動は、ペットボトル分別でふたを再資源化し、売却益をポリオなどのワクチンに換え発展途上国に送る、二酸化炭素の削減と途上国への協力を目指す取り組み。NPO法人のエコキャップ推進協会が呼びかけている。800個分のふたで1人分のポリオワクチンになる。
手を差し伸べる人に 大町高校で人権教育講演会
 大町市の大町高校(下坂一俊校長)は17日、人権教育講演会を同校で開いた。講師に大阪市西成区を拠点に活動する「ホームレス問題の授業づくり全国ネット」共同代表の生田武志さんを招き、路上で生活する人が多くいる現代社会について理解を深めた。毎年人権について学ぶ授業で、ことしは「貧困と野宿」をサブテーマに自分たちがホームレス問題にどうかかわっていくべきか考えた。
社の高山さん優勝 大糸杯マレット大会
 大糸タイムス友の会(坂中正男会長)主催の第10回マレットゴルフ大会が18日、大町市運動公園マレットゴルフ場で開かれた。会員や読者ら約40人が参加。初秋の風を感じながら、親ぼくを深め、快音を響かせた。節目となった今大会、大町市社の高山広子さんが優勝に輝いた。 坂中会長は開会式で「秋晴れのなか楽しみながら、今日一日を過ごしましょう」と一声をあげた。18ホール、パー72で争われた。競技開始の午前10時とともに各ホールからは快音が聞かれ、談笑しながらもナイスショットを連発し、心地よい汗を流していた。 今大会を制した高山さんと横川房男さんがホールインワンするなど盛り上がりを見せていた。 試合後はバーベキューによる昼食会が行われ、和やかな雰囲気で焼き肉に舌鼓を打った。
ミニSLで旅気分 白馬幼稚園が園外体験
 白馬村の白馬幼稚園は17日、園外活動の一環として、同村和田野のログコテージ・エポック敷地内の「白馬ミニトレインパーク」でミニSL乗車体験を行った。本物さながらのミニSLが林の中を軽快に走り抜け、子どもたちは汽車の旅気分を満喫した。 同施設は森林内の敷地に総延長1`の軌道を常設。信号や鉄橋などが完備された、本物そっくりの起伏のあるレール上を同施設が所有する「O・Sボールドウインモーガル」「デキ100」「ティッチ」など、かつて国内外で活躍した蒸気機関車や初期型電気機関車が走る。運転や乗車体験が楽しめ、県内外から幅広い世代の人気を集めている。園児の乗車体験は、同施設の太田真由己代表らスタッフが、地元の子どもたちにミニSLを楽しんでもらおうと、毎年この時期に園児を招待している。
秋晴れ運動会ピーク 北ア山ろくに元気な歓声
大北地域の小学校で18日、運動会がピークを迎えた。4市町村9校で、保護者や住民ら地域が見守るなか競技を行い、秋晴れの北アルプス山ろくに、子どもたちの元気な声が響いた。大町市の大町南小学校(北澤佳伸校長・児童412人)では、定番の綱引きやリレーのほか、御柱をイメージした組み体操など、ユニークな種目も取り入れた。来年度に入学を控えた園児44人が、5年生のもとへ向かってかけっこ。手をつなぎながら、少し緊張した面持ちで校庭を歩いた。
松川村の松川小学校(大久保俊介校長・616人)では、5、6年生による1対1の騎馬戦や、住民参加の大玉ころがしなど多彩な種目が行われた。地域の伝統文化を取り入れた、正調安曇節の全校ダンスは、児童を指導した保存会のメンバーや、住民を交えて実施。30年以上続く伝統行事に卒業生も多く参加し、700人以上が息の合った踊りを披露した。
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