2010年9月22日(水)付


人波作戦で呼びかけ 秋の交通安全運動始まる
 「秋の全国交通安全運動」が21日から全国一斉に始まった。大町署管内では初日の同日、旭町信号交差点で署員らが先頭を切って交通安全を呼びかける「人波作戦」を展開した。運動は30日まで行われ、高齢者の交通事故防止を中心に、夕暮れや夜間の歩行、自転車の交通事故防止などを呼びかける。期間中は各地で交通指導所の開設や街頭啓発などが行われる。署員約30人が朝の通勤ラッシュ時をねらい、交通安全を促す旗を持って同交差点周辺に立った。運転者のシートベルト着用や運転中の携帯電話使用禁止、わき見運転などに目を光らせながら、「スピード落とせ」「シートベルト全席着用」などの啓発旗で注意を呼びかけた。
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9月の一覧
伝統の舞台引き回し 八幡神社23日から例祭
 池田町の八幡神社で23、24の両日、秋の例大祭が行われる。伝統の舞台引き回しや船曳(ひ)き、奉納相撲などが行われ、町民の無病息災や五穀豊穣を願う。初日は午前11時から、8地区の住民がそれぞれの山車ととも町内を練り歩く、舞台引き回しが行われる。加藤清正や弁財天、大黒天などの人形を乗せた山車が、お囃子(はやし)の音色とともに神社を目指す。 中央通りが午後6時から、歩行者天国となり、舞台のちょうちんに火がともり幻想的な光景を描き出す。2日目は午前7時半から、高さ3bを超える2艘(そう)の「お舟」が、神社を発着点に、町内をめぐる。午後2時から境内で、奉納相撲が行われる。例大祭は例年、町内外から訪れた観光客や住民ら数千人でぎわい、池田の秋を彩る。
新築園舎に歓声 小谷保育園で運動会
 小谷村の小谷保育園(山田圭佐美園長、園児65人)で18日、運動会が開かれた。ことしは残暑厳しい天候を考慮して、例年より2週間ほど遅らせて実施。すがすがしい秋晴れに恵まれ、新築の園舎に子どもたちのにぎやかな歓声があふれた。 子どもたちはパワー全開で日ごろの練習の成果を発揮。かけっこや体操、綱引きなど、さまざまなプログラムを展開した。園児にとって運動会は自分自身の力を出し切るとともに、友だちといっしょに協力して運動することの楽しさを知る機会。友だちの頑張りを認め、応援し励まし合う姿には、大きな成長が感じられた。当日は園児たちの晴れ舞台を見ようと、保護者や地域住民が多数訪れ、元気に走ったり踊ったりする子どもたちの姿に目を細めながらカメラやビデオで追っていた。
七道面行列を奉納 白馬岩岳の霧降宮例祭
 白馬村の各地区で20日、例祭が開かれ、神事や伝統芸能の奉納などが行われて、多数の氏子や観光客らでにぎわった。白馬村の諏訪三社の一つである岩岳地区の霧降宮(きりふりのみや)切久保諏訪神社では、社宝の七道の面をつけた氏子が祭り行列を先導してはらい清める神事「七道面行列」と伝統芸能「尾花踊り」の奉納が行われた。 同神社は江戸時代から伝わる社宝の一つ「七道の面」で知られている。面は猿田彦命、獅子子面、大獅子面などがあり、人の持つ7つの煩悩を表したものと言われている。神事は七つの神面をつけた七道と呼ばれる7人の氏子代表が、本殿から宮司一行を先導して観衆を薙鎌(なぎがま)でおはらいしながら参道を回り歩くもので、おはらいを受けると交通安全や悪霊から身を守るなどの御利益があるとされている。
囲碁村舞台に交流 京都城南支部招き対局
 大町市の日本棋院大町支部(日下久生支部長)は19日、京都府の京都城南支部との交流対局を、大町温泉郷の黒部観光ホテルで開いた。囲碁による町づくりを進める「アルプス囲碁村」を舞台に、愛好家たちが対局を通じて交流を深めた。両支部から子どもから高齢者まで、県代表経験者などを含めた約80人が参加。親善対局といえども真剣な表情で碁盤を挟み、快音を立てながら碁石を並べていった。
小学生に打ち方指導 須沼の例祭で 諏訪太鼓の柳澤さん
 大町市常盤須沼地区で19、20の両日、例祭が行われた。20日の区内練り歩きを前に同日、同地区の小学校高学年児童約20人が信濃之國壱之宮諏訪大社太々神楽神鼓流諏訪神太鼓の宗家柳澤忠範さんに正しい太鼓の打ち方を教わった=写真。昨年約30年ぶりに新調された同地区の子どもみこし2台には初めて和太鼓がつけられた。地区の子どもたちが正式な打ち方を覚えるため、みこしの太鼓を修理している柳澤さんから指導を受けた。子どもたちはたたく強弱や振る舞いなどを教わり、笛の音や「わっしょい」という掛け声にあわせてリズム良く太鼓を打ち鳴らしていた。