2010年10月3日(日)付


リゾート列車運行開始 市民総出もてなし歓迎
 JRと県がタイアップする大型観光キャンペーン・信州デスティネーションキャンペーン(DC)に合わせ、大糸線では2日から、新型リゾート列車「リゾートビューふるさと号」の運行が始まった。大糸線沿線の各市町村では、一番列車で訪れた観光客らをさまざまな催しで出迎えた。大町市のJR信濃大町駅では、地元のこどもたち約180人によるテープカットなど市民総出のもてなしで歓迎した=写真。
 信濃大町駅には午前11時47分、リゾート列車が到着。大きな拍手で観光客らを迎え入れた。リゾート列車前は、「リゾートアテンダント」や駅長との記念撮影を楽しむ姿などであふれていた。
町内駆け記録に挑戦 池田工が強歩大会
池田町の池田工業高校(春原武彦校長、生徒316人)は1日、強歩大会を開いた。43回目を迎える伝統ある行事で、生徒たちが豊かな自然と触れながら町内を駆け抜け、記録に挑戦した。
コースは農村広場グラウンドを出発、大峰高原で折り返し同校までを走る、起伏が激しい約21`。ことしは大北地域でクマの目撃情報が相次ぎ、各関門にすずを置き町の協力で爆竹を鳴らすなど、安全対策を徹底したという。
ゴールではトップ選手が約1時間半で完走。タイムを競う生徒たちが次々と到着し、後続に声援を送った。PTAがボランティアで、手づくりの豚汁を完走者に振る舞い、生徒は温かい料理をおいしそうにほおばっていた。
戦争の悲惨さ訴える 広島派遣の3年生4人 松葉祭
松川村の松川中学校(久保田之義校長)は1、2の両日、文化祭・第28回「松葉祭」を開いた。村から広島平和記念式典に派遣された3年生4人が、視察で学んだ戦争の悲惨さを発表し、全校に平和の大切さを訴えた。
視察は戦争体験者が少なくなるなか、後世に歴史を伝えるため、平成20年から実施されている。生徒たちは8月5、6の両日、原爆ドームや資料館を見学し、式典に出席。戦争の傷跡に直接ふれた。
発表では、原爆投下時に針が止まった時計や、焼け焦げた三輪車など、被爆者の遺品を紹介。吉森和音さんは「授業でも学んできたが、資料館に展示された被爆者の写真から、改めて悲惨さを感じた。戦争をなくすため、若い人たちにも平和について考えてほしい」と訴えた。
秋晴れ 快音親ぼく 大糸タイムス杯ゴルフ大会
 大糸タイムス、大糸タイムス友の会など主催する恒例の第36回大糸タイムス杯ゴルフ大会が2日、大町市日向山高原ゴルフコースで開かれた。大北地域の本紙愛読者ら80人が参加。秋晴れの下快音を響かせ、親ぼくを深めた。
 開会式で大会長の水久保節本紙社長と大糸タイムス友の会の坂中正男会長は「すばらしい景色のなか思い切り楽しんでもらいたい。プレーだけでなく交流の輪を深めて」とあいさつした。
 晴天に恵まれた絶好のゴルフ日和となり、コース周辺の木々が色付きをはじめたなか、参加者たちは秋の気配を楽しみつつ心地よい汗を流した。新ペリア方式を取り入れたストロークプレーによる18ホールで行われた。
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10月の一覧
学習成果最大限に 小谷中で総合発表会
 小谷村の小谷中学校(西網民雄校長、生徒76人)で1、2の両日、第32回総合発表会が開かれた。全校生徒の総合的な学習の時間での取り組みや、選択授業での成果を披露するステージ発表、生徒会企画の運動会、各教室での展示発表など、保護者や地域住民に半年間のさまざまな学習の成果を披露した。
 ことしのスローガンは「TIME IS NOW瞬間・今できることを最大限に」。クラスや係の一致団結のもと、最高の発表会のために準備を進めてきた。
秋の自然満喫強歩大会 大町高 クマ対策も万全
 大町市の大町高校(下坂一俊校長)は1日、強歩大会を開いた。強歩大会は昨年、台風の影響を受けて、距離を短くして開催したが、ことしは天候に恵まれ、全校生徒約400人が秋らしさを増した自然のなかを歩いた。
生徒たちは学校をスタートし、北方の平公民館などを通過、鹿島槍スキー場、温泉郷などを通る往復約30・6`で完歩を目指した。ことしは市内にクマ出没警戒警報が発令されたこともあり、コース沿いの雑木林などクマが出没しそうな場所を教諭らが巡回したり爆竹をならすなどクマ対策を万全にした。
生徒たちは、長距離のコースをうまくペース配分しながら走っていた。生徒同士で「お疲れ」「がんばれ」などと声を掛け合いながら、一歩一歩を着実な足取りでゴールを目指していた。